状況が急に変わると「人目につかない情報」の価値が上がる
こんにちは。
牧 菜々子です。
急速に、状況が変わる現代。
価値観が覆されるので、情報が古くなります。
急速な変化の、前と後。
その転換点で、膨大な情報が二分されるのです。
すると、変化以前の情報は、大部分が古くなる。
当然、新しい情報に、人々が殺到することになります。
そうなると、どうなるか。
ますます「人目につかない情報」の価値が上がるのです。
新しい情報に視線が集中し、価値が下がる
考えてみれば、当然です。
状況が急激に変化した場合、新しい情報に人々が集中します。
情報は、多くの人に広まれば広まるほど、水位差が消えて、価値がなくなります。
そして、人目についていない情報は、価値を高く保ち続けることになります。
時代の転換期や、状況が急に変わった時には、一気に古くなる情報が多い分、新しい情報に視線が集中する。
情報というのは、知らない人がいるから価値があるもの。
新しい情報にたくさんの人が集中すればするほど、新しい情報の価値が下がるスピードが速くなるのです。
全員が知った情報は価値を失う
そんなことはない。
情報が、世界中の全ての人に行き渡るのであれば、その情報の価値は高く保たれているはずだ。
価値が保たれているからこそ、多くの人に行き渡るのだ。
そう思われるかもしれません。
多くの人に広まる情報ほど、価値のある情報だ、と。
ところが、そうではないのです。
その情報を知らない人がいなくなり、全員が知ることとなった場合、その情報は、情報としての価値を失います。
知らない人がいるからこそ、その情報の価値は保たれるのです。
人目につかない情報の価値が上がる
だから、情報が急速に広まると、すぐに消費され尽くしてしまいます。
価値観が覆されるような出来事の後というのは、人目に多くついた情報から価値を失っていきます。
このタイミングでは、いつも以上に、人目につかない情報の価値が相対的に上がる。
そこにアクセスすることに、労力をかけることが、この時ばかりは奏功するのです。
情報など無価値な世の中が本当は一番いい
本当に必要とされる情報は、自ずと行き渡ります。
その情報を知らない人がいなくなれば、どんなに良質な情報でも、無価値になる。
その代わり、その無価値になった情報のおかげで、世の中は良くなるのです。
つまり、情報など無価値になる世の中が、一番良い世の中ということです。
それが本当は一番いい。
でも、情報が無価値になる世の中など、到来しないのであれば…。
新しい情報でも、人目につくものは、追っても追っても消耗していきます。
なるべく人の目に触れていない情報に、意識してアクセスしてみるほうが、消耗せずにすむ。
今は、そういうタイミングなのです。
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