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横になってご飯を食べる

162本目。みなさんは、横になってご飯を食べますか?

テレビをソファーに横になって、ポテトチップをボリボリ、、、
なんてこともあるかもしれませんね(笑)。


嚥下(えんげ)

介護の仕事をしていると、ゴックンが上手くできないために
お茶を飲んだり、食事していて、、、

ゲホゲホっ!!

むせる方がいます。

看護roo!さんから拝借♫

このような横からみた図は、介護の教科書でもよくみます。

空気が出入りする気道は前側、
飲み物食べ物が通る食道は背中側

なので、嚥下が難しい寝たきりの方などは、
仰向けで食べると、重力で食道側に食べ物などが流れる

ということで、身体を起こして、仰向けが定説だったりします。

ベネッセさん「介護アンテナ」から拝借

もちろん、嚥下の専門家(歯科医師、言語聴覚士など)の指導のもと
安全な食事については検討していきます。

多くの場合、仰向けでベッドを持ち上げて(30度~60度)
食べていただいています。


しかし、介護現場にいると、
車イスやベッドでは食事が進まないのに、

寝っ転がってる時には、
おやつをモリモリ食べてる人もいたりします。

本人たちに聞くと、
「寝てる方が食べやすい」とか「寝ながら食べるの最高」
とおっしゃったり(笑)。

友達の神経難病の人も、
「車イスだと喉の奥に食べ物が落ちてくる感じでちょっと怖い」
「寝ながらの方が、食べ物や喉の動きをコントロールしやすい」

と言っていたりする。


喉の構造上も、健常者はイスに座って食べるから、
寝ながら食べることに違和感はあります。

「ちゃんと起きて食べましょうよ」

と言いたくもなります。

完全側臥位法?


側臥位とは、横向きに寝ること。

完全というのは、完全に真横を向いた
状態で寝転ぶ姿勢、ということです。

リハ職や介護職もぜひ寝て食べる体験してみると、、、「おお!?」ってなります

詳しい説明は、甲南医療器研究所さんの
誤嚥性肺炎予防と楽して口から食べる専門チャンネル」をぜひ!!
 ↓ ↓ ↓
https://www.easyswallow.jp/%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%81%B4%E8%87%A5%E4%BD%8D%E6%B3%95/

喉の仕組みをちゃんと知ると、
めっちゃ理にかなった技法だと納得しまくり!!!

以下、写真やイラストで解説♬

喉を水平面で切った図。頭側から見た様子。手前がおなか側。
奥が背中側(食道がある)

嚥下を考えるときには、先ほどみた「横からの図」だけでは理解しにくく、
水平面で切った、「上からの図」も参照したいところ。

ゴックンしない時、喉頭蓋はフタをせず、気道はオープン♬
喉頭蓋が気道を塞ぐことで、食道に食べ物・飲み物など流れていく。
ところが、嚥下障害のある方など「切れ目」から誤嚥することも!
仰向けは、「切れ目」という弱点によって、誤嚥リスクがある
完全側臥位だと「切れ目」の位置が高くなる。弱点をカバーできる姿勢といえる!


※実際に介助する際には、専門職などと相談のうえ対応するようにして下さい。疾患やご状態によっては、適さない方もいると思います。


新たな学びを得るには、、、


このことをぼくに教えてくれたのは、
介護のオンラインコミュニティ
KAIGO LEADERS SPACE 通称「かいスぺ
の勉強会でした★✩

https://heisei-kaigo-leaders.com/projects/space/

言語聴覚士(嚥下や発声の専門家)がいらっしゃり、
時々勉強会を開いて下さってます。

かいスぺでは、
介護職、リハビリ、看護、医師、管理者、社長、
家族を介護している人、学生、メーカーの人、ライター、、、

あらゆる人がいて、介護を軸に対話や情報交換をしてます。

今回のような学びに出会えたり、全国に繋がりが作れて、
とても楽しいです♬

良かったら、ご参加下さいませませ~★✩


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