私のブログを始めた理由
今になって、つい最近【私がブログを始めた理由】について話をする機会があった。去年の夏、初対面ながらも私の持論や経験談を真剣に聞いてくれた、同じ会社の後輩ちゃんのおかげ。彼女と色んなことをそれぞれの視点で話していると、何となく『少し前の自分と重ねてしまうことが多い』と思った。そんな彼女は今、絶賛転職活動中で、今後の人生や自分の理想について、夢や希望をストレートに沢山話してくれる。悩んでいること、迷っていること、自分が思うようにいかないことや、やりたくても上手く出来ないこと。それらを、彼女なりに試行錯誤しながらも日々努力を重ねていること。そんな彼女の内面を知るようになり、少なくとも私が知る彼女は、ちょっとだけ不器用な感じ。私が言えたことじゃないけど、基本的に何かしら悩みの種があって不安定になりがち。相手を優先させるが余り、ちょっと自分への負荷が多いのかな?なんていう印象。叶えたいことが明確にあって、ある意味そこに少し拘りが強い感じもしている。私は、そんな彼女の気持ちに対して、ある意味【私だから】よく分かると自負している。だからこそ【私が乗り越えてきた実体験】を沢山話したい!と思っている。更に彼女は、私の話を真剣に相槌を入れながら聞いているので、私から見ても何でも話しやすいし、大変貴重な存在。なんだかいつも私に興味津々な気がして不思議な感じもある。だからかな、私もつい、自分の胸の内を自然と話している自覚がある。まだまだ若い彼女に話すような事なのかな?と我ながら自問する時もあるくらいに饒舌になる。
上記に紹介した通り、彼女は絶賛転職活動中。転職経験が実際にある私は、もちろん包み隠さず何でも話す。転職したい理由や転職先を選ぶ志望理由について。その他にも、給与、休日、やりがい、人間関係、モチベーション維持、前の会社や自分のイメージとのギャップ等々。話していると、今の彼女と、数年前の私が、前の会社に転職した当時の私と重なった。転職したい理由が、『今のままではきっと叶えられないこと』だから、ステップアップしたいと思う気持ち。現在の給与とやりがいでは、どうしても不十分というか、『本当はもっと他にやりたい!と思う具体的なことが明確』にあるところ。当時の私も、私なりに将来の理想を叶えたい気持ちで、収入面と定時定休の働き方、体力的な不可の少ない事務職を探し求めていた。結果、実際に転職したことで叶えられたことはもちろんあった。ただ、職歴や年齢を重ね、様々な環境の変化によって、『自分自身の理想自体が変わってしまう可能性も十分にある』ということを私は身をもって経験した。今の私は、当時の私の理想から変化して、『収入ややりがいに対する意識よりも、働き方を重視』している。『自分の中の叶えたい理想の優先順位が変わった』からだ。そして、自ら収入とやりがいを減らした結果、昨年始めたブログについて話をする流れになったのである。
ブログに対するそもそものイメージは、最初は元々薄かった。SNSは、Instagramがメインだし、他の人の投稿を見る専門に近い状態だった。そんな私が、『YouTubeを見るのが面白い』と思うようになったのが、1つのきっかけでもある。コロナ禍で自粛生活の頃だった。テレビのバラエティー番組の中で、芸能人が好きなYouTubeチャンネルについて話しており、そこで私は初めて"カップルYouTuber"の存在を知った。当時、私は初めて出来た彼氏と付き合い初めて数ヶ月。恋愛経験の浅い私は、少しだけ気になって見てみた。『意外と面白いな』って思ったことと、『恋愛の勉強みたいな感覚になる』と思った記憶がある。継続して見ていると、今度は、本人達の人間性みたいなものが見えてきた。加えて私は、実家と途絶状態で家を出てきて間もない頃。どんな人間からも、人間性の吸収力が人1倍あった。どんどん色んなYouTubeチャンネルを調べながら見るようになった。