【本の処方箋-2】「自分を抱きしめよう」と思った時に開く本
「自分を抱きしめよう」と思った時に開く本ー
ー6ミニッツダイアリー 人生を変えるノート術
ドミニク・シュペンスト 三浦文代[訳]
本の後半に朝・夕の各3分(=計6分)書き込みをするフォーマットが5か月分用意されており、実際2021年8月~12月まで記載した、私の作品にもなっている本です。
様々な事があっても、
「自分は自分の味方でいよう」と常々思っています。
‘気落ちすることがあった時はセルフハグ’が、
私の回復法の1つでもあります。
「自分を抱きしめよう」と思い、
少し自分時間が持てる時は、
引き出しの奥からこの本を取り出します。
前半(112ページまで)は「6ミニッツダイアリー」の解説です。
このダイアリーが生まれた背景や、書き方が詳しく書かれており、
偉人達の言葉の数々も心にしみいります。
後半(315ページまで)は5か月間記載ができるようフォーマットが印刷されています。いつからでも始められます。
内容は以下のようになっています。
▪月間チェック表(→現在地の見える化)
▪習慣トラッカー(→月初めに決定し、毎日チェック)
▪今週の5つの質問
▪ダイアリー
・朝3分「私がいま感謝しているのは…」 「今日を素晴らしい1日にするために、何をする?」「肯定的なアファメーション」
・夜3分「今日は誰にどんな良いことをしてあげた?」「明日を良い日にするために何をする?」 「今日のうれしかった出来事とは…」
ページ下部には「今日の名言」が載っていて、後で読み返しても、読みごたえがあります。
私はこの本に直接書き込みをしました。
最初は質問の答えが思い浮かばないこともありましたが、
段々と短時間で具体的に記載できるようになりました。
アファメーションは迷ったら、
事前に用意していたいくつかのパターンから選ぶようにしていました。
他の項目も、重複はOKとしていました。
内向的な性質が強めの私には取り組みやすく、生活のリズムを整える上でも役立ちました。
私が記載をした2021年8月~12月は、
3年弱のジャカルタ駐在(夫の転勤に帯同)を終えて帰国し、
コロナ禍の日本での生活の立ち上げ、息子(当時3才)の園探し、私の仕事復帰(2021年12月より復帰)に向けて活動していた時期でもあります。
思い通りに行かないことも多く、
先の見えない不安を感じやすい時期でした。
そんな時期に、このダイアリーの存在は私にとって楽しみであり、支えとなっていたように思います。
また、この本に書き込みをし続けた5か月を通じて
「自分の幸せは自分の中にあって、自分が感じるものなんだ」
ということを実感しました。
私が「自分を抱きしめよう」と思う時は、
気落ちした時や、さみしさを感じる時が多いですが、
この本を見返すと、
「いま」「ここ」を意識して自分を大切にやっていこう…
と心の底からじんわりとパワーがわいてくる感覚になります。
「大丈夫だよー」と自分に声かけをしながら自分を抱きしめて、
パワーチャージし終わったら、本を元の引き出しに戻します。
今は、この本と向き合った中で自分に合っていたと思う部分をアレンジして日々の‘手帳タイム’に取り入れています。