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皆サラリーマンになったから自分もサラリーマンになる。
あなたは幸せになりたいと思った事はありますか?
今日お話ししていく事は、あなたが人生において「幸せ」になるためにとても大きく関係するお話です。
ちょっと考えれば誰だってわかるし、誰でも理解できる話です。
ですが僕達が日本で受けてきた教育や社会の風潮という物が邪魔をして、僕達はなかなか普段考える事がない事です。
なので本日は、平均よりちょっとだけ自由に生きているまひろだからこそお話できる事を話せればなと思います。
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というわけでこんばんは、まひろです。
いきなりですが、心理学にはSocial Proofという現象があります。
心理学では略して「SP」なんて言い方をされているのですが、今この話を聞いて
「え、こいつ何喋ってんの?」
って思う方もいらっしゃると思うのですが、これって皆様の生活とか仕事に超お馴染みなんですよね。
”口コミ”の力は偉大
というのも、このSNS時代になってお馴染みの「口コミ」という機能があらゆるサービスには搭載されていますよね。
例えば「食べログ」とか「Amazon」とか、はたまた「じゃらん」とか。本当にありとあらゆるものに口コミやレビュー機能はありますよね。
ではそもそもなぜ「口コミ」なんて機能があるのでしょうか?
その理由は売り上げにつながるからですよね。
例えば皆様ご存知Amazonや楽天といったECモールにはレビュー機能が付いていますが、一体その口コミがどれぐらいの売り上げに繋がっているのかと言うとこんな面白いデータがあります。
KDDIエボルバという企業が2021年6月にAmazonや楽天などのECモールのレビュー機能はどれぐらい人々の購入意欲に影響するのかというデータを発表しました。
そしてその結果、良い口コミを見て購入を決定した経験が一度でもある人は全体の98.4%存在し、悪い口コミを見て購入をやめた経験がある人は全体で98%存在したという事が分かったんですよね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
読者の皆様もAmazonや楽天で買い物をする時に
「この商品良さそうやんレビュー見てみよ。
あ、やっぱり良い感じなんやな!ポチッとな」
「この商品良さげやな。
レビューはどれどれ…え、使って1ヶ月で壊れた?!それは買えへんわ。」
という経験をされた方は多いのではないでしょうか?
そう口コミの力は偉大なのです。
僕もAmazonとかで日用品とかたまに買うのですが、やっぱり蜂が蜜によっていく様にレビューは見ちゃいますね(笑)
イヤホンとか買う時は特に。
ただ、今の時代ならYouTubeとかで調べれば大体の商品にはレビュー動画とかもあるので、それも良いかもしれませんがYouTubeでもやはり口コミである事に変わりません。
この様にECモールだけに限らず、消費者の意見を見る事ができる”レビュー”や”口コミ”や”コメント欄”と言った機能は様々なサイトに存在しますし、そしてそれらは結果的に売り上げに繋がるわけです。
が、なぜこういった「口コミ」や「レビュー」や「コメント欄」には大きな力があるのでしょうか。
その答えが冒頭でお話してきたSPなんですよね。
社会的証明(Social Proof = SP)とは何なのか?
ではこのSPって一体何なの?っていう事をお話しすると、これは社会心理学の知識なのですが、他者の行動が個人の行動に影響するという現象です。
例えば、日本人って並ぶのが好きって良く聞きませんか?
特に人気な飲食店では良く行列ができているのを目にしますし、年末年始や祝日には普段列ができない所にも列ができます。
が、日本人はそれでも
「あの店いっつも行列できてるよね、一回は行ってみたいな。」
と並ぼうとします。
その他にも携帯とかどうでしょうか。
新しいiPhoneが出た時なんかは携帯会社やApple Storeの前に行列ができますよね。そして数日で新しいiPhoneは手に入らなくなります。
iPhoneを使っている人が日本では過半数というデータが多くありますし僕も使っているのですが、なぜ日本の多くの人は携帯をiPhoneにするのでしょうか?
