大学と「地域の防災」について考える日/防災DXデイ
2024.10.22(火)noteでも、地域活動としても「防災」に取り組んでおられる方は多いですよね!
ちょっと専修大学の学生さんに、防災関連のイベントにお呼ばれしてきたので、その様子をnoteから。ドゥゾ♪(っ'ω')っ))
6000字程度あるので、流し見程度でも見てもらえるとありがたいです。
(動画などは時間がある方でOK!)
2024/10/12(土曜)【午前】10:00-12:00
令和6年度多摩区大学・地域連携事業「防災DXデイ」
専修大学のプレスリリースが報道関係者向けに出ています。
報道関係者?ではないけど、Yahoo!ニュースを書いているので報道関係者のような・・・感じで、これも何かのご縁かもしれません。
Yahoo!ニュースエキスパートとはまた趣旨が違うので、noteに記録として書かせてもらおうかなと思います。
専修大学・生田キャンパス
地域の人もそんなに大学の中に入ることはないかなと思います。私も入ったの5,6年ぶりです。図書館利用を1度、試験で何度か来たりしました。
入退館管理システム
山の上にある大学に坂を上って到着。
今日の入館予定者にICカード発給され、パソリにかざしてデータ登録。入退館を管理しています。
防災の仕組みにRFIDやICカードのテクノロジーを使っていることもあり、今回入退館の仕組みを専修大学の学生が作ったようです。
こちらの企業が協力されているようです
RFIDを使った在庫管理システムとかも多くなっていていますよね!
ユニクロで買い物するとレジで自動的に金額が表示される経験ないですか?
注:みやもとは、IT企業で「システムエンジニア」だったのと大学では情報工学を専攻していた人です。もちろん仕事で大規模物流システムも経験があり。
(今回は、長くなるのでしれっと省略します。)
講演「災害時の食事と栄養 ‐いざその時のために今からできること-」
見る余裕のある方は勉強になるので、一度動画のURLだけとっておいたりするといいかもしれません。
話の内容からこれは見ておいた方がいいかなという情報を抜粋して書き出してみます。講師の島田先生が紹介しているのに動画の中だけの情報ではもったいないので(o´・ω-)b ネッ♪
高知県立大学健康栄養学部:非常時に役立つパッククッキング紹介動画
高知県立大学社会福祉学部 要配慮者(聴覚障害者)への支援動画
被災地での栄養・食生活における栄養課題と支援活動
動画から被災してからの時間で栄養として取るものは変化していく
高エネルギー食→たんぱく質・ミネラル・ビタミン不足避難所での衛生管理
食中毒を出さない安全への備え
防災グッズの紹介防災アプリ
もしもの時の情報をとれるように備えておくローリングストック
災害時に備えた食品ストックガイド
缶詰でつくる料理レシピの紹介
動画で紹介されてた「ツナ缶ローソク」調べてみた!
「災害時における乳幼児の栄養支援の手引き」がPDFファイルだったのでページを紹介しておきます。
自分にあった備蓄を調べられるページを見つけました。
被災地でのトイレの話
ポリ袋クッキング
【普段できないことは災害時にできない】
ざっとダイジェストだけ抜いてみたんですが、50分ある動画でかなり勉強になるものだと思います。
※スマホ撮影で上の方が見切れているのは、スイマセン!専修大学から正式な動画も出ると思うのできれいなものを見たい場合は、そちらをご覧ください。私の中ではしっかり情報が記録できれば、それでOKです。
防災の知識は、どんな人にでも必要で「まずは知ること」から始まると思います。という意味でみやもとから発信しています。
防災DXリレートーク
11時からの「防災DXリレートーク」を1本の動画にしました。
ざっくりどんな内容だったか書いていますが「詳細は動画を見てね!」ぐらいです。(1テーマ5〰7分程度)
まちづくりDXラボ 栄養に配慮した災害食メニュー
誰でも作れるような災害食にチャレンジしています。
(カロリーシミュレータ欄外記載)SIV(専修生田ボランティア)
活動内容の説明。災害ボランティアなども行う。Fablab生田 折って作る紙皿の開発
折り紙食器の端材が出ないように利用する方法
(折り紙食器beakについて欄外記載)無人コンビニラボ 災害対応情報システムの開発
今回の入退館システムと災害時の配給物管理への利用まちづくりDXラボ 逃げ地図のデジタル化
データに基づいた地域防災株式会社川崎フロンターレ Ankerフロンタウン生田
Ankerフロンタウン生田施設説明とポールウォーキング
それぞれ知識として持っておいてもいいものやこれから災害時や防災に技術転用可能なものもあるので、今後の展開に期待したいところです。
【午前感想】
ここまで聞くだけでも、頭の中防災でいっぱいです。
講演の内容から被災時の食事や過ごし方について、全く考えないよりも頭でイメージを描いたりするだけでも訓練になるとも思える時間を作ることが大切。大学の大きな講義室でたくさんの方が聞いたのは専修大学の取り組みとしてもいいものだし、そのぐらい地域に開いてもよいかなと感じました。
ポールウォーキング
Ankerフロンタウン生田からポールウォーキングの講習を受けます。
準備運動から正しいポールウォーキングでの歩き方を教えてもらいます。専修大学生田キャンパスの午後のワークショップの場所まで歩いた様子を簡単な動画でUPしました。
やってみると意外と坂道も早く移動できます。
このポールってどのくらいするのか聞いてみると7000円〰8000円ぐらいだそうで使っていたポールのメーカー「SINANO」を調べてみるとウォーキングポールの情報満載でした。
こういうのがあることを知るのも防災知識の一つ(o´・ω-)b ネッ♪
ここまでが午前の内容です。
午後は、地域の方限定で集まってもらいワークショップ形式のようです。
ここでもICカードリーダーを読み取り入退館管理システムで部屋に入ります。そして受け取ったのがこれ。
ということは、誰に何を渡したかも管理しているってこと。備蓄品を渡せていない人がわかりますよね。と言いながら、私は野菜ジュースだけ飲んで、講義室に忘れて帰りました(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
午後:「防災ワークショップ」
午後は各グループ(4つのチーム)に分かれてデスカッションを行う形式です。私が内容をレポートするよりも、おそらく学生さんがまとめてくれると思うので、私からは大きく流れ・要点(皆さんに知っておいてもらいたい事)を書くだけにしておこうかなと思います。
午後は何を話していたかというとこちら
多摩区の防災について
多摩区危機管理担当の方から15分程度、川崎市が発信している防災情報などの見方などを教えていただきました。
こういうのは一度自分で住んでいるエリアをチェックしてみたりすると自分事化されていいですよ!
