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心に余裕はないけれど、2歳の子どもがお手伝いをしたいと言うので〜料理編〜
こんにちは、まどろみです。
日々丁寧な暮らしについて考えています。
皆さんは子どもがお手伝いしたい!とやって来たとき、どうされていますか?じゃあお願いということもあれば、今日は大丈夫よと断ることもあると思います。
その違いはなんでしょうか?
・子どもができそうな作業が無い
・もう少しで作業が終わる
・急いでいる
・心の余裕がない
など様々な理由があると思います。
実際私も2歳の娘と暮らしているので、お手伝いする!と言われる機会が多々あります。
なんせ丁寧な暮らしを意識して暮らしているので、娘とのやりとりにも丁寧に接したいところ。なので娘との娘がやる気に満ち溢れているときは、その気持ちを優先させてできる限りお願いするようにしています。
でも唯一。心の余裕が無い日、このときだけはお手伝いを断ります。
なぜなら、ちょっとしたことで私の機嫌が悪くなるから。
様々な理由で心に余裕が無いときは、普段は許せる範囲のことが許せなくなり、イライラしてお互いに機嫌が悪くなるからです。
でも子どもは心に余裕がない時、ある時、関係なくキラキラした目でお手伝いをしにやってきます。そしてお手伝いを断ったら断ったで機嫌が悪くなります。
じゃあどっちにしろ機嫌悪くなるなら、少しでも子どもの要求を叶えておくか……と、思って、今回は
お手伝いさせてあげたいけど
・こぼして欲しくない
・散らかして欲しくない
・ずっと見とくのがしんどい
・ご飯作りに集中できない
こんな心の余裕がないときにしてもらう、簡単な料理のお手伝いを集めてみました。また、お子さんのキッチン食育や台所育児をこれから進めていきたいと考えている方にもオススメです。
ちょっとでも親子共に穏やかな暮らしができるよう、参考になれば幸いです。
⬛︎心に余裕がないときのお手伝い~料理編~
今回は以下のポイントを元にご紹介します。
・食材が床に落ちても洗えるもの
・こぼしにくい
・ヤケドの危険性がない
・包丁を使わない
基本的には下ごしらえをやってもらう流れです。
一応ウチの娘が1歳半頃からできたお手伝いをまとめているので、月齢の参考にしていただければと思います。
⚠️注意事項も併せて書いているので、実行される場合は必ず一読してください。
①冷蔵庫から野菜を出してもらう【オススメ度:★★★】
【やり方】
・野菜の名前を言って「〇〇取ってきて」と伝える。
我が家の冷蔵庫は最下段が野菜室です。
だいぶ野菜の名前を覚えてきたので、名前を伝えると自分で開けて取ってきてくれます。
野菜によってはちょっと時間がかかるので、冷気は少し逃げますが、楽しそうに探しています。野菜の名前を覚える機会にもなりますし、実際に本物に触るいい機会にも。
1番下が野菜室でなければ他に常温保存のものが入った引き出しなどあれば代用できると思います。
⚠️引き出しを閉じるときは、指を挟まないように気をつけてください。
②電子レンジのボタンを押してもらう【オススメ度:★★☆】
【やり方】
・あたためボタン/スタートボタンを押してもらう(できそうなら、時間などを設定するときにダイヤルを回してもらっても〇)
ボタンを押すのって意外とテンション上がるようです。
大人にとってはボタンを押すこと自体にあまり関心は無いかもしれませんが、子どもにとっては一生懸命力を入れないとボタンが押せないことや、押せたらピッと音が鳴ってレンジが動き始める様子に達成感を得ているように見受けられます。
更にダイヤルを回そうもんならテンション爆上がり。ドアの開け閉めも一緒にやってあげるとできるので、楽しそうにています。
電子レンジ一つとっても、子どもにとってはテーマパークのようなものなのかもしれません。
⚠️電子レンジがお子さんの手が届く場所にあるご家庭は、一人で勝手に触ってはいけないので、やらない方がいいかもしれません。
③野菜をボウルで洗ってもらう【オススメ度★☆☆】
【やり方】
・大き目のボウルに水を少な目にためる
・野菜を入れて好きに洗ってもらう
根菜類など、固めの野菜がオススメ。
なぜなら、力の加減が難しい子どもでも持ちやすく、最悪落ちても変形しにくいからです。
スーパーで買ったものなら比較的土もついてないので、誤って口に運んでもそこまで不衛生ではないと思います。
【野菜・果物別オススメ例】
〇→大根、人参、さつまいも、ナス、ピーマン、きゅうり、オレンジ、アボカド
