全日本フィギュア
うわぁ……!!!!!
いる!!あそこに!数十メートル先に!!!
埼玉スーパーアリーナに着いた。全日本フィギュアを見に。
午後の初めに着いたけれど、もうこんなに並んでるんだと驚いた。私も並びたかったけど、お昼ご飯を食べていなかったから急いで食べることに。本当に幸い、近くのコンビニでイートインスペースが広くあったので、そこでお昼ご飯。窓から見える行列を見ていると、私も早く行かねばと焦りが募る。旅行では野菜不足になりがちなので、パスタサラダを食べた。
並ぶ。寒いぞ寒いと家族に言われ続け、防寒をし過ぎた。だから寒くはない、全然平気。
新幹線内、東京駅にいる時はむしろ暑かった。
そしていよいよ、会場に入れるというところまで。
この日の為にマイナンバーを申請し(本人確認のため)、間に合うだろうかと心配になりながらも届いた。だがそんな不安も全て杞憂になった。
…ほ、本人確認しないの?!手間が減るから良いんだけど、、良いんだけど、やらないのね、と心の中で呟いた。
自分の席に着く前に、念のためトイレへ。
ここは混むからちゃんとトイレは行くべきだって言ってたからね。女子トイレは異常なほど並ぶ、とか聞いてたけど全然大丈夫じゃん(この時は)。2メートルくらい並んでた。
(ちなみに混雑時は10メートルくらい並んでた)
そして、やっと席に向かう。
ん、まさかこの音楽…。
羽生結弦のフリーの音楽やん!!!
ということは、今練習してるんだ!!!?(この練習時間には出場選手の曲が流れる為)
と、思って、急いで扉へいく。
私の席はすぐそこだったけど、競技中は入っちゃいけないから音楽が終わるまで扉で待っていた。
と思っていたら、スタッフが「ここを通る人がいるので通路は空けてください」と言ったので、どうやら同じく扉に居た人たちは自席に向かう為待っているのではなく、違うゾーンの席だけど近くで見たいから来てる人、だったかも。だから別に待っていなくても、自分の席に行っても良かったのかな。
それでも、扉からでも十分良かった。いやややぁあ、凄いなぁ。あそこにいるんだ、しかも動いてる。
本当に信じられないことが起きた時、人間って返って冷静になってしまうみたいな例を聞いたことがあるんだけど(例えば火事が起きてるのに焦らないで大丈夫だろうと思ってしまう感じ?)、本当にそれがその時の感情だった。
自分の目に映っている出来事が、ただスマホで見てる画面が遠くにあるみたいで、どうも感動やらそういう感情が出てこなくて、ただ、ああいるんだ…としか思えなかった。
羽生くんもいるし、鍵山くんも宇野くんもいるわぁ…、ていうか視力落ちたな…、顔が見えない…ぼやける……と思いながら見ていた。
まず初めに、男子フリーの前はペア。今回は1組だけで、その分、周りの皆の演技を見る集中力が凄かった。
あと、これができなきゃペアじゃないけど、やっぱり息が合ってて凄いなぁと思った。
ジャリ、テレビでは聞こえない氷を滑る音が聞こえてくる。
どこかの誰かが、「フィギュアスケートはぜひ生で見てほしい。テレビでは聞こえない、氷の滑る音が聞こえてくるから」という言葉を言っていたのが頭に甦る。今回生で見に行こうと思ったきっかけも、この言葉が大きい。生で見たら、どんな感動を受けるだろうか、どんな雰囲気なんだろうか。
結果、私が思ったのは、選手も同じ人間なんだなということ。笑
テレビからだと、選手たちはどこか別次元の人に見えてくる。けれど今回、演技前に心を落ち着ける動作だったり、リンクに入る前の動きを見ていたら、同じ人間なんだなと、どこか親近感が湧いた。
…でも確かに、ネットで言われてるように羽生くんはスタイルが良かったなぁ。足が長さが異常だったし、顔が小さすぎた。
男子フリー、一体どこから話したらいいんだろう。
ジャンプを見てもこれがルッツだ、ループだ、なんて見分けもつかない私が話すのはちょっと自信がない。それに、去年から好きになったホイホイだから深い核心をついた感想でも言えるのだろうか。笑
うーん、とりあえず、「すご!!!!!」と思った選手の演技の感想を話すことにしよう。
まず初め、第3グループの一人目、大島光翔くん。
力強さ、ダイナミックさに心奪われました。いつも最後の方の人しか見てないから、こうして満遍なく多くの演技が見れて、今まで知らなかったけど素敵な選手を見つけられた。
また、この選手の演技を見てみたいと思う。
そして次は、佐藤駿くん!!!
生で見たら、もう虜になってしまった。というかもう応援したくなるような、そんな努力が演技からすごく伝わってくる。いや、そんなことを言う前にジャンプが綺麗すぎる!!!こんなに綺麗なジャンプ、佐藤駿くんと羽生くんだけだったと思う(だけは語弊があるが個人的に)。
初めの2つのジャンプは、私だったら出来栄え点は文句なしの満点でとにかく綺麗すぎる(何の知識もないので実際分かりませんが)。そこに一本の線が見えたように感じた。
……そして途中、なんと転んでしまった…!!
