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だって、おいしそうな女だから

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柴崎マイが観察してきた「おいしそうな女」について描いたイラストエッセイ。
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同性も異性も「気になって仕方ない女」

同性も異性も「気になって仕方ない女」

「桃というよりは、瑞々しい梨のようなおいしそうなカラダ︎

というのが、みな実さんの写真集を買って見てみた感想だった。

ポージングや表情は、女性からも男性からも魅力的に思われるように
撮られている、まさに同性も異性も「気になって仕方ない女」にふさわ
しい写真集!

それにしてもなぜ彼女はアナウンサーからこのポジションを獲得できたのだろう。

仕事的な視点で言えば、

「圧倒的にブランディングがで

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言葉を発しなくとも視界を彩るオンナ

言葉を発しなくとも視界を彩るオンナ

沢山の女性を観察してきてわかったことがある。

それは会った瞬間、会話をする前から存在感を放つ女がいるということだ。

彼女たちは、”言葉を発しなくとも視界を彩るオンナ”だ。

まるで、カメラのピントが彼女にだけあってしまったように、輪郭がクリアになる。

だけど、「ビジン」をもし造形が整った人と呼ぶならば、彼女たちは決して「ハっとするような美形」というわけではない。

例えば、ある女性とお仕事を

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スパイスの効いたオンナ

スパイスの効いたオンナ

「おいしそうな女」とは、男が自分のものだけにしたいと思う、”欲をかき立てられるオンナ”だと思う。

ではそんなオンナになるには?

自分の中にちょっぴり「魔性スパイス」をふりかけてみること。

昔、よく集まっていた仲間のひとりに、サキという女がいた。彼女は、BFの兄の恋人として紹介されたのだけど、珍しく兄の方が夢中になっていた。

というのもその兄、次々と恋人を変えるだけでなく、いつも彼女の方が夢

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素敵な恋の3つの定義

素敵な恋の3つの定義

私の思う“素敵な恋”の定義は3つある。

1. キレイになれる恋

2. 自分のことを好きになれる恋

3. 成長できる恋

♡キレイになれる恋

これはもう、人が見れば一目瞭然よね。その恋が“素敵な恋”かそうでないかは、女性なら、外見の変化にまずは現れると思う。

恋は、恋煩いとも言うように、まるで病にかかったみたいに、ご飯も喉を通らない時もある。それでも内面はキラキラとエネルギーは溢れている、

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オバさんに見えない40代の引き算メイク

オバさんに見えない40代の引き算メイク

大人のおしゃれやメイクは「引き算」が大事と聞くけど、かといって、ただ薄いメイクだと、どことなく落ち着かないし、ただの手抜きおばさんになる・・・と思っているのは、私だけではないはず!

でも、例えば20代の頃の、ばっちばちなアイメイクを40代がしてしまうと、それこそ「痛い」ですよね、メイクの濃ゆい怖いオバさまに見えてしまう。

昔は眼力強めメイクでも良かった。

私なんか、元祖小悪魔メイクとして60

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色褪せないリトルブラックドレスの魔力

色褪せないリトルブラックドレスの魔力

リトルブラックドレスに魅了されたのは、女子の世界が小悪魔ブーム真っ只中だった時代。私がまだ29歳の頃だった。

ある編集者さんの披露宴に出席したとき、同世代とおぼしき、ひときわ目立つ大人っぽい女性がいた。

彼女は、凄まじい色気を放っていた。

その彼女がリトルブラックドレスを着ていたのだ。

ドレスはシンプルなブラックのタイトワンピースだったのだけど、なんせ色気が一般的ではない。とはいえワンピー

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恋するヴァカンスワンピース

恋するヴァカンスワンピース

15年以上前のその夏、私は初めて、ある人が所有するクルーザーに乗っていた。

というと、豪華な旅行に同乗できてラッキーと思われるかもしれないけど、私としては、当時つきあっていた彼と別れた直後で、海の上の景色も失恋の記憶で満ちあふれ、ぼんやりと船に揺られるばかりだった。

