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怒りの感情をコントロールする方法

こんにちは!
NAMIDAサポート協会カウンセラーmaikoです。

前回の記事『恋人のスマホ、破壊したことありますか?』では、怒りの感情が2種類あること、【ガードの怒り】には怒りの裏側に感じたくないネガティブな感情が隠れていることをお伝えしました。

前回の記事を読んでいない方はこちらからご覧ください。
https://note.com/maiko_namida/n/nd4dc25459ea1?from=notice


過去の私の、「怒って恋人のスマホを破壊する」という行為の真相は、

「無価値感」と「寂しい」というネガティブな感情を感じたくない
ので、“ガードの怒り”を出したのです。

怒りを爆発させて恋人のスマホを破壊することによって、ネガティブな感情から自分の心を守ったのです。

このように「怒り」とは私たちにとって、適切な大切な感情であり、アクションです。

しかし、毎回スマホを破壊していたら、恋人も自分も苦しいですよね…

怒りの感情は大切なものですが、
自分と相手のためにコントロールできたら良いなぁ…と思う方は下記もお読みください。


★怒りの感情をコントロールする方法


前記事に書いたように、テープ式心理学では、感情が発生する仕組みを

①出来事が起こる
   ↓
②自分でその出来事に対して意味づけをする
   ↓
③ネガティブorポジティブな感情が発生

このように考えます。

出来事に対して、どのような意味づけをしたから、どのような感情を感じたか、これを考えます。
この、どのような意味づけをしたか というのがとても重要です。

同じ出来事が起きたとしても、その出来事に対してどのように意味づけするかは人それぞれ異なります。


例:「恋人が他の異性と連絡を取っていた」 に対する意味づけ

〇Aさんの場合:
仕事関係かなー?
それとも地元の友達とかかな?
まぁ異性と連絡を取ることだってあるよね~

→こう意味づけして、
いつも通り恋人と仲良く過ごす


〇Bさんの場合:
異性と連絡取るなんて絶対浮気だ!
私のことなんてもう興味ないんだ…
信じてたのに…裏切者!

→こう意味づけして、怒り狂い、
恋人のスマホを破壊する


このように、発生した出来事は同じなのに
AさんとBさんでは意味づけが全く異なります。

では、なぜこんなにも意味づけが異なるのでしょうか?

出来事をどのように意味づけするかは、
その人の生まれ育った環境や、今までの経験により決まることが多いです。

なかでも、Bさんや過去の私のように、何に対してもネガティブな意味づけをしてしまう場合、過去のトラウマによる強いネガティブな思い込みがある可能性が高いです。

この、過去のトラウマによる強いネガティブな思い込みのことを
テープ式心理学では、

【ガムテープ】と呼びます。

例でBさんがした意味づけを、ネガティブな感情の種類に分けると

異性と連絡取るなんて絶対浮気だ!
私のことなんてもう興味ないんだ…
信じてたのに…裏切者!

→私なんて必要ない・価値が無い+無価値感 となります。(人によって寂しい、など別の感情がある場合もあります。)

これをテープ式心理学では、

“Bさんには「私なんて必要ない・価値が無い+無価値感 のガムテープ」がある”

と表現します。


このガムテープがあるから、このネガティブな思いこみがあるから、Bさんは起きた出来事に対してすぐネガティブな意味づけをしてしまうのです。

では、Bさんにはいつからこのガムテープがあるのでしょうか?

いつから自分のことを「私なんて必要ない・価値が無い」と思い込んでいるのでしょうか?

大学時代は?『無価値感』を感じた出来事はあったか?

高校時代は?小学生の時は?幼少期は?

という感じで、過去を掘り下げていきます。


そうして、一番最初に強く無価値感を感じた出来事を思い出し、向き合います。

多くの場合、それは幼少期にあります


例えばBさんの場合、一番最初に強く無価値感を感じた出来事は
5歳の頃、親に「お前なんて本当はいらない子だった。産まなきゃよかった。」と言われたことだったとします。

5歳のBさんは、親に言われた通り「私なんて必要ない・価値がない」と思い込みます。

「私には本当は価値がある!」と思っていると、親の言っていることと矛盾しているため理解できず、苦しくて生きていけないためです。

この親の元で生きていくために、仕方なく、5歳のBさんは「私なんて必要ない・価値がない」と思い込んで、自分の心を守ります。

「私なんて必要ない・価値がない」というガムテープを貼ります。

そうして、ガムテープを貼りつけた瞬間から
この先の人生、ずっと「私なんて必要ない・価値がない」と思い込んだまま生きていきます。それは大人になってからもです。


それが幼少期に親によって思い込まされた単なる「思い込み(ガムテープ)」だとBさんが気づいた時、

そのガムテープと向き合ってはがすこと(もうその思い込みは止めること)を【決断】することにより、

もうBさんは同じことでは苦しまなくなります。

恋人が他の異性と連絡を取っていたからといって、
無価値感の強いネガティブな思い込みが反応しないので
ガードの怒りが発動することも無く
もう怒りをコントロールできず、恋人のスマホを壊すことはありません。

これが、テープ式心理学で怒りの感情をコントロールする方法です。
(もちろんこの方法で、怒り以外の感情もコントロールすることが可能です。)

もしあなたが感情のコントロールで苦しんでいて、テープ式心理学に興味がおありでしたら、私にご連絡いただけますと幸いです。


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