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意外!?美容大国インドのおすすめコスメ・化粧品


リシケシの街に行って驚いたのが、インドギャルたちの美しさ。そしてインドマダムたちのつやつやな髪の毛。
あんなに紫外線が強く、(そして排ガスまみれで)水質がよくない国なのになぜ!?
理由は簡単。インドって実は美容大国なんです。
販売されている化粧品はすべて世界三大伝統医療のうちの1つ、「アーユルヴェーダ」の思想に基づいている製品ばかり。
今回はそんなインドの美容事情と、私が使用してよかったおすすめのインドコスメをご紹介します。

そもそもアーユルヴェーダって何!?


アーユルヴェーダの定義はサンスクリット語の"AYUS"(寿命・生気・生命)と"VEDA"(知識・真理・科学)が合わさった言葉です。
単なる医学ではなく生活の知恵、生命科学、人生哲学を含むホーリズムが特徴のインド伝統医学です。
日本ではリラクゼーションマッサージの印象が強いですが、インドでは違います。
アーユルヴェーダ病院も設立されており、アーユルヴェーダ医学大学を卒業し、試験に受からなければアーユルヴェーダドクターになれないのです。
と、ここまで話してもいまいちイメージが付きにくい方は日本でいう漢方や、鍼灸治療をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
(鍼灸師も国家資格)

3つの体質「トリ・ドーシャ」

アーユルヴェーダでは人体のタイプを3つにわけていて、それをトリ・ドーシャと呼んでいます。
単なる体質診断とは異なりサーンキャ哲学における世界の展開などと関係してくるのですが、その話になるとマニアックすぎるのでやめておきましょう。
その3つの体質が
・ワータ
・ピッタ
・カファ(カパ)
に分かれていて、各ドーシャに合ったライフスタイル・食事・浄化法・マントラ・パワーストーンなどがあります。
インドではアーユルヴェーダクリニックで脈診を含めたドーシャチェックをしてもらいますが、日本でも気軽にセルフチェックをすることができます。おすすめは2.3か所のサイトでやってみる方法です。
平均して自分がどんな体質なのかが診断できますよ。

アーユルヴェーダコスメとは


アーユルヴェーダの化粧品の原則は、自然派の原料、非動物実験、保存料不使用。さらには日本では配合されていないようなハーブやスパイスが主成分の化粧品が多いのがアーユルヴェーダコスメの特徴です。

無駄な添加物が配合されていないので肌に優しいだけでなく、自分のドーシャに合わせて化粧品を選ぶので、「化粧品側なくて肌荒れしちゃった」なんてことがないのです。(うらやましい!)

例えばバラの配合が多い化粧品。
バラの香りがなんとも癒されますが、ローズは陰性です。
なので体質がピッタが優勢の人ならいいけど、カファの人には冷やしすぎて効果が得にくいのです。
ではワータやカファの人はどんなものを選ぶかというと温める作用が強いごま油メインの化粧品。カルダモンが配合されているオイルなんかもおすすめです。
余談ですが、日本以外ではあまり保湿目的で化粧水使用しません。
ふき取り用のトナーが一般的。インドでも化粧水はほぼ売っていませんでした。

おすすめインドコスメたち

Himalaya Herbals


日中嘘みたいに肌が乾かない。450ルピーくらい

薬局やキオスクなどどこでも売っているのがHimalaya Herbals
石鹸、リップクリーム、サプリ、歯磨き、フットクリームなどなど商品展開が幅広いのが特徴的。
値段も非常に安価なので、お土産としても最適です!
ちなみに私が買ったこのブライトニングクリームはリコリス(カンゾウ)根エキスが使用されていて、抗酸化作用と抗炎症作用に優れています。また、女性ホルモンを整える作用もあるんだとか。
もっと買えばよかったと後悔中。日本だと2000円くらいします。高い・・・。

Organic HARVEST


珍しいSPF60。ブルーライトカット機能もうれしい

ヘアケア商品や、珍しく化粧水のパックなんかも売っているのがOrganic HARVEST。日本でほとんど紹介されていない(検索しても出てこない)のが不思議なくらい、リシケシの街ではたくさん売っていたブランドです。
ビタミンCやA、Eなど各ビタミンが豊富な食材やハーブを使った化粧品が多いのが特徴的。
私は乾燥肌なのでビタミンAの化粧水を使っていました。(パッケージにブロッコリーの写真が載っていて面白い)
でも一番のおすすめはこの日焼け止めクリームです。
とっても軽いテクスチャーで、SPFが60もあるなんて信じられないほど。
キシキシもベタベタもしないどころか、かなり潤います。日差しが強いインドだからこそ生まれたこの技術なのでしょうか。これだけ効果があってオーガニックなんてうれしくないですか!?
こちらもお土産におすすめです。

Patanjali


パタンジャリといえばバーバー・ラームデーヴ

化粧品だけでなくお香や目薬、食品などありとあらゆるものを取り扱っているのがパタンジャリです。空港でも買うことができますが、やはり町永で買うのがおすすめです。なんてったって、かなり安い!
このおじさんは誰かというと、インドのグルジで、このパタンジャリを運営(経営?)しているバーバー・ラームデーヴさんです。
アーユルヴェーダにかなり精通していらっしゃる方だそうです。(あまり詳しくなくてすみません)
TTCの同期がパタンジャリの目薬を愛用していましたが、成分が「蜂蜜・たまねぎ・ショウガ」と書いてあり、”え、生姜焼きですか?”と大盛り上がり。そして実際舐めたら、かなりおいしかったです。
肝心のさし心地はかなり強烈。でもそのあとの爽快感が癖になりますよ。


番外編.食材としても使えるオイル


バターとは違う、ギーオイル

インドの人たちはオイル使い名人。ドーシャで説明した通り、それぞれの体質に合ったオイルが存在します。
私の場合は
顔→ココナッツオイル
体→セサミオイル
髪→ヘンプオイル
でした!
こんな感じで食用でも、化粧品としても、どちらでも使えるオイルがとっても安く買うことができます。
「あれこれ選ぶのが面倒だな」という人にはどの体質にもよい、万能オイルがあります。
それがギーオイル。
日本でも健康や美容によいと話題になりましたよね。
ギーオイルとは、生乳からつくられた食塩不使用のバターをさらに煮詰めて、水分・タンパク質などを取り除いたもの。純度が高い、つまりほぼ脂肪のオイルのこと。
アーユルヴェーダでは奇跡のオイルといわれ、ギーで目を洗ったりする方法もあります。
ギーはどの体質にも合うので、全身ギーを塗っておけばとりあえずOK的な感じがあります。
インドではギーもそこらじゅうで売っているので便利ですよ。

まとめ

おすすめのインドコスメや、美容についてあれこれと綴りました。
私が買ってよかったものは
Himalaya Herbalsのブライトニングクリーム
Organic HARVESTの日焼け止め
・オーガニックココナッツオイル
でした!
今回は化粧品をピックアップしましたが、お肌は胃腸の鏡といわれるように、食事もとっても大切。
みんな体に合ったスパイスや調理法を心得ているからこそ、お肌つやつや髪うるうるなんでしょうね。
私たちもインド美人に近づきましょう!


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