「あの、カバン、あいてますよ」
こんばんは。今日買った明太子フランスパンに顎が負けそうな福堂です。思ったより硬い!
突然ですがみなさんは、カバンがあいている人に遭遇したときにどうしてますか?
「あの、カバン、あいてますよ」
私は見かけたらできるだけ声をかけるようにしています。
・恥ずかしさは一瞬
声をかける恥ずかしさはもちろんあります。
聞こえないふりをする人ももちろんいます。
でも、気になるんだもん!
自分でカバンがあいていたことに気付いたときって、「え?あいてた(´⊙ω⊙)!今までずっとあいてたの周りに見られてたのか!ウワー恥ずかしい!!」
「やばい何か落としてないかな、財布とか盗まれてたり…あった良かった…あー怖かった…」
って、直前までの自分の能天気さに羞恥心と猜疑心と恐怖感を覚えるんですよ。
だからカバンがあいてる人に遭遇したとき、(この人はこの後どれだけの時間このままでいるんだろう?気付いた時に色々ショックを受けるんだろうな…)と思ってしまって、声をかけちゃいます。
指摘された恥ずかしさと、指摘する緊張感なんて、寝たら忘れちゃうような一瞬ですから。
・いいこともあるよ
ある時、おばあさんに「あの、カバン、あいてますよ」と声をかけると、おばあさんは「え?あら!」と結構な大声で立ち止まりました。
「あら私ったら、トイレ行った時にそのまま…ごめんなさいね、教えてくれてありがとうございます」
ペコペコと頭を下げられたので「いえいえエヘヘ」なんて適当な愛想笑いをして立ち去ろうとしたら、
服を引っ張られました。
「閉めるついでに飴あげるわね、アナタいい子だから。これ美味しいから、変なものじゃないから」
そう早口に取り出したのは、見知ったクマのパッケージ。はちみつ金柑のど飴でした。
「きっと今日、いいことがあるわよ」
私に飴を握らせて、ニッコリと笑ったおばあちゃん。きっと普段から色んな人と交流をしているんだろうな、というのを一瞬で感じました。
もうその時点でいいことがあったも同然なんですが、知らない人から飴をもらうとか、誰かに「いいことがある」と願われるとは思わなくて、そう伝えられる人ってなんかいいな…と思いまして。
その日から、わたしが「あの、カバン、あいてますよ」と声をかけられたときは
(教えてくれたあの人に、今日いいことがありますように)
と願うようになりました。
取るに足らない一瞬の声かけが、誰かに幸せを願われるようになるなんて普通は思わないじゃないですか。今書いていて思ったけどちょっと重いかもしれない。
それでも私は、教えてくれたことに感謝して積極的に願っていこうと思います。もしかしたらこれを読んでいる方の中にも、わたしに幸せを願われたことがあるかもしれません。
あの時はありがとうございました。めちゃくちゃ助かりました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
・善行ポイント積んでいこ!
どうせ一期一会なんだから、長い人生のたった一瞬、恥ずかしさと引き換えに善行ポイント積んだってなんの罪にもならないと思います。
同じくらい、誰かの幸せを願うこともいくら繰り返したっていいことだと思うんです。
もし見て見ぬ振りをするなら、善行イベントが発生しないだけなのでプラマイゼロ。ただ、ゼロはいつまでもゼロであることは覚えておいてください。
・カバンがあいてる人がいたら声をかける
・もし自分が「あいてますよ」と声をかけられた側だったら、相手にいいことがあるように願う(祈る)
明日このシチュエーションに遭遇したとき、思い出してもらえたら嬉しいなと思います。
今日もお疲れさまでした。
あったかくしておやすみなさい😌
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