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わたしのシンギングボウル・後編

シンギングボウルを手に入れなぜか肩を痛めた女。その経緯についてはコチラの前編と中編をお読みいただき、わたしの筆はさっそく後編へと進みたいと思います。


https://note.com/mag_monzo/n/nbbd2a81f84de?fbclid=IwAR3Y29IeM5jqEXhZSWK26v81pE6sIugcnjUCa40mUcbnEXfv1PGZrsSanhM



シンギングボウルをシンギングさせすぎたのか、次の日の朝、モーレツに肩が痛い。筋肉痛っぽいけど、骨も痛い気がする。腕を上げ下げする動作をしても痛い。ついに来たかシジュウカラ🦜。じゃなくて四十肩。出会った全ての者を整骨院送りにするというあの悪名高い四十肩がきたのか。一気に不安になる。まさかシンギングボウルで肩を痛めたなんて、口が裂けたら言えない。裂けても言えない。そんな軟弱な肩なはずがない。昔は"強肩"と恐れられ、イチローも新庄もアレックスも一目を置く外野手だったわたしだ。(ウソだ。)

何が原因かはわからないが肩は痛い。肩は痛いけどシンギングボウルを鳴らせるようになったのは嬉しい。寝ても覚めてもボウルをシンギングさせている。singing bowlであり、swinging bowlでもある。

わしゃ、ずーっと何いうとんじゃ。


わたしがトイレに入ってる時や風呂に入ってる時、はたまた二階でゴロゴロしてる時など、時折リビングからシンギングボウルの音が聞こえてくる時があった。おそらく夫が練習していたんだと思う。きっと悔しいんだろう、わたしができるようになったから。くっくっくっwwwもっと悔しがれwww

次第に家族みんなが叩いたり回したり音をならすようになり、だんだんいろんな人に鳴らされまくったせいか、ちょっとくるくるしただけですぐに音が鳴るような、そんな素直なシンギングボウルに変化してきたような気もする。猫の次くらいに家族に愛でられているわたしのシンギングボウル。

あの肩の激痛は一体なんだったんだろうか。なんとなくドラマのようなものがあった気もするが、曖昧すぎるのでわたしの心の中にとどめておくことにしよう。

シンギングボウルを鳴らしてからの阿字観瞑想は、以前よりも場が浄められて集中するための儀式にちょうど良い感じがしている。阿字観の前に左回りで音を出す。そして阿字観の終わりに右回りで音を出す。左回りの音は自分自身を癒す音なんだそうだ。右回りの音は他者を癒す音なんだそうだ。自分のための阿字観だけど、少しでも他者へ癒しが届いたら、誰かが受け取ってくれていたらいいなと思ってる。

おわり。

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