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結局、言葉を大切にするって何だろう?

今朝ご紹介するのは、古田徹也さん『いつもの言葉を哲学する』です📖

若者言葉の「ガチャ」や、普段何気なく使っている「かわいい」「しあわせ」という言葉など、幅広い言葉を扱っている本書。

新書&哲学書なので、恐る恐る手に取ったのですが…

自分でもビックリするほど、楽しく読めました!

「結局、言葉を大切にするって何だろう?」を、とことん考える一冊です。

受け身で言葉と向き合ってきた

本書を読んで一番に思ったのは、「あ、私が言葉と向き合ってきた姿勢って受け身だったんだ」ということ。

例えば、普段仕事で扱っている医療の「専門用語」💡

患者さんからしたら、きっと「何それ?」という言葉ばっかりで(私も、そう思っている)。

だけど、その専門用語には、医師として譲れない境界線みたいな役割があって。

【専門用語+(※補足)】で表現して、医師と患者さん、どちらにも良い顔をしてきました。

それが間違っているとは言い切れないけど、こういう小さな事柄と真剣に向き合わずにきたのかもしれません。

言葉を大切にする努力とは

業界の暗黙のルールとか、忖度とか、言葉に対して受け身で流してきたんだなと。

新しく生まれる言葉かあったり、同じ言葉でも時代によって意味が変わることがあったりする。

だからこそ、普段、無意識に口にしている「言葉」と真剣に向き合ってみたいと思いました。

時間は流れ、世界は変わり、言葉も変わっていく。
そうした変化と、個々の言葉が湛える豊かな意味合いとを繊細に捉えながら、用いるべき言葉をよく吟味する――
言葉を大切にするとは、そうした努力を指すのではないだろうか

いつもの言葉を哲学する

古田さんがおっしゃっている「努力」を、少しずつ始めてみたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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