モンテッソーリ教育から学ぶ、子どもの叱り方・褒め方☆
こんにちは、遠藤です。
先日、1歳の娘さんがいる先輩が、面白い本を読んでいました。
「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」
本書は、モンテッソーリ教育流の、自立した子供に育つための関わり方が書かれています。
驚いたのは、
私が想像している関わり方をすると、子供の自己肯定感を低めたり、褒められる為に動く子供になるという事でした!!
まさに目から鱗の内容が盛りだくさん!
早速、3歳・5歳の子供がいる妹にもおすすめした本です。
今回は、「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」を一部抜粋してご紹介します。
☆モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは
医師であり教育家であるマリア・モンテッソーリ博士が1907年に考案した教育法です。
子どもは教えなくても自ら歩こうとしたり、自立に向かい積極的に成長・発達しようとしている。この自発的な力を発揮できる環境で子どもは成長していくとされています。
著名人でモンテッソーリ教育を受けた方も多く、
・Amazon創業者の"ジェフ・ベゾス"氏
・マネジメントの父"ピーター・ドラッカー"氏
・Facebook創業者"マーク・ザッカーバーグ"氏
日本では棋士の"藤井聡太"さんが有名なようです。
☆条件つきの子育てより、無条件子育てを!
◎条件付き子育ての弊害
宿題が終わった子どもに「すごいね!早かったね!」と褒めたり、
「約束守らないならもう絵本読んであげないよ」と叱ったりしていませんか??
この褒め方・叱り方は、何かしらの条件に基づいて褒めたり叱ったりしている事になります。
しかし、この「条件付き子育て」は
「褒美と罰」をアメとムチのように使い、子どもをコントロールしているそうで
『親の望むことや言うことを聞かないと親は愛情をくれない』という公式が、子どもの頭の中で成立してしまう恐れもあるのだとか。
・子供の自己肯定感が低くなる
・親子関係に歪みが出る
などのとデメリットも大きいようです。
◎無条件子育ての推奨
大切なのは、
子どもの行動の善し悪しに関わらず愛情を注ぎ、一個人として尊重し、気持ちに寄り添う『無条件子育て』の考えをする事なのだそうです。
☆子供が育つ上手な褒め方
本には3種類の褒め方が書かれています。
大切なのは【③のプロセスを褒める】こと!!
①や②の褒め方をすると子供が褒められ依存症になったり、チャレンジ精神を失ったりするリスクがあるのだそうです。
〜〜〜〜〜〜褒め方のポイント〜〜〜〜〜
・成果よりもプロセスを褒める
・具体的に褒める
・何をどう頑張ったのか(Yes,Noではなく、自由に回答できるオープンクエスション)で質問する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このポイントか、子供の自立に大切な褒め方なんだそうです。
☆子供が育つ上手な叱り方
叱るときのポイントは「罰を与えない」こと!
本には上手な叱り方についてポイントが書かれていました。
感情ではなく論理で向き合い、プロセスに目を向けること。
重要なのは、「わたしはどう思うか」というわたしメッセージを伝えることのようです。
☆最後に
「人間の脳は、6歳までに9割完成する」
と言われていて、6歳までの養育が、子どもの人生の土台になるのだそうです。
「子育ては、まさに親育て」
子供がいる友人や先輩が口を揃えて言っていました!
本書は、子供の教育について書かれた本ですが、大人の対人関係にも役立つ様な気がします!
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
遠藤まい
<参考文献>
https://www.flierinc.com/summary/2428
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/11128
https://benesse.jp/kosodate/201705/20170530-1.html