特に、女性1人で発信し続けるYouTuberさん達を、だんだんと尊敬の眼差しで見るようになった。同世代や年下の若い子達、ママさん世代。皆、どれだけアンチな人がいようとも自分を貫くみたいな芯のある人達。芸能人にも似た『一見簡単にキラキラしてそうに見えるけど、本人達が、どれだけ日々精一杯に楽しんで、発信者として動画投稿をしているのか』また、『自分の存在とその影響力に対して、不特定多数の視聴者に注意を払いながらも【自分を確立】している』なんて風に彼女達を見るようになったことで、私は彼女達を尊敬した。そうでもなきゃやってられない職業なのかな?と思う部分も正直ある。だけど私は、『自分が納得出来る楽しい人生を送るため』の影響を確実に受けた。YouTuberという職業と言うよりは、人柄や生き方、考え方を含めた人生観みたいなもの。かと言って別に、彼女達の全てを尊敬して信じている訳でもなく、ただ、『自分自身のことを、少しずつ肯定的に考えられる』きっかけになったということ。この時はまだ、前の職場にも満足していたし、まさか自分が発信者になりたいなんて思うことは、1ミリも考えていなかった。
そして、もう1つのきっかけは、唯一身近に感じた発信者の存在である。それは、当時お世話になっていた美容師さん。私の3つ年上の男性だったが、年齢よりも遥かに大人に見えた。会話の中では、夫婦でお店を出すという夢に向かって常に前進していたイメージ。色んなお客さんを相手にしながら、1人1人に寄り添う感じで、的確なアドバイスや提案をする人。常にお客さんさんファースト。更に、実際に夢を叶えてからは、以前にも増して、個人や夫婦で、SNSを用いて発信している。美容知識やお店の情報、お客さんのSNS投稿に対する反応。その他にも、子供の成長や夫婦円満、家族へ気持ち等々。正直、こんなにも近くに発信者がいることに対して、尊敬もありつつも何故か親近感が沸いていた。私もいつかなれるかな?なんてことを少しずつ思い始めた頃、私は転職の決断をした。
その後、私の生活は次から次へとに変化を重ねた。その都度変化に対応するため、更には将来的な自分の満足のために、沢山の思考を巡らせた。金銭面や生活面、自分の生きがい等々の自分の人生について沢山向き合った。基本的に自分本位なところは否めない。ブログを始めた理由も、結局のところ自分本位だ。ただ、私には自分でも向いていると思う要素があったのも事実。漠然と影響を受けただけではなく、実際にも、このnoteのブログの記事に何度も救われた。それに私は、常に思考を巡らせる自分については、ある意味大事な【個性】だと考えるようになった。この【個性】は、活かせる分野で活かしてなんぼだし、私はきっと苦にならないで続けられそうな気がしていた。その理由は、以前の自分が信じてきたものに関して、【率先して発信する活動に取り組んできた実体験】が沢山あったから。今は、どちらかというと【自分自身の事を、自分自身が1番信じられるようにするための活動】に近いかもしれない。私はそんな自分になる事を望んでいるし、だからこそ自分のことを発信したいと思った。私が【自分の意思で自信を持って信じる】ことに対して【自己責任】だと考えること。その対象を増やして大事にして生きたい気持ちである。加えて、文章や言葉を通して人に何かを伝えることも嫌いじゃなかった。散々話してきた言葉を文章に変換するだけ。今の私は、上手とか下手とか得意不得意では無い。『自分が納得した上でやりたいから継続している』だけの状態。それでも、読んで反応をくれる読者の方が増えてきて、純粋に嬉しいと思っている。楽しいと思っている。自分の変化を自分で実感して、日々満足した生活を送っている。こんな感覚は、私の人生で初めてかもしれない。だけど、それが幸せだと自信を持って言える毎日。だから私は、これからもきっと『自分の意思がある限り継続したい』と思っている。