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10月の速度に焦らないで


風の速度が早まり、
背中押され、ほらもっと早くと言われているかのような錯覚に陥る10月。

読書の秋と言われれば、
なんだかゆっくりと時が流れている情景を思い浮かべるけれど、
実際は、この季節というのは、ササッと過ぎて行ってしまうのだ。

そして、そんな速度に置いてきぼりにされたような気持ちになる。


焦らなくても、
又、冬が来るのだ。
毎度のことながら、今年は去年より寒いと言いながら耐え凌ぐ冬が。

そして、又、春が訪れるのだ。

紅葉が落ちた後に、秋は終わってしまったのだと気づくときっと、
何をしていたのだろうと思いに耽るだろう。焦るだろう。

しかしながら、それが、四季を跨ぐ人間の性なのだろうとも思う。

またか、と思えばいいんだ。
また、同じような日を過ごしていたとしても、
また、いつの間にか寒くなっていたとしても、

また、秋が来た。
それを迎入れるのは、紛れもなく、また、自分自身だと。


9月に見上げた空はどんな模様をしていた?

10月の空を見上げた時は、一緒に未来を想像しよう。
空を見つめ、その向こう側に広がる世界に、期待をしすぎず、ほんの少しの欲望を胸に、希望を見出そう。

上を向いた時、ぐっと足に力が入るのは、
君が生きている証拠だよ。

この世界で、君が、此処に、居るという証なんだ。

明日を生きることが不安になったら、
こうして地に足をつけて、存在している自分の尊さを再確認しよう。

たった一人しかいない君という存在が、
どれほど大切か、
まあやは色んな言葉で表すことができるよ。

今日は今日の伝え方ができていたら、
嬉しいなと思うよ。

だからほら、ゆっくり生きてこうね。


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