麻雀短歌

本

このマガジンでは、日々の出来事や心の動きを短歌で綴っています。何気ない瞬間や感情を五七五七七のリズムに乗せて、少し違う角度から世界を見つめ直すような短歌をお届けします。気軽に楽し…

10月20日麻雀打ちの歌（寒露）役遠く
ただ手を置きて
過ぎる局
他家の和了りに
見守るばかり

10月19日麻雀打ちの歌（寒露）雀魂に
役も決まらぬ
初の局
手を止め呼ばれ
焦りの風よ

10月18日麻雀打ちの歌（寒露）音だけが
響く静寂（しじま）に
手を重ね
咲かずに散りし
無言の一局

自分だけ聴牌も放銃もなく、勝負にかすりもしない時ありますよね。
その卓にいたのかな？というような何もない凪の一局を歌いました。

10月18日麻雀打ちの歌（寒露）何気なき
日々のかけらに
心寄せ
知らぬ間にまた
歌が生まれる

10月16日麻雀打ちの歌（寒露）振り込みて
静寂の夜に
涙落つ
牌の世界に
もしもなどなし

10月15日麻雀打ちの歌（寒露）確信を　胸に抱きて　リーチする
見誤りたる　牌の重たさ

10月14日麻雀打ちの歌（寒露）卓囲み　勝ち負け語る　声聞こゆ
迷いがなければ　つまらぬだろう

スパイスの　指が落とすは　牌の影
身だしなみこそ　勝負の礎

沈みゆく　自信の影に　恥ひとつ
待ちの狂いが　牌を重くす

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