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【仕事】人を育てる器のない人が増えてきてはいないか?

そう感じるのは私の界隈だけだと信じたいですね。

この話には賛否両論というか、今の世の中、否の方が多い現状がありそうですが、これは私の環境における率直な感想です。

人を育てる器のない人が増えてきてはいないでしょうか。
貴重な若い人材を、あっという間に切り捨てたり、同期や年齢の近いところにいる人々を見比べ、悪く言えば品を定め、査定して順位をつける。

人それぞれの特性を理解していくことは大切です。しかし、必ずしも優劣をつける必要はないのではないでしょうか。

そして、全くもって疑問なのが、減点方式で採点を繰り返し、先輩という立場を利用して人を馬鹿にしたり、イジメを行ったり、ハラスメント行為をさも正当化しようとする人々についてです。
そして、嫌なら辞めろ、お前は向いてない、などと、平然と言ってのけるのです。

まず、何をもって「向いてない」と判断を下すかは、人によって判断基準がマチマチです。

適職診断。簡易的なものではなく、時間をかけて行う、ハローワークなどでも採用されている方式のものもあります。
この診断も、絶対的なものではありませんが、ある程度の適職を考える材料になりえます。

ここで向いていると診断が出ている人に対しても、自分勝手に査定を繰り返すなどしたうえ、自分にとって不都合だといった理由で、他者を切り捨てようとしてくる人間もいるわけです。

「俺の言ったことに黙って従え」

これだけでは判断がつかないでしょうが、これは相手を下に見ている人の口から出てくる言葉ではないでしょうか。
例えば解釈のズレや、異なる意見がぶつかった際に発せられる言葉かと思います。
緊急時、やむを得ずこの言葉を使う際には、必ずセットで使っていただきたい言葉があります。

「【今は、】俺の言ったことに従って【ほしい】」
「【後で詳しい事情を必ず説明するから】」


いかがでしょうか。
人に強要する、考えを押しつけることは、いくら仕事とはいえ、私にとって不誠実さを感じざるを得ません。

単純に言葉足らずだった。それを認識し、釈明やフォローを行える方なら、何よりです。
ただし、自分に対して自惚れや、高慢な考えがある場合、そこに自ら気づくことは至難の業だと思います。

そもそも論

ここに出てきた彼らはなぜそこまで追い詰められているのでしょうか。
なぜ私たちは追い詰められなければならないのでしょうか。
私たちというのは、同じように順位を付けられ、若さや性別といった括りで一纏めにされる私たちのことをいいます。

私が真に慕っている先輩は、彼らのことを「よい反面教師たち」と呼んで、その場の雰囲気を和やかにします。
私は、実際そこに彼らの価値を見出しているように思いますが、人を精神的に追い詰め、自分の都合に相応しくない人を排除しようとする行いは、正当化されてはならないものと思います。

人の覚悟を試したかったからと弁明する者もいます。
多くの場合、覚悟は、その場の雰囲気で決まっていくものなのではないでしょうか?
ひどいイジメを受け、トラウマになりながら、同じ仕事を続けてきた方もいるでしょう。

その悲劇を連鎖させるのも、止めるのも、自分たち次第です。

私は、次の世代にこのような苦しみを味合わせたくありません。
時代はアップデートしていきます。
その時代には別の苦しみがやってきていることでしょう。
せめて、少しでも次世代への負担を減らしたいです。


私はみながいきいきと、働きやすい職場作りがなされていくことを、切に願っています。
これは、私が決して他力本願だから言うのではなく、これが人々の協力なしには実現不可能なことだと感じているからです。


未熟=悪いではないということ。
忘れないようにしたいと思います。


後書き

どんな人間にも得意不得意はあるでしょう。
成長スピードも人によって異なります。
貴重な人材を簡単に切り捨てたり、精神疾患にさせて働けなくさせたりすることは、もったいないことだと私は思います。

環境の整った他の場所を促すのが優しさという方もいるかと思いますが、大切なことは、現状のそれぞれの環境をどのように整備していくか、課題を見極め、これからの将来を担う人材に自ら指針を示し、実行していくことではないでしょうか。

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真暮
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