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仕事のはなし

私は医薬品に関わる仕事に就いています。
しかし薬剤師ではありません。

そうなると職業が結構限定されるので、
職業を具体的に想像できる方もいるかもしれません。

いくら顔が見えないとはいえ、
職業を明かすのは自分なりに勇気いります。

治療中でもあるので。

とはいえ、転職について書いているので
日々の仕事のことも書いてみようかなと思い始めました。

もし興味があったらお付き合いください😊

人の痛みがわかるようになる

きっかけをくれた人

私に今の職業の道をおしえてくれた人がいます。
数年前にお世話になっていたドクターです。

その頃体調を崩して休職中だった。
「これからどうしようか…」

同じ職業に戻る勇気がなかった私に、
医療系のパンフレットをポンと渡された。

「こういうの勉強したらどうだ?
 人の痛みが分かるようになるかもしれないよ」

言われた瞬間、
「私って人の痛み分からないように見えるのか」
と変なところにネガティブモードになり、
勝手にがっかりにしたのを覚えている。

家に持ち帰ったパンフレットをぼんやり眺めながら、医療系の資格を探し始めた。ドクターの言葉を思い浮かべていた。勉強したらドクターの言葉の真意が分かるのかな?

そう思って勉強をスタートし始めた。

体の仕組みっておもしろい

勉強は思ったよりも自分に合っていて、体の仕組みを知ると客観的に自分の状態を考えられるようになった。

解明されていないことが多いのもなんだか興味深くて、おもしろい。

合格を伝えたかった人はもういない

ドクターに内緒で始めた勉強は合格してから驚かせようと思っていた。
そろそろ会える頃かと思って知人にドクターの近況を聞いたら、
旅立っていた。

私が勉強に夢中になっている間に、持病が進行していたそう。

もう会えないと分かって知人と別れた後に、
冬の寒空に向かって静かに手を合わせた。

本当につらい人は言葉にしない

ドクターとの最後の会話でそう言った。
ドクターは自分の持病を理解していて、
残りの時間を考えていたのかと思うと胸が張り裂けそうになる。

つらい人ほど寡黙で語らない。

今も健康相談をうける時に、語らない人ほど
相手に伝わらないように慎重に丁寧に接する。

私の中ではずっとこれが課題になっている。

会社員に憧れないわたしだった

溢れてくる感情

健康の相談や悩み、まして医薬品について考えるなんて子供の頃は全く想像もしていませんでした。
漫画家になりたくて、トーンをひたすら削り続けていた 笑
プロットを書き続けたあの日々から想像もできない。

絵を書くことと、ダンスが大好きだった幼い私の将来の夢は、会社員になることなんて毛頭考えていなかった。

中学卒業後に社会に出て現実を知って、家を支えるために走り出したら、
絵もダンスも私からどんどん遠くなった。

自分から溢れてくる感情の表現方法がわからなくなった。

今の自分でいい

感情の表現がわからなくなって、20代に失恋したときに
相棒のうさぎと出会った。

愛情や愛くるしさ、癒しはその子に全部注いだ約10年。

その子がいなくなってから、感情の行き場がなくなったと思っていた。
今は旦那さんがいて2人でツラかった時期を乗り越えた。

円形脱毛症になったり、ストレス治療を行う今。
仕事上、切っても切り離せない健康と向き合うこともストレスになっていた。自分だってボロボロなのに何で人の相談聞いているんだろう。そう思うと真摯に向き合えなくなった時期があったのも事実。

だから転職も決意した。
辞めることを決意したら強くなれた。

今の自分でも、出来ることはまだある。

痛みを知って強くなれた。
世の中にはもっとツラい人もいる。

ドクターが残した宿題が私へのエールコールのように思える。

「人の痛みが分かるようになるかもしれないよ」

その言葉の真意にまだまだ、辿り着けていない。

答えをずっと探してる。

私にとって仕事とは、
その答えへの道のりな気がするこの頃。

幸せはココロの薬

家で過ごす何気ない時間がかけがえのない支えになった。
きっと表現や吐き出す場所が変わったのかもしれない。

我慢せずにおならをプッと出せるみたいな。
遠慮しないでワハハと笑えると、それだけで自分の表現だ。
そのことに気づいた。
トトロのメイのお父さんみたいにワハハとお風呂で笑うと本当に楽しい。

体の仕組みが変わったみたいに
心の仕組みがかわったのかな?笑

ココロの薬は大切にしよう。
ひと呼吸おいて今日もいきましょう。





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chimo
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