17文字と31文字で遊ぶ夜
たまに眠れない夜。
本棚から本を取り出して、読むというより眺めて過ごす。
お気に入りの1冊。
数年前に誕生日だったか…さだかではないけれど、フィジカル強めな友人からプレゼントでもらった短歌集。
「食器と食パンとペン わたしの好きな短歌」著:安福 望
表紙の余白の白さも、本の厚さも、挿絵のイラストも、すべて、ほどよく。
滲み出る癒しで、ほんわかする。
夜な夜なこの本を読んで、ほっこりしている。
大好きなページをご紹介。
noteを読んでいるような、優しい気持ちになれる、くすっと笑えたり、現実世界での不安に思う出来事も夢だったのかな…とここちよい逃避行ができる。
不思議な気持ちにさせてくれる一冊です。
👇📖まだ読んでいないけれど、気になっている本がコチラ
「食器と食パンとペン」の安福望さんのイラストで描かれている。
本棚にあるだけで、夜の時間が愉しみになりそうな一冊。
さがしてみよう。
****
もう一冊。同じ友人からもらった。
「サイレントと犀」 著:岡野 大嗣さん
この本は読むとき。読んだページへもう一度もどり、また進んで、戻りをくりかえす不思議な読み方をしている本です。
わたしにとっては、現実から違う空間につれていってもらえる、そんな一冊。
装丁もやっぱり素敵。
おなじく岡野 大嗣さんの本でタイトルから誘われる本を見つけました。
「たやすみなさい」
****
本をプレゼントしてくれた友人。
フィジカル強めだと名乗る彼女は文系出身。
わたしにとっては、サブカルの塊みたいな彼女からおしえてもらう、本や音楽はどれもツボをついてきてくれる。
なにせ「コレはこの人」「アレはこの人にぴったり」と相手を想ってチョイスしてくれるセンスと渡すタイミングがとってもいい。
相手をとても、とても深く考えてくれている証拠なんだろうなぁと感じる。
芸術を自由自在に味わっている、とっても魅力的な彼女。
たいせつな友人。
****
じつは少し前に、俳句か短歌を書く機会があった。ちょっとした所に仲間内で寄稿することになっていた。
仲間内とは言っても考え始めると緊張する。
書けるのかとても不安だった。
季語を入れる等のしばりはなく、自由に書いていいですよ。とてもいい意味でゆるく、やんわりとしたお題になっていた。
そんな訳で…なれない俳句と短歌を、
眠れない夜にぼんやり考えていた。
五・七・五の17文字の俳句か、五・七・五・七・七の31文字の短歌をずっと考えていた。
17文字にすべきか31文字にしようか、とても悩ましい。
五と七の単語と言葉をならべて、もっともらしく書いてみてもしっくりこない。難問だ。
「食器と食パンとペン」のあとがきを安福さんがこう締めくくっている。
この一文を読んだら、一気にきもちが楽になれた。とても、優しく読んで良かったと心を力を楽にしてくれる、ほっとする、あとがき。
そのままの気持ちでパラパラと心にある言葉を、紙に書き留めた。
しばらく眠れない夜があるたび、17文字と31文字で遊んで夜は過ごす。
17文字と31文字でたのしい夜遊びしています🌙📖
※見出し画像の写真はTOMOさんのこの記事で紹介されていた『本読むシリーズ』うさぎかわいい※