寒がりがぬくい世界でおしゃべりをする夜の話
最近の夜ってゆるゆる過ごしてるなぁ…と夕ごはんのあと思いにふける。
元・遅番勤務バリバリの夜型人間。
11時に帰宅すると慌ただしく過ごして、布団に潜り込むまで戦争のようだったのに、仕事を辞めてからは、実にまぁ、平和でゆるい世界の住人になったものです。
朝の習慣・過ごし方を書いたあとに、みずのけいすけさんのふだんの夜の過ごし方という記事と出会いました。
書き方のコツもわかりやすくて、いいなぁ~と感じたので、朝とは趣向を変えて、ゆっくりゆったりと書いてみます。
※もともと、みずのさんの記事を知ったのは三條 凛花さんの記事です※
(みずのさん、三條さん、記事の引用失礼いたします。)
よく食べ、よく温まり、よく話す
「食べる」「温まる」「話す」を楽しんでいます。とくに寒くなってきてからは、この3つがないとちょっと寂しささえ感じる夜もあります。
■夕ご飯はみそ汁・鍋ローテーション
もっぱら夜ごはんは「具たくさんのお味噌汁」「野菜たっぷりの鍋」でお腹をみなたしている。
寒くなってきたので、夜ごはんは至福のひととき。
具たくさんのお味噌汁にハマっているので、じゃがいも、玉ねぎ、きのこ(きのこ好き)、ニンジンなどなど、冷蔵庫の中身を全投入かとおもうくらい野菜をたっぷりゆでて、最後にわかめもいれて、ネギも散らして食べる。
つきこんにゃくをいれてもおいしい。
あったかい鍋を作るなら、お豆腐、キノコ、大根、大好きなしらたき、たくさん入れて熱々で食べる。やっと、大玉の白菜を手に入れたので上機嫌。お鍋の登場がお味噌汁と交互にきまりそうな勢い。
おなかが疲れているときは、お味噌をいれたお雑炊を作って食べる。
単身赴任中で今は離れたところにいる旦那さんが、よく私がぐったりしているときに、決まって作ってくれたメニュー。
あとは「キッシュ」。ほうれん草が安価で手に入ったのをきっかけに、キッシュのおいしさに目覚めてしまった。最近のお気に入り。
📖この味の素のレシピを参考にアレンジしました!ごちそうさまでした🙏
■ぬくいのが大好きなもので
とても寒がりなもので、体が冷えるとしゅんと元気がでない。
その所為で20代から、あったか靴下、腹巻、ヒートテックをはじめとする肌着など、身につけて温かくなるモノに目がくらむようになってしまった。
ユニクロのヒートテックの靴下。まるでこたつソックス。今年は使い込みますよ。笑
かれこれ3年以上愛用してる「シルクふぁみりぃ」の腹巻をつければ完璧。
家にいる時間が長いので、この上なく、あったかく過ごしたい。
👇キナリノさんでシルクふぁみりいの腹巻を知りました。
とってもやわらかくて驚異の長さ!!このロングタイプは折り返して二重にすると最強!びよーんと伸びてしめつけ感ゼロも最高…。ぬくい。。。
わたしの持っている所持品を写真でUPして伝えようかと思ったけれど、自制心という名のブレーキが働きました。(なにせ、3年以上使い込んでいる…。)
👇イメージしやすい写真、薄手で使いやすいのです。
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去年の冬までは、一緒にいた相棒(うさぎ)とストーブの前の陣取り合戦を繰り広げていた。夫は、うさぎの方が年寄りなんだから、ストーブに当たらせてあげなよ、、、と私を押しのけていたけれど。
夫は知らない。夫が、仕事に行った後に、一人対一匹のストーブ陣取り合戦が繰り広げられていたことを。そして、だいたい、最後は一緒になって、ストーブの前で丸くなりぬくぬくしていたことを。
そんな陣取り合戦をする相手もいなくなってしまい、夜な夜なストーブを独り占めできてしあわせなはずなのに、ぬくぬく感がちょっと足りない気がする。
しかし、思いだす。旅立つ、数日前に相棒さんは、はじめてお風呂に浸かった。洗面器という名のかわいいお風呂に。
ぬくぬくと「こりゃいいわぁ」と言わんばかりに、幸せそうな顔を思いだす。しあわせな思い出が、ぎゅっと胸をしめつける。そんな夜もある。
だから今年の冬はとくに温かくしてすごしたい。
■おしゃべりな長電話
さいごは夫が現在、単身赴任中。
(今回から呼び方を夫に変えました…なんとなく)
わたしは現在、療養かねて生活をしているので、ほぼほぼ、声を発して話す機会がない。むかし、松坂桃李さんが一日中家にいて声をずっと出さずにいたら声がどのくらいでるのかと試した日があった、という話をTVで話していた。あの時は「まさか~」と思っていたことを、まさに今、わたしはしている。
ときどき「あー。」とムダに声を出す。
観葉植物のポトスに水をあげるときでさえ「おはよう」と話しかけているよ。
その様子を夫に言ったら「なんだか悲しくなってくる」と、本気のトーンで言われ、笑ってもらうはずが、悲しいくらい笑いすら起きなかった。
就活とも何とも言えない活動を、ぼちぼちとはしているが、人と会う機会はほぼない。友人とはLINEによって文字で会話するから声はでない。
よって仕事が終わってから、夫からの電話が1日で1番おしゃべりできる時間なのです。
今日あったこと、テレビの話題、一緒に追っている「海に眠るダイヤモンド」の話、アニメ、今日のごはん…。
話が途切れると、電話はつないだまま、お互いにやりたいことを各々やりはじめる。夫はテレビやスマホ、わたしはマンガ。
(いま読んでいるのは、『七つ屋志のぶの宝石匣/二ノ宮知子さん』)
いつだったか、まだ離れて間もない頃に、「電話つないでいる意味あるのかな?」
そう言った日の翌日も、そのまた翌日も、なぜか電話をつないで話したり、話さなかったりしながら、30分の日もあれば、2時間くらい過ごす日もある。
わたし達は、いっしょに生活していた頃はケンカも絶えず、お互いに傷つけあってばかりいた。
目の前にいないと、存在の大きさに気付かされる。相手の立場になってみて初めて感じる侘しさや、不安は言葉にならなかった。
自分自身を今までより、ちょっとだけ深く考えられる余裕ができて、相手のことをほんのちょっとだけど、前よりも深く想えるようになった気がする。(気がするだけかもしれない。夜は暗示にかかりやすい。笑)
毎日、毎日、お互いの生存確認しているような、長電話の時間。この毎晩の夫との何でもないおしゃべりと発声の時間を、とっても心待ちににしている。
夜のとばりが下りてきて、ぬくい部屋の小さな世界で、ただ、ただ、寂しさもしあわせも抱きしめる…そんなふだんの夜の過ごし方でした。
いい夢がみれますように。