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箱根駅伝出場校紹介2023(16)「立教大学」

さてさて、続いては55年ぶりとなる立教大学。
MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)がそろい踏みとなったこの大会は一気に強化され見事に箱根路を手にした。若い選手が多いだけに、更なる飛躍も期待できるが…果たしてどうなるでしょうか。

大学紹介と併せてどうぞ。

立教大学

米国聖公会の宣教師チャニング・ウィリアムズ主教が、1874年に東京・築地に設立した聖書と英学を教育する私塾、立教学校を前身の一つとする日本屈指の伝統校。東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・法政大学と併せ6校で「東京六大学」を形成。

国際性やリーダーシップを育むリベラルアーツ教育を実践し、2022年時点で、10学部・27学科・8専修・1コースを設置。大学院は15研究科を設置する。世界における評価では、質の高い先端的な研究を行う理学部が牽引している。

キャンパスの評価も極めて高い。特に池袋キャンパスは蔦の絡まる煉瓦造りの歴史的建造物群とガラス張りの近代的な校舎が調和し、都会にありながら緑豊か。異国情緒ある洗練された美しいキャンパスとして知られている。

政財界から文化人、アスリートに至るまで多くの人物を輩出。
黒沢清さんから日本テレビアナウンサーの上重聡さん、みのもんたさんに古舘伊知郎さんも同校の卒業生として知られる。

アスリートは「親分」として知られた大澤啓二さん、杉浦忠さん、ミスタープロ野球こと長嶋茂雄さんも有名だ。

今シーズンのチーム成績

予選会6位
全日本予選11位

チームトップが1年生で上位10人に1年生3人、2年生3人、3年生4人という若いチーム構成で制覇。4年生はエントリーされることなく若く伸びしろのあるランナーが控える。チームトップで通過した國安広人くんを始め、全体としての順位は決して高くはない。

しかし、これらはおそらく上野監督も織り込み済みのはずで重要となる特殊区間の5区6区の準備も進めつつという状況になっている。ほぼ初出場に近い立教が果たしてどこまでやれるのかは注目だ。

パワフルプレイヤー:林虎大朗

1年生の台頭が目立つが立教大学の「改革」の第一歩を昨年から歩み続けるチームのエース格。5000では既に立教歴代最速タイムを持っており、スピード駅伝化が続く箱根駅伝においても重要なファクターとなるはずだ。

ちなみに昨年箱根駅伝3区を走った青山学院大学の太田くんは高校の同級生にあたる。

監督

上野裕一郎

「箱根駅伝最速の監督」とまで言われる、現役ランナー兼立教大学の監督を務める。その才能は高校時代から知られ、佐久長聖高校時代には長らく破られることの無かった高校駅伝の日本人区間記録保持者として知られ、中央大学では中々本来の力を発揮することは叶わなかったものの、3年時には3区区間賞を獲得した。
大学卒業後は世界陸上にも出場し、ヱスビー食品とDeNAでは駅伝選手としても活躍。DeNAの規模縮小などにも伴い退社し、立教大学陸上部監督を務めながら現在も選手として活動している。

ビッグマウスで誤解されがちではあるが、陸上・駅伝への愛が強く恩師の両角速監督のような指導者になりたいと将来を描き、今回は大学こと違えどその恩師との直接対決となる。

さあ、次はあの山梨学院大学だよ?

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