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前多が最終話まで視続けた'24年7月開始アニメ感想

7月26日に投降しました「私が視た'24年7月アニメ新番組第1話評価」の結果報告ともいうべきリストです。

単にリストアップするのみではつまらないと思い、私の“独断と偏見”に満ちた★5つを満点とした評価と寸評も添えました。なお、この評価は全話通してのものです。
原作がある作品の場合、各原作は一切読んでいないため飽くまでもアニメのみを視た感想です。

受信できるチャンネルは地上波放送のみです。
ネット配信は一切視聴していません。
作品の列挙は最終回の視聴順です(ほぼ放送順)。

ラーメン赤猫 =★★★★★

人間社会の中で猫がラーメン店を経営しているというアニメ。ギャグでもファンタジーでもない、ある程度のリアルさを持った設定と展開が、作品世界に奥行きを与え、また面白くしていた。毎週視るのが楽しみだったのだが、レコーダーの不調で第11話を視逃してしまったのは残念でならない。OP曲はなかなか良くiTunes Storeで購入。第2期を強く希望。

烏は主を選ばない =★★★☆☆

2024年4月期の作品だが同時期に終了したのでリストに入れた。アニメーション制作がぴえろだけあってか、全体的に安定の出来だった。純然たる異世界ファンタジーかと思いきや、人間社会が併存するという世界設定には驚愕。続きが視たい!

エルフさんは痩せられない。 =★★★☆☆

原作通りなのだろうが、もう少しハジけたところが欲しかった。豊富なキャラクターを活かしきれていない感があるが、全12話のうえに15分の放映時間ではやむを得ないか。小岩井ことり作詞のED曲は印象的でDL購入した。

伊藤潤二『マニアック』 =★★★☆☆

本作も原作を全く知らないのだが、この独特な作品世界を構築できる才は素晴らしいと思う。勿論、面白かったのだが、中には恐怖心を本当に覚えた作品もあり、夜中の視聴後に困ったものだった。 (^_^;)

菜なれ花なれ =★★★☆☆

良い話だった。が、全体的にもの足りない気がしてならず、もう少し各キャラを掘り下げた緻密な描写が欲しかった。美空かなた役の中川梨花が大根だったのは惜しい。

真夜中ぱんチ =★★☆☆☆

基本設定、作画(キャラクターデザイン)、キャスティングが魅力的で期待して視始めた。しかし、第6話でハンドベルを素手で演奏したシーンで、すっかり鼻白んでしまい、以後は興味が激減した。あのシーンはP.A.WORKSらしからぬ失態だろう。脚本(ストーリー展開)と演出が雑なアニメだった。

NINJA KAMUI =★★★★☆

復讐譚なのでもっとヒガンの懊悩を描いた沈痛な展開を覚悟していたのだが、メカニックでシャープな作りだったのは意外だった。ただ、それ故にヒガンの存在感が軽くなってしまった感があるのは惜しい。全体的に破綻が無く、またキャスティングも良く視応えがある作品だった。

NieR:Automata Ver1.1a 第2クール =★★★☆☆

作り手の独り善がりな観念的かつ抽象的と言える展開が繰り広げられたのは残念でならない。話題になったゲーム「NieR:Automata」が原作という言わば“ブランド”がなければ最終話まで視続けたかどうか。まあ、つまらなくはなかった。OP曲であるLiSAの「ブラックボックス」は歌詞が気に入り購入した。

ザ・ファブル =★★★★★

本作も2024年4月期の作品だが同時期に終了したのでリスト入り。とにかく次の展開が気になってならず面白かった! 作画には波があったが、脚本・演出は堅実で安心して視ていられた。佐藤明役の興津和幸をはじめキャストは誰もが好演で魅力的だった。

いわかける!-Sport Climbing Girls- =★★★☆☆

再放送だが初見なのでリストに入れた。さすが監督がベテランのアミノテツロだけあって、全体的に破綻が無く、正統派の“スポーツもの”で好感が持てた。生真面目とも言える作りで、故に地味な感が拭えず今様の強い魅力を感じられないのは残念に思う。

【推しの子】 =★★★★☆

2.5次元演劇の件は少々蛇足に思えたが、それでも破綻の無い緊張感がある展開で、話が動く最終盤まで視る者を惹きつけ続けたのはさすが。今様の陰惨さが見え隠れするのは嫌悪するが、面白い作品なのは確か。ED曲である羊文学の「Burning」はDL購入しよく聴いている。第3期制作決定は嬉しい。

以上、全11作品です。
2024年7月期の第1話視聴数は全15作品でしたが、最終話まで視続けられたのは上記の数です。
この位の本数が遅滞無く視聴を消化できる程よい数でした。

※画像は「ザ・ファブル」より。
※文中敬称略

〈おわり〉


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