ティティ・メンエス

メンエス勤務のセラピスト。 フィクションのような小説。 メンズエステの根っこの子

ティティ・メンエス

メンエス勤務のセラピスト。 フィクションのような小説。 メンズエステの根っこの子

最近の記事

サイト6-2

あの日から、あのSさんはかなり静かに行動するようになった。 けど、会わないタイミングのシフトにもなっていた。 その日出来事をスタッフはセラピストに聞かれたりしてたらしく、厄介者のレッテルが貼られた。 仲良くして頂いてた、先輩のNさんにもその日のうちに聞かれた。 皆、迷惑と思ってるよ、あの行動って言ってたけど、正しい事をしてやった!とは思わなかった。 言い方があったなーと、反省してた。 元々暇になればルームを掃除したり、早めに出勤して掃除してたりしてたから、それです

    • サイト6-1

      “ペル子ちゃん、辞めたの?〟 え?辞めてないよ? どーして?お店にそう言われた? ″いや実は、、、 http://xxxxxxxxxxwx" 送られて来たURLをみた。 そこには様々な書き込みがされたサイトだった。 なにこれ、、、、? 信じられない書き込みが沢山ある中で。 ペル子贔屓されてる ペル子やばい事してたから、店辞めた。 ペル子うざい など書かれてた。 あー、なるほど。 こんなのがあったんだ。 そして、その書き込みはスタッフかセラピストだろうなぁと思

      • オーラス5-3

        足りない睡眠も続き、待機中はほぼ寝てた。 お客様が来たら起こしてもらう。 そんな状況だった。 店に住んでる人みたいな。 女の子も入れ替わる中。 何も変わらず居た。 毎月の数字だけが楽しみのように。 他者へセラピストなんてどーでもよかった。 だって、自分にしか興味なかった。 仲の良い指名も増えた。 あの頃の悩みが嘘かのように、安定した収入が増えた。 少し息詰まってたのもあり、帰りたくなった。 実家に。 帰ろうと思い休みの相談をしていた。 1週間帰省する。

        • オーラス5-2

          暇な時にスタッフに話を掛けに言った。 ちょこちょこ暇な時に話す事はあったけど。 ねぇ、なんであの子出勤してこないの? なんか言い争ってなかった? と気になり尋ねた。 あの子辞めた。 何回かお客様のクレーム伝えたりしてだけど、直さないどころか、不貞腐れるし。 なにより、贔屓してるとか色々言ってくるから話にならない。 との事だった。 へぇー。 贔屓か、、、。 怖いなー。 と思い、なぜか頭から離れなくて、その日モヤモヤとして退勤した。 家に着いたら電話が店からきた

          オーラス5-1

          気持ち入れ替えてから、オーラス働く様になった。 女の子が居ない日は、オーラス。 オープンからラスト。 朝の始発に乗っては、家で3時間仮眠して出勤をした。 人数が多い日は半分でも、少しでも出勤をした。 少しずつだけど、お客様は増えていった。 いつでも会えるアイドル影響もあり、推し活の様にお客様は凄い周期早くして会いにきてくれてた。 週1、週2、と月2、月1 ありがたい事に、途中在籍のno1と張り合う指名の多さになった。 NO1は年齢もあるからと辞めた。 その

          来ない4-2

          電話を出た。 内容は、あの人は店を辞める だから、もう一度働いて 断った。 あの子いないから、大丈夫。 もういいです。 わかった。お金置いておく。 女の子からもらって。ごめんね? あの子凄く良い子だったから、そんなことしてるとか思わなかった。 ママあの子大事にしてた。 本当にごめんね。 との事だった。 それまで、中国人が経営してたことを知らなかった。 考えてみたら、セラピストと同じ空間にいても会ったことがなかった。 スリッパはあったけど。 中身が誰なのかと

          来ない。4-1

          マッサージも覚えれてきて、店に慣れた頃。 集客が減った。 暇する日が出てきたけど、他の子は入ってるのに、私だけ暇だった。 なんでだろ? と思いスタッフに聞いた。 あの子はマッサージめちゃくちゃ上手いからね。 何よりレア出勤だから。 なるほど。 マッサージ。レア出勤。 あの人は? あの人は古株、長いお客様結構いるし、ずっとNO・1だよ。 なるほど。 すぐに出来る事なにかな?と考えた。 制服を変えてみる事にした。 だけど、返しがイマイチ。   手のサービ

          怖い3

          あの出来事で辞めようかと思った。 怖かった。 内容が内容だから、誰にも相談が出来なかった。 それでも、お金を稼がなきゃ。 どーしよう。 いきたくない。 迷いながらも次の出勤まで色々考えた。 そして、辞めずに私は早く出勤をした。 店にある、マッサージの流れが書いてある本を借りて必死に覚えた。 待機中の時間もずっと覚える事に専念した。 経絡のツボの名前はなんて覚えれないけど、なんとなくを身につけて、スタッフの人に体を借りて、マッサージをして、必死に覚えた。 お客様に

          初めてのお客様2

          お客様来たから頼むねと。 お客様のカウンセリングシートとコースの分数が伝えられた。 そして、手でする事も。 ドキドキしながら、初めてのお仕事。 お客様をお迎えした。 軽い挨拶もしつつ、教えられた通りに、シャワーへの案内もした。  その間にカウンセリングシートを確認して、オイルの準備をしたりした。 お客様のシャワーから上がられるのを待って、施術マットへの案内をした。 正直マッサージをあまり覚えれていなかった。 90分。 指名 充分なプレッシャーも感じつつ一

          デビューまで。1

          始動私が初めてメンエスを始めた時、右も左も解らずにメンエス業界に入った。 初めのメンエスの面接で、マッサージと手によるフィニッシュがあるのを伝えられた。 お金の面で苦しかったのもあり、覚悟を決め入店をした。 マッサージして、手でするだけでそれ以上はしなくていい。 そしてお金が入る. それが、最初のメンズエステだった。 名前もペル子とつけてもらい、写真も撮ってもらった。 2時間弱の講習在籍セラピストとお店の人と3人で説明も受けつつ終わり。 そこからが私のメンズエ

          自己紹介

          メンエス勤務のメンエス嬢 リアルな話に基づいた自身のメンエスの話を書いていこうかと思います。 あまりにリアルだと身バレしちゃうので、一部フィクションも入ります。 最近話題になりつつあるメンズエステ。 黒など白などほぼグレーなお仕事。 体面があるからこそ誰も深くは書けない。 リアルなお話。 Xでも書けない。 本当の深い根の部分 お客様、お店、セラピスト、それとも自身。 狂い出したのは? なぜこんなにも? 世間では風俗 それでも、頑張ってるセラピスト。