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燦々と青
2024年6月7日 22:02
2023年 自選100首【お詫び】この人生は映画ではなくて、当人はやはり凡人でしたin the 銀河heaven泣かないでジョバンニ 君は悪くない きれいなものだけみたかったよねぼくだって死にたくなんかなかったと泣いてるカンパネルラの隣買ってきた仏花が枯れるまでそこで合掌なさい 隣家のザネリ牛乳を持ってジョバンニが駆けている。一方、そのころうすあかりの国「よだかさえ悪口言
2021年3月22日 15:17
高校生から去年までのもの。たまっていたのを見つけたのでここに供養します。夢をみた 湖畔に佇む人間を見つめて沈む魚のせぼね差し込んだ光の束で目を覚ます 世界は私のことを知らないあたたかな風が前髪を撫でてってとても惨めな私だけ春あの魚溺れて死んだよ かなしいね 人間も息が出来ないとしぬのよ喉元を熱いコーヒーが過ぎていく 熱を思い出せお前は無傷温めたカレーライスを頬張って転がって
2021年3月25日 00:24
前回の短歌を見つけた際に一緒に見つけたものです。18歳から19歳までのもの。供養したいので。ただうるさいだけのテレビをぼうっと眺める程度には不幸。丸い月がクジラの目玉みたいで、排気ガスで濁った夜空にぼかされた目の縁がこちらを睨んでるようで、私は縮こまってしまった。言い訳きついよ君チョークが音を立てて割れる音先生、私、変わっちゃったのかな鋭い犬歯が君の唇を傷つけぬよう優しく口付け
2023年9月9日 13:18
何年か前の笹井宏之賞に応募したものです。このまま眠らせておくのはあまりに私と歌が可哀想だったのでここに置かせてください。村すらも滅ぼせないのね魔王さま ふたりでしようよ世界征服人を殺すのはつらいね魔王さま ふたりでしようよ投身自殺あの花の名前を教えて魔王さま ふたりでいこうよ川の向こうへ傷ついてばかりだったね魔王さま きっと今度は大丈夫だよ足元でバタバタうるさい余所の子を蹴飛ば