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毎月みんなへ向けた詩歌

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月初めに出すことを目標にしておりますが、なんだかんだ月末になってしまう日も。毎月のどこかで、頑張りすぎてしまった時、行き詰まった時に、読んで頂けますように。
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記事一覧

直角の11月

直角の11月

「寒くなってきたなあ」

肌を刺す11月の風と会話をするように、呟く。

季節が変わりゆくこの瞬間、私たちは何故か過去を思い出すようなメカニズムを手にしているような気がするんだ。

そういえば、あんなことがあったのは、去年だったか、一昨年だったか。
ちゃんと進んでいっている”自分”として、薄れていく過去をじっと見つめる。

こういう時間もきっと必要で。
がむしゃらに頑張って過去のことなんて忘れ去っ

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ふわりと浮かぶ10月

ふわりと浮かぶ10月

夏が、あっちのほうへ行った。
秋が、こっちのほうへ来た。

肌の表面を秋風が擦っていく。

夏にはない風の角度のようなものを感じる。

過ごしやすい季節になったなと一息つきながら、私たちは一体どんな未来を想像するのだろう。

ベンチに座り、夏を走り抜けた装備を一つずつ脱いでいく。
カチャカチャと鳴らしながら、降ろし、そして、自分の隣に置いていく。

私たちは、こんなにも重たいものを背負いながら走っ

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さて、まだ暑い9月を

さて、まだ暑い9月を

確か、去年も同じようなことを思っていて。
まだ、夏だ。
まだ、半袖を着ている。

そう思っていたら、いつの間にか秋になっていた。

1年の終わりまで、あと残り4ヶ月。

人間は10月の終わり頃に皆焦り出すんだ。
今年ももう残り2ヶ月しかない、と。
何も、できていない、何者にもなれていないと、自分のことを責め出すんだ。

だから、そうなる前のこの9月、氷の中でも燃え上がるような自分の熱に目を向けよう

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8月というオレンジ

8月というオレンジ

オレンジ色が広がっていく。
どんな人間も救い出せる、そんな意志を感じながら、自分に光が差す。

夏という季節にピッタリの、力強いオレンジ色の光が。
足元の光がクルクルと回り出して、そして自分の身を包み、そのままふわりと抱き上げて、そして。

そんなふうに、見えない力が宿っているかのように感じるオレンジという光。

眩しいね。
夏は、暑さは、いつだって眩しい。

夏休みを楽しむ子どもの声が、私の元へ

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七月を掻き分ける

七月を掻き分ける

まるで、雨雲が足を生やして地上に降りてきたかのような、もくもくとした霧が目の前に広がっている。

人々は目の前の霧を鬱陶しそうにしながらも、霧の向こう側の世界へと足を踏み入れて行く。

でもきっと、向こう側は晴れているのだろうと、私たちは信じている。

だって、止まない雨はない。

私たちはそれを知っているからこそ、霧の向こう側に光を見ているんだ。

きっと、ある。
そこに、あるんだって。

そう

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六月という地点

六月という地点

六月になると、誰かがこう呟く。
「もう、一年も折り返しだね」と。

そこで、私は、今いる六月の地点から、左側を向き、
五月、四月、と、過去を思い出そうとしてみる。

すると、瞬く間に、頑張れていない自分が顔を出して、
六月を歩く勇気が消滅していくような気持ちになった。

もうすぐ夏が来ると、世間は言う。
煌びやかで、賑やかで、皆が走り出すような、夏が。

「勝負の夏」
「今年の夏は、」
「夏で決ま

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5月を生きる私へ

5月を生きる私へ

“私”を客観視しながら、私がいつも見つめているみんなの元へ..

私たちは一体いつから、五月病を恐れるようになったのだろうか。

五月にSNSでショート動画を見れば、五本に一本くらいは、五月病について誰かが話している。

「仕方ない」

そんな言葉が、頭に舞い込んでくる。

「仕方ない」

随分と前に過去をそう捉えることに決めた私の頭に木霊する。

「仕方ない」

私から、みんなに、この言葉の活用

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きみが創るしがつ

きみが創るしがつ

誰か、私をしばいてください。もう4月22日なんですよね。終わりかけですが、4月を生きる皆さんへ向けたエッセイを書くことをお許しください。

春の風が新しさを運んでくるように、その風によって背中を押されるように、いつもとは少し違う場所へ足を踏み入れる。

春とは、そんな小さな勇気が生まれる季節なのかもしれない。

「期待に胸を膨らませる」という言葉を体現したことはありますか?

ワクワクしながら眠り

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3:1で生きる3月

3:1で生きる3月

月初に更新したいと毎度言いながら、もう15日でした。今日も、いつも見てくださっているみなさんに言葉をどう届けるかを想像しながら、残していきたいと思います。

初めに少しどうでもいい話をしようかなと思います。タイトルにある3:1という意味に込められた想いというのは色々あるのですが、その中でも個人的にしょうもないものを…

ある日の夜、好きな人と夜に散歩をしていました。どう見られているのかが気になって

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2月のお裾分けを

2月のお裾分けを

人間は皆、唯一無二であり、特別なのだけれど、それを特に実感するのは、誕生日月だと思っている。つまり、今これを書いている人間の誕生日月、2月をいつもより少しばかり、感じてみたいと思う。

「冬生まれなんだけど、寒がりなんだよね」という言葉を一体人生で何度口にしたのかわからない。そして、その言葉が持つ意味も、自分ではわかっていない。冬が嫌いだということを遠回しに表現しながら、自分が生まれたことを、頭の

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明けたその1月を進もう

明けたその1月を進もう

まずは、新年明けましておめでとうございます。
そして、12月中に書きたかったのですが、新年明けてしまいましたので、今年からは毎月、月初にエッセイをちゃんと書こうと思います。
もし、書いてなかったら、おい、とコツンと叩きにきてやってください。

そういえば、小学生の時、書き初めの宿題が死ぬほど嫌いでした。今ではあんなもの、一発勝負でだしてしまえばいいと、思えるのですが。

けれど、当時の自分はという

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冷んやりと11月に触れる

冷んやりと11月に触れる

自分の手足が冷たいと感じる季節になった。冷たいまま何かに触れると、心までその冷たさに侵食されていくような感覚になる。それらを温めるためには、一体何から手を付ければ良いのかわからなくなり、辛いものでも食べてみて誤魔化してみるんだ。そうすると、瞬間的にお湯が沸いたように熱さを感じることができる。じゃあそのほてった身体の奥底にある心という物体はどうやって温めようか。

心にほら、スポットライトを当ててみ

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10月の速度に焦らないで

10月の速度に焦らないで

風の速度が早まり、
背中押され、ほらもっと早くと言われているかのような錯覚に陥る10月。

読書の秋と言われれば、
なんだかゆっくりと時が流れている情景を思い浮かべるけれど、
実際は、この季節というのは、ササッと過ぎて行ってしまうのだ。

そして、そんな速度に置いてきぼりにされたような気持ちになる。

焦らなくても、
又、冬が来るのだ。
毎度のことながら、今年は去年より寒いと言いながら耐え凌ぐ冬が

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