全て読み終えての感想「そして歩き出す。白血病とサッカーと僕の日常」
読了後の今、読んでよかったと心から思います。今後読み返す本になると思います。
ただ、前半は私と考え方が真逆でした。
結構ネガティヴ思考な人なんだな…勇気をもらうというよりは、ちょっと陰鬱な気分になった…… というのが正直な感想です。(同時に、自分のメンタルはダイアモンドだとも思えて、それはそれで自己肯定できたからよかった:自信と自己愛半端ない…苦笑)
しかし、後半の復帰を目指して奮闘する時期やその時の葛藤は、私だけじゃない…なんというか、慰めにもなったし、仲間意識も持てた。
同時に、リハビリ期間は耐えて頑張るしかないよね…とも思えて…
本当に読んでよかったです。
現在闘病中の人の思考パターンによっては、前半も慰めになると思いますし、孤独感を癒やしてくれることと思います。
ちょうど、水泳の池江璃花子選手(移植からたった1年でプロ復帰+オリンピック出場)の尋常ではない努力の様子などが本になって欲しいと思っていたので、「そして歩き出す。白血病とサッカーと僕の日常」を読めて良かったです。池江選手のことはなお読みたくなりましたよ。
私は実は、アルビレックスには思い出が! 初のプロサッカー試合観戦は、アルビレックス新潟だったのです。なので、勝手に親近感が増していました。(サッカーはあまり詳しくないので、アルビレックスくらいしか知らないのです…… 生で観戦したのは、この1試合だけかもしれません。)何という奇遇。
私にとっては、この本の後半がとても励みになりました。
闘病中の方やそのご家族や友人、同級生やスポーツチームのメンバー、興味がある人、しいては病気ひとつしたことがない人まで、多くの方々を勇気づける作品だと思います。
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