△→白菜、キャベツ、りんご、じゃがいも(土がうっすらついているもの)
✕→トマト、ぶどう、もも、ほうれん草、キウイフルーツ、長ネギ、ゴボウ
長ネギやゴボウなど、長い野菜は振り回して大惨事になる可能性があるので非推奨です。いや本当に。
水洗いに適切な野菜を選ぶのに少し頭を使うので、手軽ですがオススメ度は★☆☆。水遊びが好きな子はわりと集中して洗ってくれます。
⚠️水の量が多いと周りがびちゃびちゃになるので、必ず少なめに。
こういったご飯のときに使う長袖防水エプロンを持っている方は着けてあげると、より心穏やかに見守れます。
④しめじを分ける【オススメ度:★★★】
【やり方】
・ボウルと、洗って石づきを取ったしめじを用意します
・ひたすら房を分けてもらいます
房分けは包丁を使わず手作業で出来るので怪我の危険性がほとんどありません。また、キノコ類は案外形がしっかりしているので、力の加減が難しいお子さんでも形が崩れにくく見た目も悪くなりやすいです。
お子さんの性格にもよるかもしれませんが、意外と長い間一つ一つ集中して分けてくれます。集中している間は、特に声をかける必要はないと思います。その間にチラチラ見ながら他の作業を進めてしまいましょう。
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⚠️しめじは生ものなので、口に入れないように見ていてください。
⑤切った物を鍋やボウルに入れてもらう【オススメ度:★★★】
【やり方】
・親御さんが切った食材を用意します
※野菜中心で手についたりしないもの推奨
・まな板から火のついていない浅めの鍋やフライパンに移動してもらいます
特に炒め物などは比較的盛り方を気にしなくていいのでオススメです。
ぽろぽろ落ちるときもありますが、ご愛敬ということで。
まな板とフライパンの位置は近ければ近いほど落ちるリスクを抑えられます。ピッタリくっついているくらいが丁度いいです。
⚠️肉や魚などの生ものは大人が入れてください。
⑥袋に入れた材料をモミモミしてもらう【オススメ度:★★★】
【やり方】
・肉団子やハンバーグの材料をフリーザーバックに入れてきっちりしめます
・子供にモミモミしてもらいます
一種の感触遊びで面白いし、零す可能性も比較的低いです。
1~2歳くらいのお子さんならフリーザーバックを自分で開けるリスクも低いので、多少目を離しながら作業ができます。その間に別の作業を進めちゃいましょう。
⚠️ポリ袋でやると時々穴が開く事故が起きるので、可能であればしっかりしているジップロックなどのフリーザーバックを推奨してます。
⑦茹でた野菜をザルの中で絞ってもらう【オススメ度:★★☆】
【やり方】
・茹でた野菜を水に晒すか、冷えたものをザルの中に用意します
・ザルの中でにぎにぎしたり、押したりして絞ってもらいます
1~2歳頃はにぎにぎが得意だしやりたい月齢なので、わりときゃーきゃーいいながらやってくれます。と言っても、力はあまり強くないのであまり絞れません(笑)
なので、ザルの下にはボウルをつけておくか、↓みたいな平らな水切りラックがあるご家庭はその上でやってもらったら水を拭く必要がなくなります。
(余談ですが、こういった折り畳み水切りの上にザルを置くと、両手で鍋を持てるので湯切りするのにすごい便利です)
⚠️やってもらう前には必ず熱さの確認をしてやけどしないようにお願いします。
■元気はないけど、子どもは待ってくれない
7つほど心の余裕がないときでもできるお手伝いをご紹介しました。
ちょっとしたことでも、子どもは興味を持ってやってくれるので助かる反面、いいことなのですがお手伝いに興味を持つと大人は大変です。
今日くらいはお手伝いをしなくてもいいじゃないか、と諭してもダメなときはダメ。何かやらないと気が済みません。
そんなときに、今回ご紹介したお手伝いをされてみてはいかがでしょうか。
お手伝いをちょっとずつやってもらうと、その分自立も早いかと思います。今はしんどいですが、将来への投資と考えて、子どもと接していけたらと私は考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆様と一緒に丁寧な暮らしを目指していくお手伝いができれば幸いです。
2025.01.27. まどろみ
前の記事も子どもとの暮らしについて書いているので、よかったら読んでみてください!
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