良い文章を書くために大切な、たった一つのこと
唐木元さん『新しい文章力の教室』
「もっと、良い文章を書きたい!」
そう思って、様々な本を手に取った経験ありませんか?
私も、その一人です。
悩んでは、数々の”文章本”を手に取り、多くのことを教えてもらいました。
そして、その中でも定期的に何度も読み返している大切な一冊、唐木元さん『新しい文章力の教室』をご紹介します!
初心者はもちろん、ベテランの方にもぜひおすすめしたい、文章を書く際の大切な基本が詰まった一冊なんです。
ポイントは〇〇の準備
まず、『新しい文章力の教室』の冒頭。
良い文章(※)を書くために「これが、最も重要なのではないか?」と、日頃から私も実感していることを、唐木さんがおしゃっています。
それが、コチラ💡
「書けない」という苦手意識を克服するポイントは、全て書く前の準備に宿っている。
※この本では、「良い文章=完読される文章」と定義しています!
「構造シート」で整理
「書く前の準備って、何か難しそう…」
そう思った方も大丈夫!
唐木さんが推奨している「構造シート」は、誰でも「簡単に実践できる」「すぐに実践できる」テクニックなんです。
「構造シート」とは、書き始める前にテーマ(主眼)と骨子を固めるためのシートのこと。
大きく、以下の6つの内容を紙に書き出すだけOKなんです!
①紙の上方に「主眼」を書く欄を作る(ここでは空欄)
②「主眼」欄の下に、書く「話題」を箇条書きで書き出す
③並んだ「話題」を眺めながら、「主眼」を見定めて欄に書き込む
④「主眼」にあわせて「話題」の順番を考える⇒左横に順番を書く
⑤紙を替え、「主眼」+順番通りに「話題」を並べる
⑥アピールしたい優先度を「話題」の右側に書く(ABCの3ランクで)
ポイントは手書き
構造シートの大きなポイントは、手書きで行うこと💡
最初からPCに打ち込みたくなる気持ちをぐっとこらえて、ぜひ紙と向き合ってみてください。
感覚的な話なのですが、私も、まず紙に書き出すことで頭の中のイメージが整理されることを実感しています。
整った状態で書き始めるから、書いている途中で迷う回数が減るんですね。
「主眼」に沿って取捨選択を
最後に、構造シートが完成した時点で、再度考えて欲しいのが「集めた材料をすべて使わないジャッジメント」つまり「取捨選択」です。
完読のために、あえて話題を捨てる捨てる勇気を持ちましょう!
私がまさにそうなのですが、自分が書きたいと思ったことほど、捨てるのって大変ですよね。
だけど、良い記事において求められるのは、自分が書きたいことではありません。
大事なのは常にジャッジの基準を主眼に置いているかどうか、主眼を伝えることに奉仕できているかに置いて、ブレさせないこと。
「記事の肝は何なのか?」
整理できた段階で、文章を書き始める。
これは普段、私も意識します🌞
<今回の文章ポイント>
✔書く前の準備に全力を注ごう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!