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箱根駅伝2024-25「負ける気がしねぇ」シリーズ

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2021-22は「男になるのはお前だよ」、2022-23は「パワフルパワー」、2023-24は「前人未踏」シリーズでした。 箱根駅伝2024-25「負ける気がしねぇ」シリーズで行…
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2022年11月の記事一覧

イェゴン・ヴィンセント「衝撃」

イェゴン・ヴィンセント「衝撃」

未だに忘れられない衝撃的な走りがある。駅伝などで分かりやすくソフトで、選手の勝算を惜しまない渡辺康幸さんが唯一言葉を溜めて絶句した男。そう、イェゴン・ヴィンセント・キベットくんである。

彼が1年生の時、同じ区間で田澤廉くんがデビューしたその中でヴィンセントくんは21.3キロという長い区間をあっという間に駆け抜けて見せた。59分25秒は、現在の箱根駅伝でも6区以外で1時間を切った唯一の記録であり、

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石田洸介「苦闘」

石田洸介「苦闘」

あれはいつのGoingだっただろうか。

青山学院の原晋監督が注目する選手として挙げていた石田くん。既に1500・3000・5000で中学生記録を持っていた彼を注目されたのは都道府県対抗駅伝でのこと。
襷を受け取るとわずか3キロの短い区間の中でなんと15人抜き。以来彼はスーパー中学生として名を馳せ、その後も高校では5000メートルの高校生記録を塗り替えていった。

そして東洋大学に入学した石田くん

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佐藤圭汰「課題」

佐藤圭汰「課題」

彼は日本陸上界にとって重要な存在となる。これに間違いはないだろう。非常に高い意識に裏打ちされた圧倒的な才能と既に20歳以下の5000メートル日本記録保持者となった実力。そしてまだまだ底知れぬ高いポテンシャル。そして、目指す先はどんな選手なのだろうか?

怪物の神髄駅伝や大会での実績は中学時代からの折り紙付き。当時からライバルであった吉居駿恭くんなどを始めとしてハイレベルな争いを繰り広げていた彼は名

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伊豫田達弥「一人」

伊豫田達弥「一人」

順天堂大学のエースと言えばだれを思い浮かべるだろうか。
恐らく大半は三浦龍司くんの名を挙げるに違いない。確かに三浦くんがいるときといない時で順天堂大学というチームは大きく様変わりする。それは間違いの無い事だ。
だが一方で「駅伝」という競技に関して言うならば、彼は絶対的エースと言い切ることは出来ない。それはチームスポーツだからではなく、彼よりも確実に結果を出すランナーが順天堂大学に居ることを忘れては

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近藤幸太郎「背中」

近藤幸太郎「背中」

果たして、彼がここまで「強い」ランナーだという事を誰が想像しただろうか。少なくとも私は彼がここまで強い選手だとは思わなかった。
近藤幸太郎くんが全日本で見せた激走を見るまで、それは多くの人が想像していたのではないだろうか。

原晋監督が自らの責任を明言しながらも「とがった選手ややんちゃな選手が居ない」と嘆いていたのは、乗ってくれば強いが流れが悪くなった時にそれを変えられる選手が居ない…。という意味

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箱根駅伝2023出場校紹介(20)「国士舘大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(20)「国士舘大学」

ということで、今回で箱根駅伝の出場校を紹介は最後だよ!

国士舘大学だよ!では、レッツラゴー!

国士舘大学かつて「追うも国士追われるも国士」と呼ばれた、警察官と道を極めた方の大学として古くは知られていたが、その影響からか武道やサッカーなどでスポーツが古くから盛んな大学。世田谷区若林にある国士舘中学・高等学校は系列校。古くから陸上部も盛んで、1960年には「突進の国士館」と呼ばれている。

卒業生

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箱根駅伝2023出場校紹介(19)「東海大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(19)「東海大学」

さあ、箱根駅伝紹介も残り2校になってきたぜ。私の心の中にいるマリクもつい顔芸をしてしまって大変なことになっていることを付け加えておきましょう。

昔は妹さんも良く顔芸スタンプ送ってくれたのに、最近冷たいのが悩みどころです。さあ、そんな寂しい日々を送っているみんなも、この大学紹介を見て心も体も温まりましょう(そんな効果はない)。

東海大学1942年に財団法人国防理工学園が、国防理工科大学の一環とし

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箱根駅伝2023出場校紹介(18)「専修大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(18)「専修大学」

専修大学もここ近年チームとしてどんどん強くなってきていますね!

