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旅行といえば、どこか遠くに行かないといけないと思っていた。でも私にとって、遠出することは怖いのだ。自分の家から遠ざかってしまうほど、帰りの電車に間に合うだろうかという不安が膨らむから。私はどちらかというと冒険的な方ではないようだ。
ある時思い立って、電車で数駅のところまで出かけてみた。数駅とは言えども自分の地域と違うところも多くて、その新鮮さがまるで隣県に旅行しているみたいだと思った。そこから、別に何時間もかけて遠出しなくても、近くに出かけるだけで十分楽しいんだと思えた。
まさにこれも時代に合った日々の楽しみ方だと思う。今は遠出をすることが躊躇われるからこそ、地元の良さを改めて感じられる良い機会なのだ。正直、私は地元は楽しいイベントも何一つない田舎だと思っていた。けど、地元を自転車でぐるぐる巡ってみたり、ちょっとしたイベントに参加する中で思ったのは、自分が思っていたよりも遥かに街が活気に溢れていたということ。特にイベントに参加した時、見えない繋がりがいくつもあって、こんなに暖かい場所だったんだと改めて思った。あとはあらゆる場所を巡っていて、Googleマップにも載っていないような店に入った時、地元ならではの暖かさをまた感じた。思っていたよりも地元は満ち溢れていた。

遠くにある素晴らしいものを見る前に、近くにあるものの価値を悟ることが重要なんだと思う。そして自分がどれほど恵まれているのか、いつも思い出し、感謝して日々過ごせたらいいな。




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