その理由の1つとして、みんながiPhoneを使っているからという理由があるでしょう。
携帯の性能に詳しい人なんてほんの一握りの人しかいません。まひろ(著者)みたいに携帯を買う時、わざわざ全ての携帯のCPUやRAMや画素数を比較して、ゲームに一番特化した携帯を買う変態なんてほとんどいません。
性能面で見ると、例えばiPhoneよりカメラが綺麗な携帯もいくつかありますし、iPhoneなんかよりコスパが良い携帯も他に沢山あります。
ですが多くの人はやたらめっったらiPhoneを使うのです。
なぜか。
ここまできたらその理由は分かりますよね。
多くの人が使っているからなんですよ。
そして、この他者(多くの人)に影響を与えられる事をSP(社会的証明)なんですよね。
「みんな並んでるあの店ってどんな店なんだろう?」
「みんな使ってる携帯を使いたい」
このように日本の多くの人は「人気飲食店に行った事がある人達」「iPhoneを使っている人達」など大多数の集団に自分も属したいとう心理を持っているんですよね。
小さい頃から思い返せばそうですよね。
学校・制服・ランドセル・給食などなど、僕達は小さい頃から同じ服を着て同じものを身につけて同じ所に行って同じ事をして同じものを食べる、そんな教育を受けて、みんなと同じ事をする様にしてきました。
そしてなぜこうして人は大多数の集団と同じ事をしたいのかというと、その方が 楽だからです。
「みんなあの飲食店に行っているんだからきっと美味しいんだろう」
「みんなiPhoneを使っているのだからきっとこの携帯は良いんだろう」
「だって多くの人がそこにいるという事はきっと良いものがあるに違いないから」
こうやって賢く物事を判断すると、楽で効率的ですよね。
だから人って大多数の人が支持する意見には耳を傾けるんですよね。
ただ集団主義が行き過ぎると次はどうなるのか、それが「馴れ合い」です。
馴れ合い
例えば、昔シングルマザーだった僕は、おじいちゃんとおばあちゃんにこう言われて育ちました。
「まひろは賢いから良い大学を出て、大企業に就職して立派な大人になるんやろな〜。楽しみやわ。」
僕はおじいちゃんとおばあちゃんに聞きました。
「なんでダイキギョウにしゅうしょくしたらええん?」
「そら大企業に就職したらお金いっぱい稼げるしかっこええやんか。」
「おカネをかせぐ?ダイキギョウにしゅうしょくしたらかせげるん?」
「そうやで。まひろは立派な大人になるぞ」
おそらく今このnoetを読んでくださっている方の中にもこうやって、肉親にサラリーマンになる事を勧められる経験をされた方はいらっしゃるのではないでしょうか?
特に親や祖父母などなどの世代の方はそうやって考える人が多いですよね。
しかし年を重ねていけば子供でも、サラリーマンは大して稼げず、本当にお金を稼いでいるのはその会社を経営している人やその会社に出資している人という事がちょっと考えれば分かりますよね。今の時代ならGoogleを開いて「年収 層 人口」って調べれば、簡単にそんな情報は出てきますが。
大企業に就職すればサラリーマンの中では稼げる方ですが、その上は沢山あります。
だから小学生の時におじいちゃんとおばあちゃんにこう聞いてみたんですよね。
「この前大企業に就職したらお金を稼げるって言っとったけど、大企業に就職するより会社作った方が稼げるんじゃない?それやったら俺社長になりたい。」
「社長?凄い事言い出したな。」
「お金で考えたらそうじゃない?なんで大企業を勧めるん?」
「まあそうやけど…だって皆んなそうやって生きていってるからな。」
と言う会話をしたのを覚えています。ちょっと朧げですが(笑)
まあこれはほんの例え話に過ぎないのですが
”皆んなそうやって生きていってるからな”
みんながこうだから自分もこうする大人って結構多いと思うんですよね。
例えば、皆んなそうやって生きていってるから自分もサラリーマンになりましたって方もいらっしゃると思うのです。
もちろんサラリーマンが全員皆んなに合わせて生きているとは微塵も思いません。サラリーマンをしている人でも本当に自分の好きな事や、やりたい事を仕事にしている素晴らしい人を僕は沢山知っています。
ただ僕は皆んなそうやって生きていってるからサラリーマンになった方が多いと思っていて、なぜそう思うのかというと”皆んなそうやって生きていってるから”です。
ならば「みんなサラリーマンになっているのだから、自分もサラリーマンになっとけばとりあえずは大丈夫だろう」と判断する人がいてもおかしくないでしょう。上でお話してきたSPと同じ理論で。
ただ”皆んなそうやって生きていってるからな”という理由でサラリーマンになった人ははっきり言って、馴れ合いをしているだけなのです。
自分の意思もない、ただただ集団に合わせるだけのかかし。そんな人にはこの世で最悪のレッテルである、おもんない人間という言葉がお似合いでしょう。
まだかかしの方が見ていて面白いかもしれないですね。
みんなサラリーマンだから自分もサラリーマンになる。
総務省統計局のデータによると、サラリーマンの人口割合は年々上昇していき2017年の時点で、社会人の中で実に89%がサラリーマンという事がわかっています。
10人に1人はサラリーマンというこの時代。
昔ならそれで良かったんですよね。
当時の日本は高度経済成長期に入っていて、戦後(1950年頃)の景気はとても良かったですから。
人口も増えていっていましたしね。
こう言う経緯があったので企業は優秀な人材を得て、大きな労働力を必要としていました。
そこで終身雇用制度を導入するようになったんですよね。
終身雇用があれば、一回会社に就職してしまえば良い給料で退職まで雇ってもらえますから安心ですよね。
だから昔はサラリーマンでも良かったのです。
ですが今はどうでしょうか?