個人的にバスケットボール部のスティーブくんが気になっているのですが、彼は元気でしょうか?

元気そうで何より。それでは行ってみよう!

専修大学緑色のユニフォームと言えば青山学院大学だが、元祖は専修大学として知られている。数少ない箱根駅伝優勝校の16校の一つとしても知られ、かつては箱根登山鉄道の踏切に優勝を嫌われたという、箱根駅伝に

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箱根駅伝2023出場校紹介(17)「山梨学院大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(17)「山梨学院大学」

良い子の皆さん、山梨学院大学のキャッチフレーズ覚えていますね。
そう、『全大学に告ぐ。 山学バズらせてもろて』でしたね?

問題なのはいかにキャッチで面白いかということではなく実力なのです。しかしながら、近年の山梨学院大学は振るいません。
中々良い選手が入ってこないという苦境に立たされておりますが、箱根駅伝で今回はジャンプアップできるのか?

山梨学院大学県下最大級といっても良いほどの私立学校とし

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箱根駅伝出場校紹介2023(16)「立教大学」

箱根駅伝出場校紹介2023(16)「立教大学」

さてさて、続いては55年ぶりとなる立教大学。
MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)がそろい踏みとなったこの大会は一気に強化され見事に箱根路を手にした。若い選手が多いだけに、更なる飛躍も期待できるが…果たしてどうなるでしょうか。

大学紹介と併せてどうぞ。

立教大学米国聖公会の宣教師チャニング・ウィリアムズ主教が、1874年に東京・築地に設立した聖書と英学を教育する私塾、立教学校を前身の一つ

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箱根駅伝2023出場校紹介(15)「日本体育大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(15)「日本体育大学」

みなさん、日体大というと何を思い出しますか?

初心者・エッサッサ
中級者・集団行動
上級者・服部翔大
ガチ勢・日体大記録会
??勢・関口メンディー

それでは日体大行ってみよう!

日本体育大学1891年に現在の成城中学・高等学校内に設立された「體育會」が起源となっており、以来日本の中でも第一線を誇る体育大学として多くのアスリート・指導者を輩出している。1949年に現校名に。

オリンピックに日

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箱根駅伝2023出場校紹介(14)「早稲田大学」

箱根駅伝2023出場校紹介(14)「早稲田大学」

都の西北にあるのが高田馬場で、そのまた西北にあるのが所沢というのが今回紹介する早稲田大学です。結構都の西北好きなんですよ。つべ置いときますね。

早稲田大学1882年に佐賀藩の藩校「弘道館」にて学んでいた大隈重信によって、東京専門学校という学校名で設立されたのがルーツ。現校名になったのは1920年。日本の私立大学の中で、慶應義塾大学と同時期に設立された私学の雄。多くの政治家を始めとした財界人・芸能

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箱根駅伝出場校紹介2023(13)「城西大学」

箱根駅伝出場校紹介2023(13)「城西大学」

さてさて、続いては2年ぶりとなる城西大学。
noteでは櫛部さんの練習に関するスタンスなどのアウトプットなどにも定評があり、様々な取り組みをしていることがうかがえる。また、今年は留学生を迎え入れての大会となるわけだが、どのようにチームも変わって行ったのかは興味深い。

大学紹介と併せてどうぞ。

城西大学1918年に設立された城西実務学校を前身とする城西学園を母体にして、1965年に創立された比較

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箱根駅伝2023出場校紹介(8)「國學院大學」

箱根駅伝2023出場校紹介(8)「國學院大學」

さあ、みんな大好き國學院大學だよ!

個人的に前田康弘監督はめちゃくちゃ好きです。そして、寺田夏生選手は今でも一番の推しメンです。

良い顔だ。これからも息長く活躍してくださいね!

寺田選手推しの人も寺田選手推しでない人も、もれなく楽しめる他校紹介はこちら。

國學院大學1882年に皇典講究所を母体とする大学で、明治政府の神道政策の一環として古典研究と神職養成の機関として創立。現在も国史や日本の

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