子どもに優しくなれる魔法の言葉
我が家の姉妹は10歳と6歳。
以前ほどではないにしろ今も
「ママ、本読んで!」
「ママ、一緒に遊ぼう!」
「ママ、ここで見てて!」
というお願いごとが毎日のようにあります。
余裕がある時は「はいはい」とお願いを聞けるのですが
忙しい時、
疲れている時、
考え事があって気もそぞろな時、
こういう、自分に余裕がない時は「今日はごめん!」とお断りすることもある。
もちろん、私自身「無理をしてまで子どもを優先しよう」とは思っていないのでそれでいいのですが、(無理して付き合うと「やってあげている」と
イライラしてしまうので;)
それでも後で冷静になると
「1日24時間、1440分のうちたった10分なんだから、一緒の時間を過ごせば良かったのになぁ」
と、思うこともあるわけです。
それくらい、「今、余裕がない」と感じることは視野を狭くする。
そんな私が最近取り入れている
「今、余裕がない」時に視野を広げて、子どもにちょっと優しくなれる言葉
があります。
もし、明日世界が終わってしまうとしたら
もし、このまま「おやすみなさい」をしてその間に世界が終わってしまったら私は後悔しないだろうか。
明日世界が終わると、朝が来ないと知っていたら「今日はごめん」と
断るだろうか。
そんな問いかけを
「明日世界が終わるとしたら私はなんて言うだろう?」
という一言に凝縮して、「今日はごめん」と断りたくなった時に心の中で唱えるようにしています。
私の場合、そうやって考えるとあまり「やらされ感」なく「いや、今、
一緒の時間を共有しよう」と、スッと思えるんです。
(もちろん、本当にダメな時は丁重にお断りします!)
「明日、世界が終わるとしたら」
ちょっと壮大な話かもしれないけれど、でも、大事な日常が突然
なくなってしまうのは、きっと誰の身にも起こりうることで。
子育てをしていて思うんですけれど、私たちは「未来のこと」を、考えすぎて、なかなか「今」を楽しめていないんじゃないかなぁ、って。
「今のうちにこれをやっておかないと将来大変ですよ」みたいな情報に、遅れちゃいけない!と、焦れば焦るほど、「今」が「将来」のために消費されていくのかな、と思うんです。
だけど、それって「将来」が絶対に来ると信じているからで、もし、信じた「将来」が来なかったとしたら、もっと、一緒にその時その時を楽しめばよかったのにって、なんだか私は後悔しそうだなぁと思って。
もちろん、未来も大事!だし、明日世界が終わるなんて困るので
「今」と「未来」のバランスをどうとるか
だと思います。
不安な時、焦る時は未来のこと、
くよくよする時、イライラする時は過去のこと。
心が「今」にない時は、悩んでしまいがち。
自分の心を「今」に取り戻す「きっかけ」を
「明日世界が終わるとしたら」
という質問で作ってあげる。
未来で笑う子育てもとても素敵だけれど、今日笑う子育ても
捨てがたい。
欲張りなんでしょうね、きっと(笑)
でも、こういう小さな小さな積み重ねも、きっと
「未来で笑う」に繋がっていると思うから。
今日笑えるお母さん、お子さんが増えたらいいな、と私は思うのです。
お読みいただきありがとうございました!