Makinne

メディカルフィトテラピスト。お味噌汁復活ライター。ナチュラルに健やかな毎日を。2015年、フランスハーブ農園でのWwoof体験はこちら。→https://chatquejour.wordpress.com

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最近の記事

Not heart to HEART

先日、大学時代のゼミのOB会に参加した。 卒業から10年。1期から今の4年生は24期というから、時の流れを感じずにはいられない。 ここ数年、いわゆるエシカルファッションを好むわたしはその日もシルクリネンのラフなワンピースで、先輩には「そんなシワシワの服しか買えないのか」と小馬鹿にされる始末だが、現役生や20代前半女性の大人びたカチッとした装いを見て、そう言えば自分のあのくらいの時は、背伸びしていたことを思い出す。 年々服装は流行よりも素材や、自分に似合うかなどに焦点を合

    • 五感を研ぎ澄まし、心を豊かに。

      今日は新月。そして新しい月のスタートですね。 新月、満月と意識するようになったのは、ヨガを始めてからです。 それまでは、新月って何?という感じだったと思います。 月の満ち欠けを知るとすごく面白いんですよね。 新月から次の満月までは29.5日という周期で繰り返しているそうです。 よくこれと関連づけて話題にされるのが月経。 平均的な生理周期が28日と言われること、そして「月」の漢字が入っていることなどから、月の満ち欠けとの深い関連があると言われています。 生理周期は人によっ

      • Don't think Feel for MY LIFE

        「前腿の筋肉を上に引き上げるようにして、そうすると自然にお腹にも力が入ってきます。 足裏と大地との繋がりを意識しながら、肋骨は閉じて、腰は反らない、肩の力を抜いて。」 みなさん、これを一気にやろうと思うとどうなるでしょうか・・・ わたしの場合は・・・眉間に皺が寄っていたみたいです。。 わたしの通っているヨガ教室には鏡がありません。 なぜならヨガは自分の内側を見つめる修行だからです。 視覚から入ってくる自分の姿に惑わされず、集中します。 ですから、自分がどんな表情をしてい

        • 当たり前を見過ごさずに。

          先日、フランスから遊びに来たお友達のフランス人夫婦に会いました。 彼らとの出会いは今から4年程前。 日本に住むまた別のフランス人に紹介してもらったことがきっかけです。 彼らは日本が大好きで、もう8回も来日しています。 出会ってから毎年来日するたびに会うのが本当に楽しみなのです。 今年は初めてわたしの夫も一緒に会うことに。 夫はフランス語が話せませんけれど、こういう機会はたびたびありますから、なんとか英語で乗り切ったり、わたしが通訳したりといった調子。 それでも異文化交流を楽

          絵画の向こう側

          本屋で本を探す。 表紙の質感と、知っている地名と表紙絵に惹かれて手に取った一冊の本。 『ジヴェルニの食卓』 ジヴェルニはパリ郊外、ノルマンディ地方の入口に位置するモネの家がある場所です。 この本は4つの短編小説からなっています。 フランスの有名な画家、アンリ・マティス、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌそしてクロード・モネ。 彼らをとりまく人々が語り手となり繰り広げられる4つのストーリ。 かくして、直感的に選んだ本が当たりか外れか・・・ ページを開き読み始めると、訪れたこ

          絵画の向こう側

          わたしの実家はエルボリステリア?

          わが家にはわたしの実家から定期的に両親の作る手作り野菜が届きます。 特に夏は、トマトにキュウリ、ナス、ゴーヤ、インゲン、ピーマンなどなど畑も賑やかになるので、いつもより短いスパンでの定期便となります。 30歳を越えても、両親には世話になってばかりでありがたいことです。 さて今日の定期便には、加えてハーブティが入っていました。 ハーブティと言えば聞こえはいいですが、庭にあるゲンノショウコを乾燥させた和ハーブです。 思えばわたしが幼い頃、祖父は庭にあるドクダミやゲンノショウコ

          わたしの実家はエルボリステリア?

          灯台下暗し

          去年のちょうど今頃、フランスのハーブ農園でちょっとだけ修行し帰国したわたしは、妹の結婚式に出席するためその痛みきり、伸びきった髪を美容院に行って補修しました。 メニューはいつもどおり、カット・カラー・トリートメント。 でもこのセットメニューはこれが最後となりました。 高校生の時からカラーリングを続けること気づけば20年近くなっていた! 「もうそろそろカラーリングは止めようかなぁ」と思いたって、それ以来美容院のメニューは、カット・トリートメントのみになりました。 ずっとずっ

          灯台下暗し

          蘇るぬか床

          わが家にはもうすぐ2歳になるぬか床があります。 最初は市販のぬか床を買ってきて、ぬか漬けの諸先輩方にいろいろアドバイスをいただいたり、紹介してもらった本を読んだりしながら育ててきました。 足し糠をしながら、時には青実山椒や柚子の皮や鷹の爪を足し、出汁を取った昆布はほとんどぬか床へ投入。 計量スプーンを持たず、目分量リスペクトのガサツなわたしは、足し糠の時の塩分量も適当ですけれど、あまりこだわりすぎずマイペースでもぬか床は育つようです。 これまで、洗剤のような匂いになったり

