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手紙を書くことがもたらす効果
noteを始めてから、前よりも真剣に文章を書く機会が増えた。慣性の法則は作文の習慣にも当てはまるようで、この週末はnoteを更新しないでちょっと気合の入った手紙を2通書くことができた。
一通目は近日誕生日と付き合って丸9年の記念日を迎える恋人への祝福と感謝の手紙、二通目は恩師に宛てた大学での研究や就職先を報告する、これも感謝の手紙だ。
特に後者の手紙はずっと書かなければと思っており、しかし腰を据えて真剣に感謝を伝える文を書くのは大変だぞということで先延ばしになっていた。下書きと推敲を繰り返し、自分が伝えたい感謝の気持ちを書き記すことができて、何か一歩前に進めたような気分である。
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文章を書く行為には、思考や記憶を丁寧に整理する作用があるのだと思う。
約1ヶ月noteで日記を書くことを継続することで、ごちゃごちゃに詰め込まれた玩具箱みたいだった心の中が、少し整頓されたような感覚がある。
そして、不特定多数に読まれているかも読まれていないかも知れないnoteと違い、特定の誰かに宛てた手紙を書くために言葉を紡ぐことはとても大きなエネルギーを要するようだ。誰かへの思いは、一般的な事象や自分の経験に関する記憶よりも、心の奥深くにしまわれているものなのかもしれない。
そう考えると(論理の飛躍もいいところだが)、心の整理と言葉を紡ぐ行為の関係には、忙しくて疲弊している時に他者を構っていられないとか、ひとと上手くコミニュケーションが取れないとか、そういう類の問題を解決に導くヒントが隠れているような気がしてくる。
こんなしょうもないことを考えていられるのも、noteを出来るだけ毎日書く・大切な人に手紙を書くという2つのステップを登ったからこそかもしれない。手紙を書くことは、私にどこまでも自由な思考の海をもたらしてくれそうだ。