辛くて滋味深いスープが体に染み渡る
麻辣湯という食べ物をご存知だろうか。
近所になんだか一風変わったエスニック料理屋さんがあるぞ?と思って行ってみた。
……そうしたら、どハマりしてしまったのだ。
麻辣湯(マーラータン)とは
中国四川省発祥の辛くて痺れるスープ料理。「麻辣」とは、山椒の痺れる辛さ(麻)と唐辛子の辛さ(辣)を意味している。
麻辣湯の特徴は、自分で好きな具材を選んで煮込むスタイル。
具材には野菜、肉、魚介類、豆腐、麺類など様々な種類があり、自分の好みに合わせて自由に選ぶことができる。
注文が楽しい!!
選べる、カスタマイズできるってどうしてこんなに楽しいんだろう。
そういえば中学生の頃、多色のボールペンのリフィルをカスタマイズするのが好きだったな……
今日揃えている具材が、カウンターの上に札で張り出されていて、専用の注文用紙の入れたい具材の欄にチェックを入れる。
野菜と肉のバランスを取りたいし、変わり種も少し食べたい。食感も全部違う具材にしたいし……
いろいろ考えると、意外と難しい。
真剣に選んで、セレクトした具材はこちら。
・豚肉
・青梗菜
・油面筋(揚げ麩)
・えび団子
・豆腐
・春雨の麺
春雨だから、あっさりなのかな?と思いきや、これだけ具材が入っていると、大満足の一皿だった。
辛いものは疲れを吹き飛ばしてくれる
食べてみると、山椒の香りがよく香って美味しい!
ただ唐辛子の刺激だけでない、味わいの立体感に感動する。
複雑な香辛料の効いたものを食べると、頭がはっきりするというか、五感が生き返る感じがする。
だから私は、たまにエスニックカレーや、担々麺などが食べたくなるのだ。
五感が生き返って、深刻に考えすぎて凝り固まった頭がほぐれていく。
今日あった疲れが、麻辣の痺れに吹き飛ばされていくようだ。
汗をかくと、水分が体に染み渡る
麻辣湯の暖かくて滋味深いスープが、疲れた体に染み渡る。
気づくとじんわり全身に汗をかいている。
手元の水をごくごくと喉を鳴らして飲むと、水分がぐんぐん体に染み渡る。
体の70%が水分というのはどうやら本当のようだ。
汗をかくと、しっかり水分が取れる。
ふと、ライティングを始めて文章を書くようになってから、読書も捗るようになったことを思い出す。
汗をかくように日々たくさんアウトプットをしているからこそ、読書などのインプットが水分のように染み込むようになったのだろう。
つまり、知識の代謝が良くなった。
これはライティングの意外な効能であった。
麻辣湯、食べてみて
最近、日本でも麻辣湯は人気が高まっており、専門店が増えていると聞く。
日本の麻辣湯は辛さの調整ができる店も多く、初心者でも楽しめるようになっている。
辛いものが苦手な人もぜひトライしてみてほしい。
たくさん具材が入っているからたっぷり栄養も取れるし、女性1人でも入りやすいお店も多い。
けっこういいことずくめだな〜と思って、ホクホクしながら帰宅する私でした。
《おわり》
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