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オーラス5-3
足りない睡眠も続き、待機中はほぼ寝てた。
お客様が来たら起こしてもらう。
そんな状況だった。
店に住んでる人みたいな。
女の子も入れ替わる中。
何も変わらず居た。
毎月の数字だけが楽しみのように。
他者へセラピストなんてどーでもよかった。
だって、自分にしか興味なかった。
仲の良い指名も増えた。
あの頃の悩みが嘘かのように、安定した収入が増えた。
少し息詰まってたのもあり、帰りたくなった。
実家に。
帰ろうと思い休みの相談をしていた。
1週間帰省する。
実家はその街から遠かったから、帰ってなかった。
その事を店と実家に話した。
だから、仲良しな本指名にだけ話してた。
いつからいつまで帰るよ、実家に。
しばらくお休みするね。
また、LINEするから〜とか、出勤はおそらくこの辺り〜とかを話してた。
帰れると思うと自然にやる気が出るもんで、ワクワクして、楽しかった。
そのくらい息詰まってた。
もはや崩れかけてた何かが何かもわからない。
寝不足で考えれない。
考えたくない。
そんな思い出その日を迎え実家へ帰った。
思ってたより、働く街が明るかったから田舎の実家が暗くて心細かった。
いつもなら、仕事してて寝れなかった時も、寝れた。
会いたかった友達にもあった。
変化に揶揄われた。
仕事について聞かれた。
後ろめたさが沸いた。
だから、嘘をついた。
それはきっと手でサービスしてるから。
恥ずかしかった、急に。
恥ずかしくなった、急に。
1週間で友達似合ったのはその日だけ。
それ以外家で過ごしたり、親と過ごした。
なんか忙しなかった毎日が癒されていく気分とどこかモヤっとしていた。
そんな夜にラインがきた。