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家族などの人間関係

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近しいからこそ理解や行動ができなかったり、傷つけてしまったり。 自分の心の成長とカウンセリングのための勉強。
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2024年8月の記事一覧

「信用」と「信頼」と「依存」

アダルトチルドレンについて話す時、そこに依存があることは切っても切り離せない関係にある、とお伝えします。 「アダルトチルドレンって悪いモノなんですよね?」 このような理解をしている方は少なくありません。 アダルトチルドレンは病気ではなく、悪いモノでもありません。 (最近は複雑性PTSDとの診断を受けて、病院から私のところを紹介されてカウンセリングに来られる方は増えていますが、これも正式な病名としては無いようです) アダルトチルドレンは概念であり、考え方であり、私は「ちょ

入院中の祖母に会う【後編】

 昨日に引き続き本日も入院中の祖母に会いに行きました。今度は兄弟を案内のため。 昨日はものすごく苦しんでいたので延命治療反対していました・・・ ・・・が、栄養の高い液体を血液に入れ始めたせいか、昨日とはうって変わって元気な祖母。 「昨日約束したとおり、兄弟連れてきたよー」と言ったとたん、目がぱっちり開きました。 意識がしっかりしている分、祖母の自尊心の低めないよう努めてふだん通りに話しました。赤ちゃんや子供に対する話し方でコミュニケーション取られたらって嫌かな?って思って

祖母から母に対する過干渉と、祖母が私を愛してくれている事実は無関係なのだから、素直に受け取るべきなんよな・・・きっと。肩で呼吸しながらかすれた声で「大好きだよ」と言われ、感謝するも「私もだよ」というのが精一杯でした。きちんと「私もおばあちゃんのこと大好きだよ」って言えたらな。

入院中の祖母に会う【前編】

 写真は祖母が好きなシジュウカラ。  本日、入院中の祖母に会いに行きました。 2週間ぶりかな。それまでは自分自身の療養専念や、県外にいたり海外にいたりで、全然会いに行きませんでした。 正直、かなり危うい状況です。しかし、母や従兄弟のように純粋に悲しむことができない、冷静な(ある意味冷酷な)自分が居ます。  生物学、特に古生物学をある程度深く勉強やちょいとした仕事をしていた分、自然の摂理や命・種のはかなさに慣れていたせいか、全然涙が出ないのです。むしろ、筋肉の付き方や骨格

過去にとらわれないための心理学勉強❷

 スイスの精神科医・心理学者であるユングは、”人間の潜在意識には自覚する性別と正反対の性別が潜んでいる”と説いた。 女性の無意識に潜む男性的な面(論理性、合理性、厳格さ、勇ましさ)・・・アニムス 男性の無意識に潜む女性的な面(優しさ、豊かな感性、繊細さ、感情の豊かさ)・・・アニマと呼ぶ。  アニムスとアニマは共に自分と異性を理解する助けとなる。つまり、調和とバランスのとれた生活を送るには適切な発達が必要。自分の両面を認めないと、アイデンティティが仮面になってしまう恐れがあ

過去にとらわれないための心理学勉強❶

 祖母を愛しているのに素直に愛せなかった原因を探るべく、もう一度心理学の勉強を始めました。養育環境は影響しないという本も見かけましたが、まずは正統派から学びます。 【アダルトチルドレン】 幼少期に家庭内で親のけんかや離婚などのトラブルがあり、トラウマを持ったまま大人になった人のこと。 【インナーチャイルド】 自分の内側に子供がいるという考え方で、感情、感覚、本来のその人のこと。生まれたときから備わっている。 機能不全家庭で、愛情を受けて伸び伸びと生活することができなかった