2018年には働き方改革なんて言葉ができて、今の日本は皆んなと同じサラリーマンが安全なんて毛頭言える状況じゃなですよね。集団主義になる様に教育をしてきた政府すらが副業をする事を推奨している状況です。
もう環境も経済も昔と今では全く違うのです。サラリーマンになれば安泰の時代は終わったのです。
それなのに、なんでそこまでして皆んなと同じであろうとするのですか?なんで群れて同じ事をやりたがるんですか?
それが馴れ合いなのです。
「赤信号皆んなで渡れば怖くない」
なんて言葉がありますが「大多数と一緒でありたい」という集団主義は行き過ぎると「大勢が支持している事→良い事」ともともと判断していたのが「良い事→大勢が支持している事」になってくるのです。
「大勢が支持している事=良い事」ではないのです。そんな関係はないのです、ここまで説明してきた様に。
大勢が支持している≠良い事
でも多くの人がそうなってしまうのも、仕方がない事ではあります。
上でもお話してきたように、僕達は皆んなが皆んなと同じになる様に育てられてきたのですから。同じ服を着せられて同じものを身につけて同じ所に行って同じ事をして同じものを食べる、そんな教育を受けて、みんなと同じ事をする様に育てられました。
そりゃそうなって当たり前なんですよ。
「みんながみんなと同じ。」
この世界にいる全員が同じ人ならそれは成り立ちますよ。
ですが、現実はそうではないですよね。
僕達は一人一人価値観も性格も違っていて、感じる事やできる事っていうのは違うはずで、全員が全員と違う人です。
なのに、自分の人生まで他人に合わせようとする。それにそれは決して安全ではない道です。
だから僕はさっき言ったのです、そんなものはただの馴れ合いだと。
僕はこの馴れ合いが大嫌いです。だから学生時代、学校という馴れ合いをする場所が大嫌いでした。すぐ群れようとするあの空気も、そして皆んなと同じようにさせる教師も全て。
そして大学に行ってもそれは変わらなかったです。
互いに傷を舐め合う上っ面だけの関係、よってたかってとりあえず群れるだけのサークル、友達が欲しい人ばかりが集まるビジネス講座、空気を読んで始める就活。
だから僕は大学を辞めた後も、祖父母の願望を蹴って、現在個人事業主として一人で仕事をしています。確か大学を辞めた時もサラリーマンにならなかった時も、家族に猛反対された記憶はありますが、それでも馴れ合いの人生を送る事に比べればそんな事は些細な事でした。
まあ僕の話は良いのですが、今日は少し過激なnoteになってしましましたね(笑)
普段noteを書く時はこういう”皆んなそうやって生きていってるからな”と物事を判断するつまらない人間をそもそも意識すらしないのですが、最近思う事があり本日はnoteにさせていただきました。
と言う事でまひろ(著者)は過去にこんなnoteを書いています。
「ブレない自分らしさは人を魅了する」というnoteなのですが、今回の話を聞いて
「もっと自分らしく生きたいけど、その為にはどうすれば良いかわからない」
と思った方は是非ご覧ください。
もう今は心理学や脳科学の勉強を自制しているのですが、バリバリ勉強していた当時のまひろが心理学ベースでお話していますのでぜひ。
と言う感じで今日のnoteを締めていきたいと思います。
それでは、本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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