注:川崎市のオープンデータの取り組みをやっていたことがあるので、しれっと詳しいです。
昔に比べたら防災ポータルサイトもかなりいろんな情報がとれるようになったと思います。
ここから以降は、ディスカッション
最後は付箋にはった情報をそれぞれのチームから発表してもらってワークショップ終了。チームなどは関係なく聞いた内容をざっくり列記してみます。
生田緑地周辺でがけ崩れが発生しそう
一本道などが多い人口増加による避難所の数が足りなくなるかもしれない。
今後、タワーマンションなどの建設が予定災害時にどこに逃げたらいいかわかりにくい
多摩区民ではない人もいる
大学生は県外からやってくる人もいる。
働く人は多摩区外からもいる。
【改善に向けて】
学生・地域の防災意識向上
PR活動・避難訓練イベント防災アプリ
逃げ地図(被災時に逃げるルートを教えてくれる)、ポイント化災害時のドローン活用
ハザードマップの強化
盛り土や過去の工事情報などから
子どもが見てもわかりやすいもの
実際に道を歩いて見てのフィードバック
人流管理ができたらいいなー:避難路の確保行政へのお願い
代替避難所(個人宅や会社・事務所)の選定と優遇があるといいかも商品開発
土嚢(水を吸うもの)、ゴムボートコミュニティ
学生と地域のつながり(一緒に防災訓練する)
(ここはみやもとの考え)この辺り動画から発表の内容を簡単に抜粋したんですが、上の意見の中で「学生は多摩区の人以外もいる」というのはいい意見かもしれない。
川崎市は時間帯(昼間人口と夜間人口の差が激しい市)で、災害の様相が変わります。時間軸の考え方がなかったかも。
午後に起きた災害「3.11」の時に、都内で働いていた人は歩いて帰ったことを思い出すでしょう。「帰宅困難者」という言葉がそこで生まれた気がします。あの時はエイドステーションで寝ているスーツの人や都内の避難所に人があふれる事態になりました。それから都内では、会社で数日過ごせる防災セットを常備するようになりました。
自分自身も土砂災害や水害をみんなが家にいる前提で、避難所に行くことしか考えてないと感じたりもしました。
そういう意味でも普段から「防災を意識した行動」というのは情報として触れておくべきことなんですね。専修大学ネットワーク情報学部のまちづくりDXラボとしては「逃げ地図」のアプリ開発のために地域の人から情報を集めるというミッションのために防災DXデイを行ってもいますが、地域の人が考えるきっかけとしていいものだったとも感じています。
今回は大学の連携事業としてワークショップの形にはなりましたが、普段からその土地に関係する人たちがそれぞれのバックホーン抜きにして普段から防災意識を高める為に定期的に話し合っていくというのは大切なことにも感じました。
被災すれば役所の人でも、企業の人でも、地域の人でも同じです。
この午後のワークショップの内容は、ざっくりしかまとめていません。
専修大学の学生がそれぞれのテーブルで音声録音やファシリテーションをしっかりされていたので、後日何らかの形で発表されるものと思っています。
ここまで書いて6000字近いのですが最後に
編集後記
ここまでまとめてみて「地域の防災」と言っても多岐にわたる備えが必要ということも感じれた一日でした。でも、まずは知るところから始まるんですが、一部の人間だけが知っていても防災って出来ないと思うんですよね。
そういう中で防災の取り組みを広げている方々が知見を広めようとがんばっているのを見たりもしています。
まずは「専修大学ネットワーク情報学部まちづくりDXラボ」が、デジタル技術活用で防災まちづくりをしようとしていることを
地域(川崎市や多摩区・近隣周辺)の人に知ってもらう
noteを読んだ人が知る
防災に関心・興味がある人の情報となる
大学・企業、地域コミュニティなど
ちょっとでも役立ててもらえればありがたいです。
参考情報
専修大学ネットワーク情報学部まちづくりDXラボ(担当:佐藤慶一教授)
専修大学の取り組みに興味があるという方は、Instagramから問い合わせしてみてもいいと思いますよ!
それではみなさんよい一日を!(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