こころのえいようをためよう。
「もっと人からほめられてください!」
カウンセラーの先生から言われて、わたしは涙が出そうになりました。
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わたしは今、自信をつける心理系の講座にかよっています。なにをするにも自信がなく、一つ一つの動作にたいして「これであっているかな?」と思ってしまうからです。
この講座によると、自信がないのは自己肯定感がひくいからだそうです。そして、そもそも心に元気がない状態だと自己肯定感はたかくなりにくいそうなのです。
では、どうすれば心が元気になるのでしょうか。
一番かんたんな方法は
『自分で自分をほめること』。
どんなささいなことでもいい。失敗したことでもいい。とにかく自分をほめる。
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こちらの記事がマガジンに掲載されました!ありがとうございます。
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わたしは、自分をほめることが、自己肯定感をたかくすることにつながると知っていました。
知っていたし『今日のよかったこと』『うれしかったこと』『がんばったこと』を実際に日記やTwitterに書いていました。
けれど、まったく効果を感じなかったのです。自分のことだけれど「ふーん」ぐらいにしか思えないのです。
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そんなわたしが、講座の中で『自分で自分の好きなところを、他人からほめてもらう』というワークショップをしました。
元々人からほめられることは苦手で、素直に喜べない性格。相手からほめられたときは、なんだかうれしいような、はずかしいような変なきもちで、心が元気になっているような感覚はありませんでした。「やっぱりな…」と思っていたら、
身体が急にぽかぽかしてきたのです!
あついとか、汗ばむとかではなく、
身体の内側からじんわりとあたたかく。
先生にこの現象を伝えたら「声もワントーン高くなっていますよ!」と教えてくれました。
頭や心では実感していないけれど、
無意識のわたしはよろこんでいたのです。
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講座のさいごに参加者の参加理由を発表してもらい、先生から一言いただける時間がありました。
わたしは自信をつけるために受講したと伝えると「まき子さんは、もっと人からほめられてください!」と言ってもらえたのです。
その瞬間、
「わたしは人からあまりほめてもらった経験がなかったんだ」
「ほめてもらっていたけれど、ほめてもらいたい部分じゃなかったんだ」
という考えが津波のように頭に流れこんできました。
わたしにとって、あたりまえにできていることは、ほめられてもあまり嬉しいと思えません。しなきゃいけないと思ってしたことをほめられても嬉しくありません。努力していること、努力した結果をほめられると、とても嬉しい。自分の好きな自分をほめられると、とても嬉しい。
親にこのことを話すと「ずっとほめて育てたのに!」とちょっぴり不服そうでした。でも周りからよく言われていた「気がきく」は「気がきかなきゃいけない」と思っていることだし、「頑張ってえらいね」は「なにが?」と思ってしまう。だから心に響いていなかったのでしょう。
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また、このワークショップでは『ほめられたこと全てを“ありがとうございます”といって受け入れる』ことをしました。
ほめられるのが苦手なわたしはいままでは謙遜のつもりで、ほめられても「いやいやそんなことないです〜」と自分を自分で否定してしまっていたのです。これでは元気になるどころか、ぎゃくに自分で元気をすいとってしまっています。
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自信をつけるには、まず心が元気なことが大切。そのためには心にじゅうぶんな栄養が必要。栄養をつけるかんたんな方法は自分をほめること。
ただ、ほめられることが苦手なひとは、他人にお願いしてほめられる体験をしてみてください。そしてほめられたこと全てを受け入れてみてください。
ほめられる内容しだいで栄養になるものとならないものがあるでしょう。自分は何がうれしいのか、自分をみつめなおす時間がとれるとより効果的です。
あなたの心がいつも元気でありますように。
ここまで読んでくれるなんて、あなたはとっても優しいです!
牧 真姫子🍙エッセイスト(@makicome1986)
数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。