とはいえ、クルーザーの上から見る、はじめての海のエネルギーはすさまじいもので、どういうわけか失恋への痛手も、インスピレーションに

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美しいけど可憐なオンナでいるために

美しいけど可憐なオンナでいるために

“美しいけど、ときおり見せる可憐さ”

“親しみやすいけど、どこかミステリアス”

“キレイなのに、ちょっとしたヌケ感がある”

というような、相反する印象を持つオンナでいたいと思っている。

なぜなら、オンナはいくつになってもサプライズが入っていると、人をハッとさせる魅力を出すことができるから。

そんなオンナでいる方法のひとつに、洋服での色の魅せ方がある。

例えば、ラベンダーカラーは、“美し

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二種類の幸せ感を持つオンナ

二種類の幸せ感を持つオンナ

大人になっても美しく、愛されていて、好きな仕事で輝く「おいしそうな女」になりたい。

私自身がこの10 年で「おいしそうな女」を目指してきて感じるのは、「とにかく楽しい」「とにかく幸せ」と思うことが多かったということ。もちろん人生それだけでは済まされない辛い時期もあった上だけど。

それらひっくるめて、愛おしい10年間。

私は、人は「なりたい自分」や「目指す姿」があるときと無いときでは、「幸せを

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自信が蘇る、オンナとしてのブラウス

自信が蘇る、オンナとしてのブラウス

なぜだろう。自信があるオンナはそれだけで美しく見える。

内面にも外見にも、自信という美容液は絶大な効果を発し、オンナに瑞々しさと輝きと艶を与える。

「そんなオンナは稀よ」と、言いたくなる気持ちも分かるけど、オンナならいつからだって自信は持てるものだし蘇ると、私は信じている。

ほんの少しの変化でオンナは、進化する生き物だから。

例えばファッションを変えるだけで、別人のように自信のある雰囲気を

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レース素材で“オンナ成分”を引き出す

レース素材で“オンナ成分”を引き出す

「オンナっぽい素材の代表」とも言える、レース素材の服を着ている女性が好きだ。

なぜだろう?レース素材にも色々な種類があるけれども、レースを纏っているというだけで、華のあるオンナに見えるからかもしれない。

レースそのものが持つ陰影がそうさせるのだろうか。それとも、デコルテや腕部分に作られる透け感がそうさせるのだろうか。

そのどちらでもあるだろう。

そして、部分的に使われているのも素敵だけど、

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育ちがいいオンナに見える最強の服

育ちがいいオンナに見える最強の服

発売当初から、タイトルが気になっていた本がある。

『「育ちのいい人」だけが知っていること』という本だ。

あったようでなかった「育ちのいい」という視点。

かつては多くの人が「育ちがいい」というのは、育った環境がいいと捉えていたところがあると思うけど、育った環境がいいというのは「しつけがきちんとされてきた」という意味であって、もし小さな頃にしつけがされていなかったとしても、大人になってからでも「

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大人のオンナが花柄を着るのに最良の日

大人のオンナが花柄を着るのに最良の日

子どもの頃から花柄が好きだった。

とくに好きだったのは、大きな花柄のプリントワンピースだ。でも、いつしか大人になり、40代となった今は「痛く思われそう」という理由で、日常に花柄を着ることは少なくなってきた。

着るのはリゾート地に行ったときくらい。そのリゾート旅行さえもいけないご時世だけど。

こんな風に、大人のオンナ世代は、見た目や振るまいなど「痛く見えないか」が気になる年代でもある。

誰が

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女っぽい通勤服があっても良いのではないか

女っぽい通勤服があっても良いのではないか

私には、組織に属して働いた経験がない。

正確に言うと、美大を卒業した後、ある有名なアーティストの先生の事務所に1年半勤めたことがあるのだけど、社員は秘書のお姉さんと私と二人という職場だった。

ボスである先生はいつも穏やかで、とにかく毎日制作に没頭している物静かな男性だった。叱られたことなど一度もないし、申し訳ないくらい居心地の良い環境の中、秘書のお姉さんと12時きっかりにランチへ行き、18時ち

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