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相手の全てを好きにならなくていい
年末年始は、気を張ることが多くて。
気付けば、気持ちを浮上させるのが難しい状況に陥っていました。
こういう時は、あえて「休む」ことを選択するのも大切かもしれません🍀
というわけで、今朝は、武田友紀さんのエッセイ『雨でも晴れでも「繊細さん」』をご紹介します📖
私が、初めて手に取った武田さんの本は『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』。
繊細さん(=HSP)という特徴を知り、ふわっと心が軽くなる感覚に。
「自分を大切にする」という考え方に対して、初めて納得できました。
気持ちが落ちる時期は、何度も武田さんの本にお世話になっています。
いい人なんていない
本書で最も印象的だったのは、このお話💡
容易にカテゴライズせず、踏みとどまってあいまいさに耐える。
これは、人間関係でも大切なものです。
「あの人はいい人/悪い人」と相手をどちらに寄せることなく「いい部分も悪い部分もある」とまるごと引き受ける。
それができると、「自分とは違う価値観の人とも長期的に関わっていけるようになる」と紹介されていました。
武田さんが、仕事での人間関係で悩んでいた時💡
相談した人から、こんな言葉をもらったのだそう。
もしかして、『いい人』が存在すると思ってない?
いい人なんていないんだよ。
いい部分があるだけだよ。
牛の模様みたいにまだらなんだよ
そっか!
私も無意識のうちに、人をカテゴライズしていたんだなと。
その人の中に、自分にとって都合のいい部分と、都合の悪い部分が同時に存在しているだけなんですよね。
だから、相手の一部分だけじゃなくて、その人の全体をみて同時に受け止めることをできるようになりたいと思いました。
”噂好きな女性”で考えてみた
自分の身近な人で考えてみると…💡
噂話が大好きな、職場の歳上の女性。
「きっと、自分も裏で悪口を言われてるんだろうな~」と思い、苦手でした。
だけど、全体を見てみると…
誰とでも仲良くなれる、抜群の明るさを持っている方なんです!
思っていることを忖度なく言葉にできる、嘘のない真っ直ぐさ。
ああ、私は自分にとって都合悪い部分ばかり見ていたんだなと気付かされました。
「好き」「キライ」でない「ふつう」も
武田さんが、相手を”まだら”として捉えるために役立ったと紹介していたことが。
それが、「頭の中で相手を悪く思っても大丈夫」という考え方💡
相手の苦手なところも認めることで、いい部分が見えてくるのかもしれませんね。
相手を「まだら」としてみることで、「好き」「キライ」ではない「ふつう」のエリアも広がって、これまでにない人間関係のつくり方ができるかもしれません。
これまでは「相手の全てを好きにならなくては!」と思っていたけど、そんなことは必要なかったのかも。
2023年は、「ふつう」のエリアも広げたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます🍀