久しぶりの至福のオイルをパーネトスカーノで。
久しぶりに更新頻度高めです!できる時にサクサク投稿🙌
先日、イタリア時代からの友人にとってもテンションの上がる品物を届けてもらいました!
それはイタリアのオリーブオイルで、イタリアではワインと並んでオリーブオイルの新物は珍重されてる(と思う)のですが、私が働いていたレストランはオリーブオイルの農場も営んでおり、搾りたての新オイルが出来た時は、お店全体が新オイル祭りかのようなイベント感がありました。
といっても、搾りたてのほやほやは辛くて渋くてかなり鮮烈な(と言うか強烈な)味わいなので、ダイレクトに味わう食べ方は全くおすすめしませんが、目の覚めるような鮮やかな濃い緑色は宝石のような美しさがあります。
イタリア人のオーナーいわく、オイルは絞ってから20日ほど寝かせることで味のバランスが取れて美味しくなるそうで、確かに収穫が(だいたい10月半ばくらいから)始まってしばらくしたあたりから、年明けくらいまでのが一番鮮烈な味わいで、華やかな香りが際立っていたかなと思います。そこから徐々にマイルドになって行く印象です。
さてさて、そんな私の働いていたお店のオリーブオイル、今現在はどうかわかりませんが、私がいた当時は、イタリアのオリーブオイル番付で最高位の5goccia(5雫)を毎年獲得していたほどのオイルでして。
始めて食べた時はその青々しい華やかな香りとピリッとした辛み、うま味とコクに度肝を抜かれたもんです。
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ちょっと懐かしい思い出を掘り起こしてみました。
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こんな場所で、こんな木からこんな風にして収獲してます。
この後工場?に持って行って絞られたものをお店で使用していました。
搾りたては緑のインク溶いたの⁉︎ってくらい濃い真緑色をしています。(画像があるかと思ったら無かった)
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そんなこちらのオイル、日本にはおそらく業者からの輸入はされていませんが私の友達でここのオイルのファンの子が毎年個人輸入しているのです。
それで、新オイルの出る時期に一緒に購入するかよく声をかけてもらっていたのですが、これに慣れると本気で市販のオイルが食べられなくなるのがしんどいのでなんとなくここ数年自重しておりました。
でも、もうずーっとイタリアにも行けていないし、この2年ほどは色々控えていたわけだし、ちょっとくらいの贅沢良いかなって思って久しぶりに頼んでみました!
それがこちら~!!
そんなオイルを早速いただきます!
味は変わらずの美味しさでした!
これはトスカーナの山奥の町で作られたものなので、やっぱり海のものより肉や野菜と相性がいいと思います。
しかしですね、オリーブオイルの美味しさを存分に味わうにはこれがベストっていう個人的拘りの食べ方がありまして。
それは、オイルに塩を少し混ぜてパーネトスカーノに染みこませて食べるというもの。
昔は塩が貴重だったからとか、トスカーナ料理は塩気が強いから無塩のパンができたとか、真相はよくわかりませんが、ともかくオリーブオイルの味を見るにはこのパンが一番だと思ってます。
イタリアの食材の催事とかでよく味見にバケットを小さく切って置いてあったりしたけど、(今はそういう試食はまだ難しいかもだけど)あれはパンの塩気とこんがりした香りが先に出てしまって、オイル本来の味がわからなくなるので、味を吟味したいなら上記の方法でパーネトスカーノがベストです。
これだとまずパンにたっぷり染みたオイルの味と香りをダイレクトに感じ、その後塩が溶けて、パンと一緒に食べることで味が完成して、なんかもう至福の時が訪れます。
はい、そんなわけでスペシャルなオイルが来たんですもの、パーネトスカーノ仕込みますよ~!
私のはイタリアで教えてもらったのに自分の手持ちレシピを加えて、配合をちょっといじったり本式のとは違いますが、ご興味ある方はパーネトスカーノで検索するとレシピが出てくると思います。
*ざっくり工程*
前日に元生地となるマードレを仕込み、翌日それに粉と水を足して捏ねて発酵
→粉を振って2つに畳んで軽く抑える程度のガス抜き
→そのまま天板で発酵
→途中でスチームを入れられないので、先に表面に水を塗って好みで粉を軽く振り焼成。
出来上がりましたのがこちらになります。
因みにうちのパン食いボーイはこのパーネトスカーノもいける口だったようで、この食べ方でモリモリ召し上がっておられました。
オリーブオイル、ピリッと辛いのだけどこれは大丈夫なの?ねぇ?
そんなわけで、しばらく幸せなオリーブオイル生活が送れそうです。
もし皆様も良いオリーブオイルが手に入ったら、パーネトスカーノで食べるの、ぜひぜひおすすめです!(←需要の有無はわからない!!)
ではでは、謎のこだわり記事にお付き合い頂きありがとうございました〜!
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