比較の罠にハマらない策⁉️

初発時のスタッフは家族並みに最高だった。

治療も、最終的にはものすごく上手くいった。

同時に、当時の自分は常に亡くなった友人と比較したら、自分の状況は生存している時点で圧倒的にマシだと思えていた。

生きている状態では、絶対に何が起きても「この程度」と思えるというのは、正直無敵なメンタルだろう。

あまりにも輝かしい「この栄光時代」と、その後診てしまった数々のわりと大丈夫な患者達。

自分でも経験した、ほどほどの早期回復や症状のコントロール。

比較対象が変化するということは、その瞬間の捉え方も変わるということ。

ぶっちゃけ、どの病院でも神対応はある。というか、各々の神対応じゃないことは少ないだろう。同時に、過去は可能であった治療と比較してしまうと、どうやっても敵わないこともある。それは、アウトカムでも起こり得る。だって、もっと若くて、体力もあって、ほぼ完治の状態というのは、現実的には越えられない壁かもしれない。

過去の自分と比較してしまうと、色々ドツボにハマる気がする。

また、最善と比較してしまうのもドツボにハマってしまう危険がある。

視点がなんとも難しい問題になる。

これは、どうやったら改善できるのだろう?

今だけを見つめられる、マインドフルネスでもトレーニングすれば良いのだろうか?

とりあえず、今、色々大丈夫だ!

過去も未来も考えず、今だけに集中しよう!

今を大切に生きよう!



























同時に、自分にとっても病院にとっても初症例という状態と、自分はもうこの世の治療オプションもプロトコルもありとあらゆるものを経験して、何がどう効果があり、何がどう効かないと知っているにも関わらず、病院では初症例という状態は違う。

元々スタッフとして親しみのある同僚や先輩、上司に囲まれているのと、初対面のスタッフに囲まれているのとも違う。

ある程度の地位がある病院と、ぶっちゃけ底辺の地位で学校も背景も未知の人物として接するのも違う。

亡くなった人物と比較するのと、自分の過去の経験と比較するのとも違う。

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。