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【概念空間論】基本Part1.概念の機能まとめ(追記中)
今日は、哲学的なテーマについてお話したいと思います。
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あらゆる抽象的なテーマについて考えるとき、どうしても欠かせないものがあります。
それは、人間が持つ多様な概念です。
概念は、人間の思考のプロセスに影響を及ぼす最大の要素(ファクター)です。
そのため、概念の機能がわかると、人間の思考はどのような仕組みやシステムを持っているかがかなり理解しやすくなります。
また概念は、哲学という分野において最も重要な要素・道具でもあります。
哲学について深く理解するために、概念の機能や仕組みについて考えてみることには大きな意義があります。
例えば、過去の西洋の哲学者たちが創造した思想体系には多くの概念が含まれますが、
これらの概念を私たちが学ぶとき、
具体的に私たちの思考プロセスにどのような影響が生じるのか、またどのようなメリットが得られるかも明らかになるからです。
神学、宗教学、形而上学、、
数学、論理学、、
物理学、化学、、
生物学、生理学、生化学、、
医学、薬理学、解剖学、、
統計学、経済学、人口学、、
etc…
などなど他の学問でも同様です。
というのは、学問は概念と概念同士の結び付きを基盤として成立しているからです。
その分野に固有の概念が存在しない学問、一つも概念を保有しない学問は、考えられないですよね。
性別、年齢、職業、国籍、背景(バックグラウンド)etc…
私たちを社会的に規定するような、これらの属性やパラメーターに関係なく、概念は、どんな人にとっても重要なものだと言えます。
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以下では、概念が持つ機能・役割について紹介します。
①形成的機能(事前形成)
―文節化機能(断片性)
―接続的機能(結合性)
②抽象性/意味論的機能
―包摂的機能(把捉、概念的範疇)
―階層性機能(上位、下位)
―記号的機能(意味、指示、ラベル化)
―分類的機能(対象的範疇)
③適応的機能(実践的)
―光学的機能(観点、焦点、浮像)
―統合的機能(変容性/過渡性・再形成)
以下、後日追記します
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※先程、「哲学者たちが創造した概念」と言いましたが、ここから哲学という分野における「概念の集合」について考える事ができます。
概念の集合についてご紹介している動画と記事があります。ぜひご覧下さい。
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