12.28
取引先を通してぼくが手に入れたもの
12月27日と28日の2日をかけて、今年お世話になった取引先への挨拶回りを行った。
タイトルから想像された方も多いのではないかと思うけど、取引先との関わりを通して人生や仕事とはこういうものだよっていうような、人生観や仕事観といったものは全く出てこないのでぜひ気軽に目を通してもらいたいというのが本音である。
じゃあ、この一年でぼくの中でそういった考え方がまったく変わらなかったんですか?と聞かれるとそんなことはないとはっきり言い切れる。
というのもやっぱり考え方というのはずっと同じというわけにはいかなくて、仕事の中にある小さな気づきやたくさんの失敗を通してやっぱりその時々にあった自分なりの考え方というものが磨かれてき、その先にやっと固まってくるというものだと思うからだ。
だからこそ、半年前のぼくと比べるとやっぱり今のぼくは成長することはできているんじゃないかと今は少しだけ思える気がする。
仕事観や人生観を調子に乗っていきなり語ってしまったことをここでお詫びしたい。
では、そんなぼくが年末最後の取引先への挨拶回りを通して手に入れたものとは一体何だったのか、ようやく本題に迫っていく。
①.クリスマスケーキ
12月26日と27日に取引先で行われたイベントでケーキが余ってしまったのでよかったらいただいていきませんか?とご提案があった。
実は、クリスマスケーキを今年はまだ食べていなかったぼくにとってこの提案は心底嬉しかった。
「よっしゃ!」といい、取引先の社長さんが冷蔵庫からホール大のクリスマスケーキが入ったであろう箱を1つ…いや2つ取り出してくる。
え、いや2つ?と目を疑った。
もしホール大のクリスマスケーキを「一緒に食べましょう。」と2つだされたら、ただでさえ少食のぼくにとって食べ切ることは不可能だったからこの選択制の提示には心底ほっとする。
椅子から立ち上がりケーキが入った箱を除くといろとりどりのケーキがあった。
そのなかから散々迷った挙句に「いちごのケーキでお願いします。」と伝える。
このやりとりはケーキ屋さんでするもんだよなと内心おかしくなったが、それは置いておく。
そうやって自然に取引先の社長とケーキを囲み、今年最後のお茶会が唐突にはじまった。
まさかこんなサプライズがあったなんて思いもしなかったけれど、えてしてクリスマスプレゼントっていうのはそういうものだったよなとその時は心の中でそう思った。
②.世界遺産カレンダー
取引先からもらう確率が高いものといえば、間違いなくカレンダーであると思う。
案の定、ぼくも取引先からカレンダーを貰い受けたのだから、笑顔でどうぞ!と貰い受けることができるような関係性を築くことができたことに少なからずその瞬間は達成感を感じていた。
そして、その場でまじまじともらったカレンダーを見つめる。
世界遺産カレンダーとあった。
世界遺産が小さい頃から好きで民放放送でやっている「世界遺産」も時間が合えば見るようにしていたり、国内、海外含め世界遺産を旅行のスケジュールに組み込むことが多いぼくにとってはとても興味深かった。
だから思わず、
「いいですよ。」と返事をいただいたので、
ぼくの人生の中で培われてきた世界遺産の知識をフルにつかって、次に控える世界遺産について知ってることを話そう!
と謎に意気込み、意気揚々と1ページ目をついにめくる。
③.Hulu
最後の取引先で仕事の結果報告を兼ねて5分ほど時間をいただくつもりが、仕事と世間話に花が咲き、結果50分ほど話し込んでしまった。
その挨拶の終わりごろになると、
という問いが間違いなく出てくるのは年の瀬の挨拶ならではだと今でもそう思う。
この問いに対してはこう返した。
であれば、映画好きな人はAmazon primeや、Netflixはじめさまざまなインターネットでの動画視聴コンテンツに加入しているのは間違いないし、実際ぼくも加入している。
ただ、この点に関して誰にも負けない自信が少しだけあった。
というのが、ぼくはAmazon primeとNetflixを同時に加入しているという二刀流だったからだ。
いままで複数の動画視聴コンテンツに加入している人をあまり見たことがない…というかみたことがなかったため、このトークに関しては絶対的な自信を持っていた。(なんで?)
だから聞いてみた。
まったくはいってないんですよーとかだったら、切り返しでおすすめのコンテンツを教えてさしあげることができるぞ。
そう思ったぼくは次の言葉を待ち侘びた。
まさかの四刀流に驚きを隠せなかった。
そうやって残りの時間にHuluについての営業を受けてぼくは同日Huluに加入を果たし、無事三刀流となった。
終わりに
やっぱり人と話してみると得るものは確かにある。
それは考え方といった目に見えないものだけではなく、やっぱり形を伴ったものでもしっかりある。
来年はぼくからも何か与えられる人になりたいなと今はそう思う。
ただ、来年こそはHuluを誰かに加入してもらえるように努めたい。
ちなみにぼくは、Huluの回し者なんかではまったくない。