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【ヒトコト読書】心理的安全性のつくりかた「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える/石井遼介

【ヒトコト読書】はワンフレーズだけでもアウトプットすることをテーマに色んな一冊を紹介する記事です。

↓今回はこちらの本を紹介します

※今回の書籍は内容も濃く、チームに心理的安全性をもたらすための具体的な手法が詳しく記載されています。あくまで私の個人的なアウトプットとして本記事を執筆しますので、正式な内容を把握したい方はぜひ本書をお読み下さい。


①この本を読んだ理由。

今後のキャリアを考える中で自分の興味を見直し、「働く人の心を支えたいかも…?」という一つの思いが出てきました。

最近は色々な場所で「心理的安全性」という言葉をよく見聞きするため、一体どんな内容なんだろうと気になり、今回この本を手に取りました。


②心理的安全性とは?

心理的安全性とは「チームや成果のために必要なことを発言したり、試したり、挑戦してみたりしても安全(罰を与えられない)」なこと。

チームとは互いにアイデアを生み出し、共に問題解決に取り組むもの。そうでない集団はチームではなく、ただのグループです。

心理的安全性があるかどうかの因子は大きく4つに分類でき、

①話しやすさ(意見を言っても大丈夫)
②助け合い(質問しても大丈夫)
③挑戦(失敗、間違いを認めても大丈夫)
④新奇歓迎(自分らしくいて大丈夫)

があるかどうかが大きなポイントです。頭文字を取ると「話助挑新」

ただの「ヌルい集団」とは全く違い、上記ポイントを押さえながらの「健全なコンフリクト」が業績UPに必要不可欠です。


③なぜ?どうして?は危険。

私達がこれまで生活してきた社会は「成功には理由を問わず」、「失敗に理由を問う」傾向があります。

幼い頃からそのような社会で育ってきた私達はは「なぜ?どうして?」と聞かれると萎縮してしまいがち。

なぜ?の代わりに「なに?」や「どこ?」を使うとコミュニケーションが上手くいくことが多い。

ex)
なぜそうしたのですか?→どこで何が起きたのか教えてください。

なぜこの優先順位なのですか?→何が大切だと感じたのか教えてください。

もちろんこれが全てではありませんが、言い方一つで心理的安全性を築いていくことが可能です。


④「確かにそうやな」行動を増やす。

自分自身や周りの人の「確かにそうやな行動」を増やすことが心理的安全性確保への道です。

確かにそうやな行動:行動に対する「本来のみかえり」を本人が感じていること。

例えば手洗いで例えた時に、「手を洗って清潔になった安心感」「汚れが取れた気持ちよさ」をみかえりとして感じていれば、その行動はあなたにとって「確かにそうやな行動」になっています。

「手洗いをしなければ家族に怒られるのでやる」など、その行動が本来のみかえりとは違う目的で行われている時、その行動は長続きしません。

チームの心理的安全性を高めたい時は、メンバーに行って欲しい行動に対し、メンバー自身が「正当なみかえり」を感じられるような仕組みを作ることでその行動が継続されます。


⑤個人的な感想。

私自身、企業に属して仕事をする中で「誰と働くか」「どのような環境で働くか」は本当に重要な要素だと感じています。

「このチームがもっとこんな風に変われたらな…」「いま発言したかったけどやめておこう…」そんな風に感じることも少なくありません。

上司→部下だけではなく、部下の立場から組織を変えていけるような手法もこの本には書かれています。「自分が率先して、チームの心理的安全性を高めていこう」と思える一冊です。

「心理的安全性」というワードに少しでも興味をお持ちの方にはぜひおすすめです。

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。

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