
部下のメンタルが弱ったときの接し方
私は精神面で病院にかかったり休職したりしたことはないのですが、
振り返るとアレってギリギリだったな…
ということが色々とありました。
中には、おおごとになっててもおかしくなかったなー、
ということもあり。
どんなことがあったかというと…
20代
✅休み明けの前日に、いつも緊張でほとんど眠れない
→これは、ストレスではなく普通そういうものだと思っていた
✅朝起きたら、泣きたいわけではないのに涙がボロボロ出る
感情のネジがよくわからないことに
(眼の疾患ではなく、泣いてる感じの涙)
→たぶん1回だけだったけど、衝撃だった
✅寝不足かどうかに関係なく眠気がコントロールできず、ウトウトするはずがないような場面で意識が朦朧としてしまう
→ナルコレプシーという病気かも?
30代
✅急にめまいがして息苦しくなり、地面や壁がグニャグニャして立っているのがやっとになる
電車に乗れる自信がなくなりタクシーで移動
→パニック症状みたいなもの?
原因となったストレスを取り除いたためか、2、3回で治った
✅ストレスが溜まりすぎて首の後ろが痛いのが治らず(単なる肩凝りとは違う感じ)、
人に話しかけられても喉が詰まった感じがしてパッと応答できない
→適応障害っぽかったのでは?
✅不安で息を吸っていいのか吐いていいのかわからなくなり、呼吸がしづらくなる
→過呼吸だった?
世の中には私よりも重大なことでお困りの方がいるので
事の大小を評価するものではないですが、でもまぁなかなかですよね。
長時間勤務、数字とのにらめっこ、対人的なストレスなどなど
ハードな闘いを自分に強いておりました。
どうやって解消したか一つ一つは細かく覚えていませんが、
もうダメだ、となる前に離脱したり、誰かにSOSを出していたと思います。
でも自分はたまたま運良く解決できただけで、
その「助けて」の第一声が出しにくいというのもわかります。
専門家ほどの知識はないですが、
なんとなーくこういう感じかな?とか
こうしたら少し楽になるのかな?と思っていることがあるので、
自分が落ち着いて仕事ができるようになってからは
社内や部内であやしげな様子の人を見かけたら、可能な範囲でケアするようにしていました。
これ、自分と同じに違いない!と決めつけて動くのもエゴや執着になることがあるので
あまり力を入れ過ぎるのも注意ですけどね。
私も適度にいいヤツで、適度に悪いヤツです。
そして誰かを完全に救えるほど、力があるわけではありません。
過度な期待をされない程度に、にはなりますが。
今回は、
上司として部下が精神的にいっぱいいっぱいになっているのを見かけた時のひとつの対処法をお伝えします。
対処法っていうとちょっと事務的で冷たい感じもするので、「アプローチ」とかですかね。
科学的に正しいかというのは保証できないですが、
どう接していいかわからないけど放置も良くない、と思っている人には何かの一助になるかと思います。
一応、心理カウンセラーさんのやっていることからヒントはもらっていますし、私自身も心掛けて気持ちがラクにはなっています。
いっぱいいっぱいになって、それを冗談ぽくでも自分から話題にできるときはいいのですが、
次元が進むと、周りからは触れにくいようなオーラが出てきたりします。
体調不良で勤怠状況が乱れたりとか。
で、それを周りの人もなんとなく察知するようになって
触れられない雰囲気が出てきます。
この時の上司や同僚の気持ちって、
なんだか申し訳ない
かといって自分が引き受けるのも難しい
自分が解決できないことを言われるのが怖い
負のオーラに引きずり込まれる気がする
(こちら側もコンディションがよくない)学校ではないので会社でそこまで構えない
などなどの気持ちが、いずれかあると思うんですよね。
「学校ではないから~」については
上司側も忙しいとつい、こういう論調で片づけてしまいがちですが、
大きい目で見たらどうなんだろう、と思います。
ドライな見方をすると、その人が弱って仕事に穴が開くということは、一つの損失です。
あと、この考えで接する上司というのは
今後もそういう部下を出し続けると思います。
もし、業務レベルが周りについていけていないとか
この部署で仕事をするのが適性の点で難しいのであれば、
別の方法で対処をすべきだと思います。
ひとりの人間の心身がかかってますからね、
もしも業務的に貢献度が低い人だったとしても、だからといって
放置していいということにはなりません。
会社として、教育や人員配置が適切だったかどうかという責任もあります。
あとは、話を聞いたらすべてを背負って解決しないといけないわけではないので大丈夫です。
上司もスーパーマンではないですし、
本人にきちんと責任を持ってほしい部分もあるでしょうし、
医療的な対応が必要なのであれば、そこはもちろんどうにもできません。
特に特別なことをする必要はありません。
本人が抜け出せないような沼にはまっているときは
あれこれアドバイスをしたり、変に「私が何とかしてあげるね!」
みたいなことを言っても、意味がありません。
それを聞いて理解して応答する力が、もうないので。
上記のようなことをしても
「あんなに話をしたのに、翌日から出勤しなくなっちゃった」
ってことはあり得ます。
「話を聴く」と言いつつ、上司が「なんらかの対応をした」
という安心を得るだけの、一方的なものだったりします。
では、私がやっていたことをお話しします。
ここから先は
¥ 100
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?