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「相手を変えたい」と思ったら知りたい、4つの考え方
三浦将さん『相手を変える習慣力』
皆さんは、誰かに対して「変わってほしい」と思った経験、ありませんか?私は、あります。
例えば、仕事で「やる」と言って「やらない」人。最初は「仕方ないよね」と受け流せるけど、何度も続くと「もう大丈夫、私がやっちゃうね~」と、自分で仕事を引き取りがちで、結果、落ち込むことがよくあります…(泣)。
こんな風に、私は人に対してどこか諦めがちなので、これまでは「変わってほしい。でも、諦めよう」という思考回路になりがちでした。
そんな私が今回読んだのは、三浦将さんの『相手を変える習慣力 Business Life』です。
三浦さんは、株式会社チームダイナミクス代表取締役で、人材育成・組織開発コンサルタント、エグゼクティブコーチとして活躍されている方。
実は、朝渋KNOCKの「習慣力」の講義を担当されており、毎回、講義を受けるたびに、私も三浦さんからパワーをもらっています!
相手を変えたいのであれば、変えようとしないこと
まず、私が『相手を変える習慣力』を読んで、最も驚いたのは、三浦さんのこのお話です。
相手を変える習慣力は、
相手を変えてやろうとする意図を減らせば減らすほど、
身に付けることができる
大切なのは、その人が「自分で気付くこと」。
そのためには、まず、相手と信頼関係を築くことが大切なのだそうです。「相手を変えてやろう」という気持ちでは、信頼関係を築くのは難しいですよね。
「承認」が相手を変える
では、信頼関係を築くためには何がポイントなのでしょうか?
キーワードは「承認」。三浦さんは、「相手を可能性のある存在としてみること」と解説しています。
たとえ、相手が上手くいっている状態ではなくても、
ちゃんとその可能性やその人自体の価値を認めることです。
人は、承認とともに自分を勇気付けてくれる人に対して心を開き、その人の言葉を受け入れるようになるのだとか。承認こそが、相手を変えるために大切な土台だったんですね。
つまり、冒頭で述べたような私の行動は、相手を変えるための行動としては、逆効果な行動だったと言えます…(反省)。
自分を承認している度合い=他人を承認できる度合い
さて、私が『相手を変える習慣力』を読んで、もう一つ、心に突き刺さった話がありました。
それが、「自己肯定感」の話です。
自己肯定感、つまり、あなが自分を承認している度合い、
これこそがあなたが他の人たちを承認できる度合いに等しい
つまり、自己肯定感が高い(=自分を承認できる)人ほど、相手を承認できる。そして、自分自身を変えることができる人ほど、相手を変えることができるのだそうです。
自己肯定感と向き合う
では、自己肯定感を高めるためには、どんなことをしたら良いのでしょうか?
三浦さんは、書籍の中で様々な方法を紹介されていますが、今回ご紹介するのは、その一つ。
✔自分の良いところ、できていることに着目する習慣を身につける
例えば、「寝る前に、自分の良いところを3つ書き出してから寝る」といったように、習慣化していくことが大切です。
何事も、重要なのは、まずは自分から変わること。自分が変わることによって初めて、周りの人たちを、少し変えることができるのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!