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04.19
最近は牛乳を飲むことに個人的にハマっている。
幼い頃から給食に必ず出ていたり、学校に行く前の朝ごはんのおともにかかさず飲んだりと、実は牛乳を飲む機会がたくさんあったのだけれど、社会人になってしまってからというものながらくご無沙汰になってしまうことが多かった。
今もオールブランと一緒に牛乳を摂取しているんじゃないか?と言われるともちろんその通りだと思うけど、それは主役はオールブランであるわけで牛乳はあくまでオールブランを引き立てる脇役だと思っている。しかもオールブランが牛乳でひたひたになるのは避けたいという個人的なプライドから、牛乳をかけるのはほんの少しだけ。こんな状態では牛乳をまともに飲んでいるとはまったく言えないし、この状態でぼくは牛乳を毎日しっかり飲んでいるよ!などとおおっぴらに公言してしまうと牧場家のみなさんに「なめんなよ。」と一喝入れられそうだし、なにより牛さんに失礼だ。(「モー!」という怒りの声が聞こえた気がする。)
そんなぼくがなぜいまいきなり牛乳を飲もうと思ったのか。それについて書いていってみることにした。
なぜ今、牛乳を飲もうと思ったの?
なぜ牛乳を改めて飲もうと思ったのか。
それはすごく単純。
先日友人とご飯に行ったとき、ふと牛乳の話になった。その時に友人が、
「知ってる?牛乳っていろんなごはんにあう最強の飲み物なんだよ。」
と教えてくれたからである。
その時のぼくは牛乳とは真摯にお付き合いしていたわけではなかったので、牛乳はケーキとかパンケーキとか甘いものしかあわないだろうと勝手にこころのどこかで決めつけてしまっていた。
だから、正直牛乳がどんなごはんにもあうオールマイティな飲み物だとは到底信じることは出来なかった。
だから聞いてみた。
「じゃあ、かつ丼にはあうの?」
「あうあう!」
「じゃあ、ステーキは?」
「もちろん!」
「じゃあ、おそばは流石に無理だよね?」
「いけるいける!」
「え、もしかしてうどんも?」
「もちろん。」
「さすがにコロッケは無理だろ。」
「なめとんのか。」
すごい、すごすぎるぞ。
個人的にあわないと思ったもの全部に牛乳があうというのだから、すごすぎる。
はたしてそれは牛乳がごはんにあわせてくるのか、逆にごはんが牛乳にあわせてくるのか、どっちだろうと真剣に考えたけどそんなことは気にしたら負けだと思った。
つまりだ。
「牛乳はどんな食べ物にあう。」
そういうことになる。
その時ぼくの目の前の友人が熱弁していたのだから間違いない。
友人をここは信じてこれからいろんなごはんに牛乳を一緒に飲んでみよう。
そうしたら、ぼくの中の牛乳に対する価値観というのもまた新しくなるだろう。
そうやってぼくが次の牛乳信者をつくる立場になろう。
そんなことを友人と話していて思った。
そして、ぼくは牛乳信者になった。
あとがき
友人との帰り際、牛乳にあうものについてもう少し聞いてみたくなったので最後の最後に聞いてみた。
この食べ物に関しては、じぶんの中で考えて考えて「これはあうだろうな。」と結論づけた食べ物だ。
「ハンバーガーはもちろん牛乳にあいすぎるよね。」
「あ、ハンバーガーはちがうんだよな。」
え、そんなもんなの?
一気に牛乳がわからなくなった。
今度食べあわせてみるしかないのか?
そう思った。