あたたかさが重い。
やさしくされるのが苦しい。
人のあたたかさが苦しい。
こう言うと、
「自己価値が低いんだから、
自分をもっと大切にして
愛情を受け取れるようになろう!」と
思考の転換を図ろうするよね。
でも実は、事はそんな表層で
起こってない場合もあるんだと思う。
もっと根深いトラウマと絡み合ってる可能性が
あるのかもしれないと思えた。
*
昨日のSEでセラピストが提示したのは
「母親の胎内にいるときのトラウマ」。
胎児はあたたかく、守られて、
慈しまれる。大切にされてるはず。
胎児期に、両親は怒鳴る・泣き喚くのケンカばかり、
『あんたを授かっだばかりに!』と
胎児に怒りを持っていたり、
そういった背景があって
希死念慮にさいなまれたらどうだろう?
「あたたかさ」と「生命の危機」という
相反する感覚が強固に絡み合って、
胎児の体(神経)に刻まれる。
*
わたしは夫にハグしてもらうと
胸がウッ・・・と苦しくなる。
彼のやさしさが重くのしかかる。
心理的な重さではなく、「胸部の圧迫感」と、
「喉の奥がグッとしまる感覚」。
わたしを思ってしてくれてるのに苦しくて、
やさしくされてありがたいはずが
体の負担のほうが大きい。
そんな自分に不信感があった。
でも、昨日セッションで言われて、
なるほどそれなら説明がつくし
すごく納得感があった。ぼろぼろ泣いた。
やさしくされるのが苦しくて
夫と関わりたくないなんてつらすぎる・・・
でもこれは自分の感情の問題ではなかった。
「人肌のあたたかさ」に「恐怖」が結びついてただけ。
(“いただけ” と言うには酷な状況ではあるけれど)
とりあえず自分を責めないでいい。
やさしくされるのが苦しい。
人のあたたかさが苦しい。
人情の「やさしさ」と 人肌の「あたたかさ」が
つながってしまってたと気づく。
「やさしさ」には感謝できている。
「あたたかさ」が怖かったんだ。
*
純粋に『ハグされるあたたかさ』も
心地よく感じられるときがくるのかな。
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