でもそれでも、諦めずにふんばる姿がもう、勇気もらいまくりだよね。最後、※キスアンドクライですごく肩が痛そうにしてたけど、演技中は全くそんな素振りはなくて、えっ、肩痛めてたの?!とそこで知った。
本当に、本人の気持ちって第三者は絶対分からないし、分からないけど、なんとなく駿くんはちょっとだけ自信がないようにいつも見えて、それは多分、周りの人のレベルが高いからなのかな、ただの考察でしかないけど、そうだとしたら、いつか自信満々の演技を見てみたいなと思う。絶対凄い。
※キスアンドクライ…競技後、選手とコーチが採点結果の発表を待つための場所。(一部Wikipedia引用)
次!!友野一樹くん!!!!!!!
初めか中間辺りでジャンプの失敗があったけれど、私が一番感動したのは最後のステップ。
急に強さが増して、ぐんぐんとスピードが伸びていく、ジェットコースターみたいな迫力があった。これはもう心打たれたね。以後、彼の演技を見ないわけにはいかない。笑
あとは田中刑事くん。ジャンプは調子悪かったけど、刑事くんだけが出せるあの力強さに目を惹かれた。カリスマ性っていうのかな、なんか演技見たい!といつも思わせてくれる。
そう!次!!三浦佳生くん!!!!
お、同じ高校生なんだ…と思うほど演技凄い。度胸が凄い。なのにTwitterはちゃんと高校生らしい言葉遣いで親近感を感じてしまう。これはファン作っちゃうよね。色んな記憶がぐちゃ混ぜになってて定かではないんだけど、三浦くんは確かジャンプめっちゃ綺麗だったし、ステップもすごく好きだった。強さがあって。
さっきから力強いしか言ってないけど、ただの自分の好みのステップが力強いものなだけかな。力強いって言い換えできる言葉が思いつかないから、結局何度も使うことになって段々うざったらしく聞こえるね。笑
そして次の人も、おお、高校生なんだ…精神力からもう大人だし演技も…という、鍵山優真くん!!!!!ジャンプ全部成功させてて凄かった。鍵山くんのジャンプって、いつも安定してるから全然ヒヤヒヤしない。
しかも、演技後のキスアンドクライで泣いてたんです。鍵山くんって演技後に泣いた姿を見せたことあんまないと思うんだけど、初めて見たその姿に関係ない私ももらい泣きしそうだった。しかも鍵山くんがジャンプを成功させると、コーチでもあるお父さんが台を叩いて喜んで、その関係性に…涙。
(確かお父さんは松葉杖っぽいのを使っていて、両手で拍手できなかったから台を片手代わりに拍手していたんだろう。)
次!…と言いたいところだが眠い!笑
今ホテルで、毎日noteのために頑張って書いています。
では鍵山くんの次、宇野くん。表現力が凄いとよく聞いたけれど、生で見てその意味がよくわかった。とにかく滑らか。ステップのひとつひとつで、肩や顔の動きが一つの凹凸もなく滑っていた。あれは意識的なのだろうか、それとも天性の才能で無意識にああして動かしているのだろうか。前者ならば、意識してあそこまで細やかに表現できるのが凄すぎるし、後者ならただただ天才という他ない。でも多分、宇野くんって天然なイメージだから後者が強そう。いや、でも宇野くんってストイックな一面もあるから前者かもしれない。いや違う、これはきっと片方ではなく両方、ハイブリッドなんだろうな。多分。
最後に!!最終滑走の羽生くん!
よく羽生くんの演技になると、解説者が「空気が一気に緊張感に包まれました」と言うけれど、まさに、それです。皆が一気に息を止めて、音楽が始まるのを待っている。中には羽生くんと同じように緊張している人も、純粋に演技を心待ちにしている人もいる。多分、羽生くんのファンは緊張で胸がはち切れそうだっただろう。というのも、今回はただの演技じゃない。まだ誰も挑戦したことがない、「4回転アクセル」を飛ぶからだ。
私も始める前、神様にお祈りした。「もし羽生くんの努力が神様も驚くくらいのものならば、どうか成功できるようにしてください」と。
結果、成功とはならず…。どうやら回転不足だったらしい。
見た感じとして、トリプルアクセルから1回転半増えたのに大差があるように見えなかった。確かに回転速度は上がったと見て分かるけど、そんなに上がっただろうか?と思うほど。本当にそう見えるくらい、余裕があった。
もうあとは言うまでもない。怪我なんて思わせないくらい、完璧なジャンプ。情熱のこもったステップ。これを見て心を動かされない人がいるだろうか。もう、感動を超えて無心で見ていた。…すご、しか頭に出てこなかった。あの時の私は、凄いしか言えない知能へ落ちてしまった。
ここまで長く書いたのはこれが初めてだ。
そしてあと1分で次の日になってしまうので、ここで終わりとしよう。
では!
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