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過去にとらわれないための心理学勉強❹
前回の記事で、(ほぼ危篤状態の)祖母に会っても初日涙が一粒も出なかったことについて気持ちをふり返って、反動形成(否認)、抑圧、合理化といった心の防衛反応が起きたのだろうという考えに至りました。
次の課題は、
・祖母の過干渉による母親たちへの弊害
・世話焼き、姉御肌がすぐにむき出しになり、自己犠牲を繰り返す。
について深掘りしていくため、心の発達過程について勉強します。
【エリクソンの漸成的発達理論】
エリクソンさんアメリカの発達心理学者。発達心理学とは加齢に伴う成長・変化を研究する学問。エリクソンは生涯に8つの発達段階があるとした。
乳児期、幼児初期、幼児後期、学童期、
青年期、成人期、中年期、老年期の8つ。
この記事では乳児期と幼児初期にフォーカスします。
下の表は、健全な心の成長のために各時期に解決すべき課題(心理的課題の列)とそれが失敗したときに起こること(危機の列)がきれいにまとめられた表です。webサイト、看護roo!より引用しました。
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https://www.kango-roo.com/word/21198より引用
①乳児期(信頼VS不信):主に母親との関係の中で、基本的な信頼感と不信感を感じる。信頼感の体験のがまさったとき、他人や社会に頼っても良いのだという希望がそなわる。不信感を体験しないと、人を疑わない人になる。
②幼児初期(自立VS羞恥心や自己疑念):言語習得が始まり、母親と双方向のやりとりができはじめる。自我が芽生え、自分でやってみたいという自律心がめばえ、失敗も体験する。失敗して注意されることが多いと萎縮してしまうが、この体験がなければわがまま放題にもなるため、健全な発達にはどちらの体験も必要。自律心は人生の積極性や自主性につながる。
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【自分のふり返り】
記憶がないのでふり返りも何もないのですが、家族から聞いたことを見てみようと思います。
・よく泣く。とにかく泣く。
・抱っこが好き。抱っこをよくせがんだとのこと。
・母より父になつき、母親は深く傷ついたとのこと。
・人見知りで、よくなく。
次回は幼児後期以降を見ていこうと思います。
***参考文献***
・人から人に伝えわるパートナリティ心理学 自己探求のワークブック ウィラード B. フリック
・https://www.m-mental-clinic.com/lifecycle.html