「お弁当おいしくなかったよ!」
こんにちは。
牧 菜々子です。
ある日、園から元気いっぱいに帰ってきたわが子。
生き生きとした表情で、こう言いました。
「お母さん、お弁当おいしくなかったけど、全部食べたよ!!」
えっ…!「おいしくなかった」って言った…?
心臓をギュッと掴まれたその直後、精いっぱい平静を装ってこう返しました。
「全部食べたの⁉ とっても良くがんばったね!」
どうしても、1点だけもう一度確認させてください。
「お弁当おいしくなかったの?」
「うん、おいしくなかった!でも、全部食べたー!!」
全部食べたことをどうしてもママに褒めてもらいたいわが子の様子を見て、良い母でいたい私のプライドは、ぽふっと煙になって消えました。
味が薄かったんでしょうね。
濃くしたつもりだったんですけどね…。
……まだ足りてなかったんですね……。