          蘇るぬか床

          平等の定義

          選挙が近づいてきた先日、ある方と話したこと。 それは「平等」の定義。 例えば男女。 男女には違いがあるわけで、それをすべて同じ土俵にあげなければならないというのはおかしな話だよねと。 そもそも、比べること自体が間違っていると思うんだよねと。 実はわたしも最近そんな風に思うことがあったりする。 例えば些細なことなんだけれど、会社の女性上司が「男性は、女性に比べて仕事できなくても出世が早いからいいよね。ずるいよね。」と言った。 まあ、わたしは出世というもの自体に興味がないの

          平等の定義

          おむつなし育児を知る

          先月のこと。 おむつなし育児研究所のセミナーに行ってきました。 まず説明しておきますと、わたしはまだ子供はいないのですが、産後について知る機会があり、それから産後がいろいろ不安になって興味があることには参加してみたり、勉強してみたりしているんですね。 もはや趣味みたいなものですね。 でも、そうこうしていて思うんですけど、これって大事だと思うんです。 産後に身体に起こること、心に起こること・・・知っていても思い通りにはいかないことも多いと思いますが、それでも「そういうことが

          おむつなし育児を知る

          心を鍛える修行

          今日は日経新聞ウマノミゼミナールに参加して、「お遍路さん」について香川県善通寺市の善通寺住職のお話を聞いてきました。 香川県のPRイベントということで、香川県職員の方のトークショーもありました。 何を隠そう、四国が大好きなわたしです。 東京に住んでいたら、意外と行く機会も少ない四国かと思いますが、かれこれ5年くらい前でしょうか、当時今の夫が京都に住んでいた時に車で訪れたのが四国初上陸。 食べ物は美味しい、人は優しい、空気も美味しい、景色は美しい! 一発で四国のファンになっ

          心を鍛える修行

          床を拭く

          夏が近づいてきました。 素足が気持ち良い季節。 この季節、家の中でも素足は気持ちがいいものです。 でも・・・歩いた部分に色が付いて見えたとしたら・・・ 間違いなくげんなりするに違いない・・・ そんなこんなで、最近の趣味と化してきた床掃除。 たまには、メディカルフィトテラピストらしく、精油の話でもしましょうか。 わたしが思うに、夏は最も精油が活躍する季節。 いろいろ使える精油の世界、知ると楽しいんですよ! ということで、今日は床掃除にはこれ! ペパーミントの精油の活用方

          床を拭く

          見方を変えて気づく大切なこと。

          子育てと仕事の両立。 悩みを抱える方も多いこの問題。 いや、現代において子を持つ親であれば、なんらかの形で直面する問題だと思います。 わたしの場合、まだ子供はいません。 これは夫とも幾度か話し合いを行い、「まだ子供を持たない」という選択をして今に至っており、その理由の一つにはこの問題があるといっても過言ではありません。 昨今、保育園問題は日に日に過熱しており、都心部における保活問題は本当に深刻です。 実際、友人でも職場復帰に向けて保活をしたが認証保育園にも認可外にもどこに

          見方を変えて気づく大切なこと。

          楽しくない食事

          ゴールデンウイークのある日、東京に遊びに来ていた母と洋食屋でランチをしました。 お店は少し混んでして、席が空くまで並ぶことになりました。 わたしたちの後ろに、4歳くらいの男の子とそのお父さんが並びます。 どこにでもいる普通の親子。微笑ましい休日の光景です。 ただひとつ気になったのは、その男の子がびっくりするくらい大人しかったことです。 お店の回転は速く、思っていたより早く席に通されます。 しばらくすると隣のテーブルに先ほどの親子が通されました。 そのお父さんは、男の子に座

          楽しくない食事

          一人旅こそ人の温かさを感じる機会

          旅行が趣味!という人はとても多いことでしょう。 かくいうわたしもその一人です。 何かにつけて「趣味」を記する機会があったらば、その先頭に来るのは間違い無く「旅行」です。 旅行と一言に言ってもさらにカテゴリー分けされます。 まず場所ですね。 国内・海外という大カテゴリーがまずあって、そこからさらに細分化。 一点集中か、周遊かといった具合にどんどん広がっていきます。 日帰りか、宿泊か、交通手段はどうするか・・それらによって行先は変わっていきます。 行先から日程を決めるのか、

          一人旅こそ人の温かさを感じる機会

          『アンネの日記』に思う

          最近、『アンネの日記』を読み始めました。 ナチスドイツ統治下を生きたユダヤ人アンネの言わずと知れた日記ですが、わたしはちゃんと読んだことがありませんでした。 とにかく長いのでまだ読み始めですが、この本を読んでまず思うことは、つくづく人間というのは愚かな者だということです。 なぜ自分と違う者を排除しようとするのか、なぜ自分たちが1番だと思って攻撃するのか。同じ人間なのに。 神様が本当にいるのなら、戦争なんて起こらないんじゃないかとわたしは思っていて、それどころか、神様を言い

          『アンネの日記』に思う