強力な抗酸化作用のある野菜とは

気温も上昇し、過ごしやすい初夏になりました。店頭ではそろそろナスが並び始めます。高知県はナスの生産量が日本一。地産地消市場などでは、たくさん入った袋が破格で売られる時期になります。我が家はナス料理が人気なため、夏は毎日といっていいほど、料理の中にナスを組み込みます。ナスは様々な料理に活用できる万能な野菜。そんなナスの栄養について今日はご紹介します。

ナスの驚くべき効果

ナスには整腸作用があります。便秘予防や改善にもなるため、便秘で悩んでいる人には救世主。また、血糖値の上昇を緩やかにしたり、血中コレステロール値を低下させる働きがあるため、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病の予防になります。更にカリウムも多く含むため、高血圧にも良い食材です。

ポリフェノールの一種『ナスニン』の実力

ナスのあの紫色の皮には抗酸化作用のある『ナスニン』が含まれています。ナスニンはポリフェノールの一種。動脈硬化や老化の予防になります。また、目や肝臓の働きを良くする効果もあるそうです。そんなたくさんの良い栄養をもつナスを、どのようにとれば良いのでしょうか。実はナスニンは油で調理することにより、カラダに吸収されやすくなるのです。

吸い過ぎる油を調整する方法

ナスはそのままを油で炒めようとすると、とにかく油を吸います。逆にカラダに悪いのでは?と思う人もいるでしょう。全ての油が悪いとは言い切れませんが、あまり使い過ぎるのは確かに良くありません。

吸い過ぎる油対策として、ナスを油と絡める前に、レンチンしておくことをオススメします。我が家ではナスの料理をする際、レンジモードにある『葉物モード』的なボタンを押します。『根菜モード』になると、やり過ぎ感が出るため、葉物モードを選択。そうすると、少ししんなりして良い感じになります。そのレンチンしたナスを油を敷いたフライパンでサッと炒めるといった感じです。油の量は通常の野菜炒めくらいの量で全然問題ありません。既にある程度の熱が入っているため、料理もすぐに出来上がります。

ナスの皮がポイント

ナスは栄養価が高い野菜であることが分かっています。しかし、栄養のある部分はあの紫の皮の部分。できる限り、皮ごと食す料理にしたいものです。また、ナスニンは水に溶けやすいため、洗う場合はサッと流す程度で良いと思います。昔のナスと比べて最近のナスはアクも少ないため、長時間水に浸す必要はないと考えています。ナスを食べる場合は汁ごと食べられる料理がオススメです。

今日はこれからが旬のナスについてご紹介しました。次回、オススメのナス料理をご紹介します。非常にカンタンで誰でも作れるナス料理です。大学生の我が子もサッと作ってしまえるほどなので、よろしければまた覗いてみて下さいね。


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